2020年9月30日水曜日

今日のランチ(2020.9.30)

ごはん(ふりかけ)・牛肉コロッケ・キャベツサラダ・味噌汁・牛乳・カップケーキ

0930

 

 

 

 「何ということだ」隣から低音のつぶやきが聞こえた。何事?!と、私が箸を止めたところで「悲しみの極み・・」とその声は続いた。コロッケのじゃがいもの甘味を噛みしめていた私が見たのは、一口大の食べやすいサイズにされたコロッケを床から拾い上げた悲しい目だった。「コロッケを前に焦ってしまった・・」と隣からまたぽそり。サックサクの衣に包まれたほっくほくのじゃがいも。きれいなきつね色に仕上がっていた。そりゃぁ、焦ります。早く、早く。口の中へ。噛みしめたい!逸る気持ちを抑えきれずにいたのだろう。勢い余って、コロッケが皿の外へ飛び出したそうだ。なんだか私も悲しくなった。

 

 今日のランチはコロッケ。本当にサックサクのほっくほくだった。気が付いたら、9月ももう最終日。2020年があと3か月で終わるなんて、信じられない。ぶつけどころのない思いを抱えつつ過ごしたこの数カ月。変わらず毎日の敬和生活を支えてくれたランチの存在に感謝の気持ちでいっぱいです。だからこそ、一口目のさくさくコロッケを落っことしたら悲しみの極みに陥ってしまうのでしょう。

(M.A)



2020年9月29日火曜日

今日のランチ(2020.9.29)

麻婆丼・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・杏仁豆腐

0929

 

 

 9月ももう終わり。年度として考えると折り返しの時期となりました。例年だとこの時期は就職希望の子たちが1回目の結果が出てきて、内定をもらって残り半年が余裕の人や、2つめを探して受験の準備をしている人が交錯する季節なのですが、今年は就職戦線も1ヶ月後ろ倒しとなり、これから1回目の勝負が始まります。

 何もかもが今までと違い戸惑いの中での受験となります。だからこそいつも通りのものが嬉しくなってきます。それはランチも一緒です。

 今日のメニューは麻婆丼。中華サラダとわかめスープの中華メニュー。当然のごとく仕上げは杏仁豆腐なので、満足感はハンパないです。

 

 さあ、午後も頑張ろう。不自由な日々が続くけど、それは次に繋がる力を与えてくれること。敬和のランチも次に繋がる力を与えてくれるものです。

 その力を糧に自分の進路を切り開いてほしいと思います。

 今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2020年9月28日月曜日

今日のランチ(2020.9.28)

きのこごはん・サケ塩焼・小松菜おひたし・塩ちゃんこスープ・牛乳・オレンジ

0928

 

 

 

 サケの塩焼きほど我々の中に深く浸透している食もあるまい。あまりに密着しすぎていて、その存在は空気と化しているかもしれない。家庭の食事、定食屋の王道、あるいはコンビニのおにぎりの中にまで入り込み、日本食の最大勢力であることは疑いない。

 

 一方この状況が、ある秘密組織の陰謀によって作り出されていることは知られていない。その組織は日本の中枢まではびこり巧みに宣伝をしている。あらゆるテレビドラマの中にさりげなくサケの塩焼きを登場させ、あるいは無関係の番組の中に瞬間的に映し出すサブリミナル効果を利用し購買意欲を高めている。大量のサクラを雇い、電車の中や街角でサケに関する会話を行う、スーパーの中に無関係なサケのポップや料理のチラシを置く、ゆるキャラを作成するなど枚挙に暇がない。我々は巧みに誘導され、「なんだかサケの塩焼きを食べたいな」などと思ってしまうのである。

 

 私はランチに一定周期でサケ塩焼きが登場することから疑念を持ち、長年の調査を行ううちに組織の存在に気付いた。そして世間に告発すべくこの文章を書いているが、おそらくこれを読む多くの人はフィクションであると考え、信じないだろう。そしてこう考えるのだ。「なんだか、読んでいたらサケの塩焼きがたべたくなってきたな」と。

(M²)



2020年9月25日金曜日

今日のランチ(2020.9.25)

チキンカレー・野菜サラダ・玉子スープ・牛乳・プリン

0925

 

 

知らないうちに鳥取に抜かれていた。

 

なんてこった。

新潟市のカレールウの消費量は全国2位。1位は鳥取市だ。ずっと新潟が1番だったと思っていたが、数年前から違うようだ。

 鳥取は鶏肉カレーが主流だという。総務省の家計調査を見てみると、なるほど鳥取市は鶏肉消費量が高い。

 一方、新潟市は豚肉消費量が圧倒的全国1位で、もちろん母のカレーは全部豚肉だった。

 

 私には、野球部のメンバーと食べる特別な「カレー」がある。

 そのときは、今日のランチと同じチキンカレーではあるが、モモ肉ではなく、手羽元を使う。1人あたり鶏の手羽元4個と計算して大量の肉を購入する。生徒はよく煮込んだ手羽元の肉から骨がスッと外れるのを気に入っているようだ。

 

 私は野球部の「カレーの日」にしか使わない巨大な鍋を持っていて、多いときは、その鍋を2つ使って大量のカレーを作る。続けて15年にはなるかな。

 土曜日や、秋の引退試合の時に、選手、保護者と、選手の兄弟、OB、とにかくみんなでカレーを食べるのだ。

 面白いもので、1年生はみんな食が細く、オカワリするのは3年生だけだ。しかし、その1年生も、2年後にはオカワリするようになる。食べる量の成長は、体や心の成長と比例する。成長したなぁと、うれしくなる。

 

 前日は夜中まで仕込み、当日は朝5時からカレーを追い込む。そして仕上げは食べる直前。「大変でしょう?」と保護者の方に気遣われるが、本人としては大量調理を楽しんでいる。

 今年はコロナのせいで、夏大会までの練習試合が1回しかできなかった。だからカレーをつくれたのは1回だけ。

 残念ながら秋の引退試合は中止になった。引退試合は、保護者もバッターに立ったり、全員がピッチャーしたりと、楽しいお祭りのはずだった。今年度は、もう野球部のために手羽元カレーを作れないだろうか。

 

 来年の春は、みんなで手羽元カレーを食べれるかな。

(M.I)



2020年9月24日木曜日

今日のランチ(2020.9.24)

豚キムチ丼・中華スープ・牛乳・さくらんぼヨーグルト

0924

 

 

 

 車のバックミラーを覗くと窓の内側に蜘蛛が巣を作っていました。いつの間にと思ったのですが、敬和で車に入り込まれてしまったようです。蜘蛛も車の中にいれば安全だよなあと思いましたが、いやいや、食べ物がないじゃないかと思いました。自然界では食べるために危険な世界に飛び込まなくちゃいけないんだなと思わされました。厳しい世界です。結局、朝学校で逃してあげました。あの蜘蛛は元気でいるでしょうか。この蜘蛛に卒業生のことも重ねて考えてしまいます。

 

 今日のランチは豚キムチ丼です。給食の職員の方々が作ってくださったことに感謝をして、いただきました。おいしかったです。一体全体、今までに敬和のランチを何回食べてきたのでしょうか。すっかり敬和ランチの蜘蛛の糸に絡めとられてしまっている私なのでした。

(Nm³)



2020年9月23日水曜日

今日のランチ(2020.9.23)

食パン・クリームコロッケ・野菜サラダ・ポトフ・牛乳・グレープフルーツ

0923

 

 

 

 4連休明けの今日ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。連休になってもやっぱり心配なのが新型コロナウイルスの影響ですね。テレビを見ていると、かなり多くの人たちが観光地や行楽地に出かけたようです。やっぱりストレス等が溜まりますから、どこか行きたくなりますよね。経済的にも苦しい人たちがいるのですから、生活のためにはやはり人の動きが必要です。ただ、人と交わることで広まってしまう新型コロナウイルス。2週間後に感染者が急増とならないことを祈るばかりです。みなさんも、引き続き手洗いや手指の消毒、マスク着用に心がけましょう。

 

 さて、今日のランチですが、クリームコロッケとポトフが美味しかった。コロッケは、サクサクの外側に対してトロっとしたクリーム。絶妙な組み合わせですね。幸せな気持ちになります。一方ポトフは、ジャガイモとウィンナーが美味しさのハーモニーを醸し出しています。二つの美味さで、ペコペコだったお腹も大満足です。

 美味しいものを当たり前に食べられる幸せに感謝ですね。

(S.T)



2020年9月18日金曜日

今日のランチ(2020.9.18)

ソフト麺(和風汁)・イカ天ぷら・ほうれん草胡麻和え・牛乳・ミニクレープ

0918

 

 

 

 1年生の国語総合では漢文の訓読が始まった。「転禍為福」や「尽人事待天命」などを書き下し、訓読しながら現代語訳し、そこに込められた意味を解説する。

 

 「転禍為福」なら、今のコロナ禍の中から、素晴らしいフェスティバルを作り出すことの恵みや、創造することの素晴らしさを説く。「尽人事待天命」なら、受験直前の3年生の心境をたとえに、結果がどうであれ、やりきることの大切さを説く。

 

 生徒の反応もすこぶるよく「不入虎穴、不得虎子」を書き下すと、「リスクを負わないと高いリターンは得られませんよね。」などと言ってくる。現代っ子にはそのような解釈になるようだ。

 

 「一寸光陰不可軽」フェスティバル後の〝燃え尽き症候群〟が来ているが、だらだら過ごす暇はない。敬和生よ、今を生きよ。まぶしいほど光を放つ人生の絶頂期は、しかし自覚した時はその光を失ってしまうものだから。

(S・K)



今日のランチ(2020.9.17)

ごはん(梅びしお)・鶏肉カレー焼・野菜炒め・味噌汁・牛乳・バナナ

0917

 

 

 

 最近、藤子・F・不二雄のSF短編を読んでいます。SFといっても「サイエンスフィクション」ではなくて「すこしふしぎ」の略なんだそうです。昨日読んだ話に「ミノタウロスの皿」というのがありました。

 家畜の牛と人の関係性が入れ替わっている世界に迷い込むという話です。そこでは人は食べられる存在として生きており、食べられるということに誇りを持っています。そんな人たちを理解できない主人公は反旗を翻そうと説得します。「食べられるだけのために生きるなんておかしい!」と。それに対して答えます。「それでは、なんのために生きているのか。ただ生きて、ただ死んで行くことが幸せだというのか!誰かのために死ねることこそ真の喜びだろう」と。結局相入れないで、主人公は元の世界に戻り、泣きながらステーキを食べるという話です。食べる・食べられる関係性とは、食物連鎖とはと考えさせられました。

 今日は鶏肉のカレー焼。生徒と笑いながら食べましたが、昨日の話を思い出して命の大切さを思いました。命をいただいた分、消費した分、創造的に午後も頑張ろうと思いました。

(Nm³)



2020年9月16日水曜日

今日のランチ(2020.9.16)

ごはん(ふりかけ)・サンマおかか煮・豆もやしのナムル・芋煮汁・牛乳・蒸しケーキ

0916

 

 

 

 待ってました。季節の変わり目。体調を崩しやすい方もいらっしゃるようだから、申し訳なく思うところもあるけれど、やっぱり良い。実家にはクーラーがなかった。あるのはどうしても寝られない熱帯夜に出してもらう扇風機だけ。ほんの一瞬、そよ、とでも風が吹くと「あ、風!・・・気のせい?」家族の誰かが言う。「いや、風!風!風!」誰かが反応する。命の風。

 季節の変わり目。グラデーションで、少しずつ行ったり来たりを繰り返しながら変わっていくこの感じが良い。気のせいではない確かな夜風に当たって寝るのが良い。朝、うぅぅ寒いぃぃ。とブランケットを引っ張り上げて包まるのも良い。包まってもう一度寝直す時間があるとなお良い。昔むかしに清少納言さんが感じていたのもこういうことだろうか。

 

 今日のランチは芋煮。新潟に来てから出会ったこの味。はふはふしながらいただきました。

(M.A)



2020年9月15日火曜日

今日のランチ(2020.9.15)

ごはん(ふりかけ)・春巻・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・マンゴープリン

0915

 

 

 

 今日のランチは、窓際の緑が見える席に座りました。昨日から、ご飯に関して失敗ばかりです。夕飯では、コーンスープを全てこぼしてしまい子供たちに怒られました。朝は、おにぎりを握っていたら、下に落としてしまいました。チーンって音が頭をよぎります。お昼くらい緑を見ながら、秋の風を感じながらランチを食べようと思い、窓際の席へ。お椀の下に沈むコーンを見ては、昨日が思い出され悲しくなりつつ、口に入れるとコーンの甘さに癒される。ボーと外を眺めながら杏仁豆腐を食べていると、1年生の男の子がたくさん空いている席から、私の隣をチョイスして座ってくれました。一言も会話を交わしていませんが、なんだか心地が良い空間に癒されました。よし、午後からも頑張ろう。

(K.N)



2020年9月14日月曜日

今日のランチ(2020.9.14)

青しそごはん・まぐろ竜田揚げ・キャベツサラダ・肉豆腐・牛乳・レモンソーダゼリー

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フェスティバルが終わった。

フェスティバルとは何か。

 

フェスティバルとは響きあう個性の美しさである

フェスティバルとはリレーの一体感である

フェスティバルとは職人たちの舞台である

フェスティバルとはペルソナを被り物語ることである

フェスティバルとは針と糸の仁義なき戦いである

フェスティバルとは踊り舞うカタルシスである

フェスティバルとは長い準備である

フェスティバルとは自分が主役になれる瞬間である

フェスティバルとは晴れを願う祈りの掛け算である

フェスティバルとは友情努力勝利である

フェスティバルとは喧嘩挫折敗北である

フェスティバルとは涙であり笑顔である

フェスティバルとは爆発である

フェスティバルとは、フェスティバルである

 

フェスティバルは様々な想いを乗せて、風の如く吹き抜けていった。形は違えども、確かにそれはフェスティバルであり、敬和に熱い風が吹いたのだ。本質は何か、今ここで問うことはしない。それぞれの胸の内に答えがあればいい。そして私たちはこのフェスティバルの後を生きていく。このマグロカツに代表される敬和ランチとともに。

(M²)



2020年9月11日金曜日

今日のランチ(2020.9.11) ※フェスティバルランチ

 例年ならば6月の第一週の金・土に行われる「フェスティバル」が、今年度はコロナ禍のため今日一日で実施された。準備期間が短く様々な制約の中、一回はあきらめかけたフェスティバルを、生徒の希望を酌み本部が中心となり作り上げたものである。

 

 三密を避けるための対策として、演劇・合唱は会場を分散実施した。壇上の人数を制限する。観客と演者の距離を保つ。常時換気を行う。連合全体の合唱は24名の選抜、演劇は動きのない朗読劇である。室内での作業が制限されるため、パネル、衣装、プロフィールも取りやめや縮小、代替の「アート部門」になった。

 

 休校期間中、複数回行われた職員会議と関係者会議。教師からは「生徒の成長の機会の喪失」「受け継いできたものが失われる」などの意見と「授業時間の確保が最優先」「実施することで生じるリスクはとれない」などの意見がぶつかり合った。しかし、決まった意見は「生徒の気持ちを聞こう」というものだった。

 

 今年のフェスティバルはオープンスクールの中学生はいない。PTAを中心とした保護者の観覧もない。卒業生の来校も禁止され、ゆかり会の皆さんが焼くトウモロコシも五平餅も、バザーもない。例年の来校者1000人を超えるフェスティバルはない。しかし、生徒が自ら作り上げる伝統は確実に継承された。

 

 やり終えた生徒の表情は、悔しさ、喪失感、感謝、尊敬、様々な感情が入り混じっていた。「敬和の行事は思い出作りのためにやるのではない。ぶつかり悩むことも含め、皆さんの成長の機会として行われる学びの時なのだ。」小西前校長の言葉が思い出された一日である。

(S・K)

 

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2020年9月10日木曜日

今日のランチ(2020.9.10)

炊き込みごはん・サバ照焼・ひじき煮・塩野菜スープ・牛乳・米粉タルト

0910

 

 

昨日の新潟は雷がすごかったです。ピカッと光ってから直後にドーン。かなり近いところに雷が落ちてるなと感じました。雲のなかで粒子が擦れあったときに静電気が生じて、その静電気の量が許容範囲を超えてしまうとドーンと地上に放出されます。これが雷さんです。エネルギー量は数億ボルトになるとか。そういえばピカチュウは10まんボルトの電気を放電できるんだったよなあと懐かしくなりました。いやはや、おっかない生き物、いやポケモンです。

今日のランチはサバでした。青光りしたサバを一口食べると旨さで体に電流が流れます。この旨さは10まんボルト!完全にやられてまいました。おなかに栄養をゲットして、午後も頑張ります。

(Nm³)

 



2020年9月9日水曜日

今日のランチ(2020.9.9)

ごはん(のり佃煮)・豚肉生姜焼・もやしソテー・味噌汁・牛乳・冷凍パイン

0909

 

 

 

 ジンジャーエールの「ジンジャー」が生姜を指していると知った時の衝撃。小学生のキャパを超えた領域まで何かがはみ出してきて、驚いたことを覚えている。言われてみれば、名前の半分が生姜。これで生姜が使われていないという方が驚きだ。でも案外、こういうものだ、と思い込んでしまっているものは多い。

 高校生の私のもとに、衝撃をもって飛び込んできた事実は「教師」も人間である、ということ。知ったというよりは実感したと言うべきか。それまで、教師は教師という生き物だと思い込んでいた。先生も泣くんだ、謝るんだ。先生も悩んだりするんだ。今度の驚きはガーンと衝突してくるものではなくて、じわじわ。染みわたってくるものだった。

 たくさんの生徒を前にして「ごめんなさい」と頭を下げるある教師の姿に、正直戸惑いを隠せなかった。すごい、と思った。そんな先生たちと過ごした私の高校生活は、まぁ、素敵だった。キラキラはしていないけど、素敵だった。

 

 今日のランチは生姜焼き。目の前をほくほくした顔の生徒が通り過ぎた。大事そうにごはん茶碗を抱えている。大盛りの白飯の上におかわりの生姜焼きが乗っかっていた。素敵!

(M.A)



2020年9月8日火曜日

今日のランチ(2020.9.8)

菜めし・イカカツ・ポテトサラダ・けんちん汁・牛乳・ミニ鯛焼

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 今日のランチデザートは「ミニたい焼き」。メニューもさることながらなかなかの存在感。

昔からあんこ絡みの和菓子は親しまれているけど、なぜ「鯛」なのか?多少疑問は沸く。

鯛と言えばめでたい時に食べられる魚。発売当時、全く魚の鯛とは別物でも小銭で「鯛」という名前のモノが食べられる!という意味で急にヒットしたらしい。

中身や製法が一緒でもその形に変化があり。「鯛焼き」の前は「ウサギ焼き」その前が「亀焼き」。確かにウサギや亀は個人的に食べたいとは思えない。

そういえば一昔、二昔前に「泳げ!たいやきくん」という歌が流行した。

ある意味、「泳いでいる鯛」の応援ソングとも言える。

 フェスティバルが近い。

 生徒達には「熱い鉄板に焼かれても、焼かれても、必死に泳いでいる」という歌の内容のように「たいやきくん」からのエネルギーを感じてほしい。

 「鯛」がお膳に並ぶようなおめでたい事があった日のように、鯛を頭からガブっと食し、どんなに縮小された行事でも、フェスティバル開催を喜びたい。

(A.K)



2020年9月7日月曜日

今日のランチ(2020.9.7)

スパゲッティミートソース・野菜サラダ・牛乳・フルーツゼリー

0907

 

 

 先週末、休日に登校してダンスや衣装など各部門で活動する生徒たちの様子を見ていると、ようやくフェスティバルがやって来る!という実感が湧いた。そもそも休日の準備日自体が去年よりもずっと少ないのだが、いつも部活に来るのとは違うメンツが登校し、協力しあっている様子を見ると、非日常感や特別感を肌で感じた。

 どのような仕事、学習、イベントにおいても準備段階で8割は勝負が決しているといえる。計画性と段取りと、チームワーク。準備が登山なら、本番は頂上に旗を立てることだ。どの高さまで上がれるのか、何人でたどり着くのか、どんな旗を立てるのか、華々しい一瞬のために長い長い下積みと努力が要る。そして先輩たちの登頂の背中を後輩たちが見ている。

 金曜日、フェスティバルがやって来る。登り切って、頂上からいい風景を眺めてほしい。その様子を想像しながら、山の中腹で腰を下ろし皆で食べるこのスパゲティは、格別な美味さだった。

(M²)



2020年9月4日金曜日

今日のランチ(2020.9.4)

ごはん(しそ味ひじき)・厚焼玉子・切干大根煮・ちゃんぽんスープ・牛乳・冷凍みかん

0904

 

 

昨日のレンチレポートのなぞかけはお分かりになっただろうか? 

 答え:〇〇〇=のろい、でした。

 

 

 

 始業して10日が過ぎた。新型コロナウイルス感染防止対策として、経過観察期間を設け生徒の行動を制限し、熱発者は帰宅・隔離をしながら慎重に生徒の健康観察を続けているが、概ね順調に推移していることに安堵している。生徒の、殊に寮生の利他を考えて行動できる姿に救われる日々だ。

 

 ところで、このウイルスは様々なものをあぶりだしたのではないか。私たちが頼りにし、世界でも優れていると誇りにしていた医療は、実は現場の限界を超えた献身に頼るしかないほど制度疲労しており、パンデミックでいともたやすく崩壊してしまう脆弱さだったことが分かった。

 

 強大な権力を持つ国が、この困難に直面してもなお「経済を回す」以外の策もなく、「自粛」というあいまいな表現で我々の行動を縛り、互いを監視するような雰囲気を醸成する。休業補償や給付金の前に布マスクが2枚届くという迷走ぶりは、もはやこの国が衰退期であることを思い知らされた。

 

 何よりも、恐怖や無知が生む差別がいともたやすく私たちの日常を分断していく様は、教育に携わる者として無力感にさいなまれるだけであった。感染者の家に石が投げ込まれる、誹謗中傷のビラが匿名でまかれる、県外寮生への根拠のない不安。私たちは過去から何を学んだのだろう。

 

 分断ではなく共生・共働・共育の大切さをどのように育んでいくのか。本物に触れ、互いの目を見て考えをぶつけあうことを大切な教育の柱に据える敬和では、リモートにならないような創意工夫が求められている。神はこのコロナ禍から私たちに何を学ばせようとしているのだろうか?

(S・K)



2020年9月3日木曜日

今日のランチ(2020.9.3)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・イワシフライ・切干中華和え・牛乳・ミニブッセ

0903

 

 

 地球から太陽までの距離は1億5000万キロメートルあるようです。光の速さで割ってみるとおよそ8分になります。つまり私たちは8分前の太陽を見ているというわけです。これだけ暑いと太陽を呪いたくもなります。自然界の掟で光の速さより速いものは存在しないわけですから、きっと今新潟市北区で太陽を呪ってもその呪いが太陽に届くにはだいぶ時間がかかるんだろうなと妄想しています。まったく、呪いの速さは○○○なあ…。つまらない駄洒落しか思い浮かびません。暑さでやられたようです。

 それでも食欲があるのは救いです。おいいしい時間は光速で過ぎ去っていきます。もうチャイムが鳴っています。午後も頑張ろう。

(Nm³)



2020年9月2日水曜日

今日のランチ(2020.9.2)

バターロール・ビーフシチュー・生野菜サラダ・牛乳・オレンジ

0902

 

 

 

これはにんじんのお話。

 とても自慢げだ。ぐーんと伸びた茎、その先には青々と茂る葉。その立派な茎に寄りかかるようにして立ち、こちらを見てくる。うさぎが。その隣には、これもまた同じように緑の横に立つ別のうさぎがいる。対照的にその茎は細く、背も低い。葉もなんだか頼りない。彼の表情も自信なさげである。

 だけど、実は地面の下の世界では全く逆のことが起こっていた。自信たっぷりの彼のにんじんは、はっきり言って小さい。一方で、自信なさげな彼のにんじんは豊かに育ち、育て主が収穫してくれるのを今か今かと心待ちにしている。

 

 今日のランチはビーフシチュー。数日前のエッグカレーのお話に登場したT先生の姿がすぐに頭に浮かんだ。「俺のよりあいつの皿の方が肉多くない?」でも、私の中では今日はにんじんの日。あまりスポットライトを浴びることは多くないけれど、ランチに登場する確率はかなり高い。私としては皆勤賞をあげたいくらい。

 

 結果が目に見えないと、すぐ不満に思ってしまう。焦ってしまう。なんでよ?!すぐに問い正したくなってしまう。見えないところで、何かがすくすくと育っているかもしれないのに。「なかなか上に伸びていかない時には、下に伸びているのよ」うさぎが私に諭してくる。

(M.A)



2020年9月1日火曜日

今日のランチ(2020.9.1)

わかめごはん・サケ香草焼・茎わかめのサラダ・肉じゃが・牛乳・ヨーグルト

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 今日から9月です。その割には、まったく涼しくなりません。こんなに気候変動が目に見えてわかると、いろいろなことが心配になります。まもなく秋を迎え収穫の時期になりますが、畑の作物は大丈夫なのでしょうか。天気が良ければよいというものではないと思います。それぞれの適した成長がありますから、日照りが続いて困る作物もあるかもしれません。あるものが希少になれば、それを求める人が群がり値段が高騰します。でも、ないものを競い合って高値で買うのなら、たくさんあるものを代用品として工夫して食べていくのもありだと思います。また、食品ロスを少なくすることも大切な消費者の行動だと思います。そんなことを考えながら、日々の食事に感謝してほしいと感じています。

 さて、今日のランチですが、一番のメニューは「肉じゃが」です。具も大きくて食べ応えがありますし、具材に味が浸み込んでいて最高です。ごはんにピッタリ。思わずもっとたくさん食べたくなりましたが、様々なことを考えて止めておきました。おいしいランチが食べられることに感謝です。

(S.T)