2021年10月27日水曜日

今日のランチ(2021.10.27)

さつま芋ごはん・白身魚竜田揚げ・小松菜おひたし・芋煮汁・牛乳・ミニクレープ

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 一目見ると秋を感じる。今日のランチはそんなメニューだ。さて、それよりもどれが今日のメインか?労作で取ったサツマイモを使ったサツマイモご飯か白身魚の竜田揚げかそれとも芋煮汁か。どれをとっても今日のメインだということができる。

 

 学校に来て、自分のクラスの労作の授業を初めて持った。クラス担任は本当に楽しい。寮との違いの一番の不満は、クラス担任であってもクラスの生徒と接する時間が寮と比べると圧倒的に短い。寮はそれこそ寮担任をしていると寮生を過ごすことが仕事になる。そういえば、寝る場所も寮務室で寝ていた。学校に来ると、クラスの生徒と過ごす時間を意識して大事にしなくてはならない。授業で自分のクラスの時間を担当したとしても、授業は授業をしなくてはならないのである。となると、この労作の時間とホームルームの時間こそ、自分のクラスの生徒と真に交わる時間となるのだ。この時間は大切だ。

 

 クラスの生徒と一緒に畑を耕かした。芋の苗を植えた。水やりをした。暑い中、汗だくになりながら雑草を抜いた。いいお芋ができるように祈った。そしてお芋を掘った。そしてできたお芋を今日のランチで食した。やっぱり今日のメインはお芋ご飯だろうか。それに、芋煮汁と魚と小松菜のおひたしがついてきたのである。

 

 私は芋煮汁が大好きだ。岩船の方から国道113号線を抜け、山形の小国町の少しいたところに飯豊の道の駅がある。コロナで県外に行けなくなってからは行っていないが、そこの芋煮汁をわざわざ食べに行っていた。あそこの定食を食べると、ご飯はよそい放題である。でも今日のランチの芋煮汁は間違いなくそれ以上だ。お米も食べ放題。芋煮汁もおかわりし放題。いつも不思議に思うが、おかわり用の汁物の入っているお鍋の保温力は異常である。おかわりをしたいも煮はフーフーなしでは口の中に入れることができない。それを好きなだけ味わうことができる。なんという幸せか。

 

 クラスでできたお芋は今日のランチだけでなく、焼き芋にしてクラスで食べることができる。労作の時間にお芋を洗って、厨房にもっていけばその日の帰りには食べることができる。毎日のランチを作るだけでも大変なのに仕事を増やして申し訳ないところだが、相談したら当たり前のように引き受けてくれた。子供たちの嬉しそうに食べているシーンを想像すると楽しみでならない。こんな幸せを感じることができるのも、今日のランチを作ってくださった方たちの働きだ。心から感謝して、今日はヤバいぐらいにおなかいっぱい。

(S.M)