2019年10月31日木曜日

今日のランチ(2019.10.31)

チキンライス・野菜サラダ・クリームスープ・牛乳・マスカットゼリー

1031

 

 

 今日はハロウィンです。皆さんはお菓子を準備しましたか?もらう準備はできていますか?「トリック オア トリート」(お菓子をくれないとイタズラするぞ)、「ハッピー ハロウィン」(良いハロウィンを)の言葉でお菓子を交換しましょう。

 

 私はイベントが好きです。性格からなのか、見た目なのか、私にあまりそういうイメージがないようですが、誕生日にはケーキを食べて、七夕には短冊にお願い事を書いて、クリスマスにはプレゼントを用意して。当然、ハロウィンも楽しみます。去年はかぼちゃ料理をいくつか作って、苦手なお菓子作りにもチャレンジしました。

 特に盛大に何かするわけでもないのに、なぜイベントが好きなのか。それは私の家族の影響だと思います。節分の豆まき、ひな祭り、七夕、誕生日、クリスマス。それぞれ何かの形でイベントを楽しみます。母が料理上手なので、誕生日に好きなものを作ってもらったり、ひな祭りには散らし寿司を作ってくれたり。いつも美味しいご飯ですが、イベントごとの料理はさらに美味しく感じます。

 

 学生時代は2年間の寮生活、もう2年は一人暮らしをしていました。関東にいたので去年の今頃は大学の友人に渋谷のハロウィンに誘われましたが、断った記憶があります。もともと人混みが好きではないというのも理由のひとつですが、私は家族とやっていたように、「ささやかだけど、いつもと違う特別感」を味わいたいというのが主な理由です。このちょっとした特別がイベントの楽しみだと思います。今年は前日からお菓子を用意しました。後は夕ご飯の準備のみです。皆さんは1年間で数あるイベントをどう楽しんでいますか?大切にしていることはありますか?機会があれば教えてください。

 

 パラパラに作るのが難しいチキンライス。お肉もマッシュルームもコロコロと。おかずが少ない分、ご飯がとても美味しく感じました。ご馳走さまでした。

(I.Y)



2019年10月30日水曜日

今日のランチ(2019.10.30)

さつま芋ごはん・サンマ竜田揚げ・小松菜おひたし・一口おでん・牛乳・ミニクレープ

1030

 

 

 「ほらね、ゆったやろ?お留守番しとったら良いことあるけんって。」優しいまなざしで、女の子が年の離れた小さな妹に話しかけた。声をかけられた4歳の妹は照れくさそうに笑った。姉と妹は、畝の脇に並んでしゃがみこんで、目の前の真っ黒な土の中から一体何が現れるんだろう、とわくわくしていた。ほんの数分前まで、友だちのところへ遊びに行こうとするもう一人の姉に自分もついて行く、と泣いてきかなかったのに。近所のおばちゃんに芋ほりに誘われたから、もう元気いっぱいだった。幼虫に驚いたり、爪の中にまで入り込んだ土がとれなくて泣きべそをかいたりしながらも、しっかり働いた。積まれていく秋の恵みの山にほくほく。「おばちゃんにちゃんと、ありがとうって言わないかんよ?」しっかりした姉がもう一言。

 今日のランチはさつまいもごはん。私自身の「はじめての芋ほり」は記憶に残っていない。泣き喚いたおかげで経験することとなった「はじめての芋ほり」を彼女は今でも覚えているだろうか。そんな彼女も大学生になっているはず。あの頃、どうしても「たまげに」としか言えなかった「たまねぎ」。言えるようになったかな。

(M.A)



2019年10月29日火曜日

今日のランチ(2019.10.29)

沖縄もずく丼・ナムルサラダ・中華スープ・牛乳・杏仁豆腐

1029

 

 

 最近,スターウォーズシリーズを見始めました。見始めて,気づいたことがあります。それは,食事シーンがあまりないなということです。(ジブリ作品には,多くあるようですね。)当然といえば当然ですが,食べ物をメインにした映画ではないのでシーンとして必要がない気もします。食事をするという行為について考えると,それは「生きている」ということだと思います。リアリティを想起させられます。その観点で言えば,ジェダイにリアリティは不要なのかもしれません。さらに,共に食事をするということは共に「生きている」ということのように思います。今話題のジョーカーの冒頭でも親子で食事をするシーンがあったことを思い出します。敬和では生徒と教員が同じ空間で同じ時にランチをいただきます。こういった学校は少ないのではないでしょうか。生徒が「生きている」場面を多く目にすることで授業中やランチ以外の場面での対応も変わってくるのかも知れませんし,それが敬和の良さなのだと思います。

 そんな当たり前な大事な時間のランチ,今日のメインは沖縄もずく丼です。デザートの杏仁豆腐も魅力的です。急な寒さで眠かったり,疲れている生徒もたくさんいるようです。ここ一週間で声楽部・器学部はコンサートもありますし,しっかりと体調管理をできるといいですね。もずくの力で午後も乗り切りましょう。もずくの力と共にあらんことを。

(Nm²)



2019年10月28日月曜日

今日のランチ(2019.10.28)

ワカメごはん・イカカツ・ポテトサラダ・味噌汁・牛乳・ブッセ

1028

 

 

 イカは宇宙を感じる食材だ。流線型の美しい、滑らかなフォルムは未来的であり、宇宙船を連想させる。それでいて高い知能とたくさんの足、優雅な泳ぎ方は宇宙人のよう。君たちはいったいどこから来たんだい。そう尋ねたくなるほどその種類は千差万別。何年か昔に流行った科学者が予想する未来の本に、人類が滅び去った後、地球の主役となる知的生命体はイカの進化系であると書いてあった。今はあっけなくカツになり、四角くカットされ、おいしく食べられている未来の支配者たち。ポテトサラダと相性抜群なそれを食べながら、ブレイクスルーを目撃することはないのだな、と少し寂しく感じた。

(M²)



2019年10月25日金曜日

今日のランチ(2019.10.25)

ドライカレー・コンソメスープ・牛乳・フルーツヨーグルト

1025

 

 

 霜降を過ぎ、朝晩の冷え込みが随分厳しくなった。今日は大好物のドライカレーのため、生徒の熱気でランチホールは暖かいのだが、教室では少しずつカーディガンや、ベストの着用が増えてきた。正面玄関脇の欅の木も色付き、労作は「芋掘り」を終え「落ち葉掃き」がメインとなる。敬和は晩秋の装いである。

 

 今週水曜日、かねてから治療中だった左手を手術した。腱鞘炎の一種で難しい横文字の病名が付いている。安静が一番だというが、仕事をしているとそうもいかない。治りが遅く、原因部位を「切る」選択となった。切ってみれば、炎症の原因であった脂肪の固まりが見つかり、「切る」以上の「切除」となった。

 

 右手一本の生活は不便だ。食事は箸を置き、器を持つ。また箸を持つ、の繰り返し。入浴も苦労する。手術部位を濡らさぬ用ビニールをする。右手一本で全身を洗う。何とかこなすが、どうしても洗えないとこるがあることに気が付いた。……右手である。当たり前の話だが、改めて左手の存在のありがたさに感謝している。

 

 人は一人では生きていけない、と生徒によく話をする。しかし、今の自分があるのは自分の努力のお陰と、いつしか慢心してしまいがちだ。右手一本では右手は洗えない。自分もそうなのだ。他者の存在があったからこそ、こうして生かされている。望みどおりにならない人生にこそ、神様は栄光をお示しになり、私たちの蒙を啓いてくださる。

(S・K)



2019年10月24日木曜日

今日のランチ(2019.10.24)

ごはん(のり佃煮)・サケ照焼・切干大根煮・坦々スープ・牛乳・蒸しケーキ

1024

 

 

 ジブリ作品の見所はたくさんありますが、その中のひとつ、「食べるシーン」については以前書かせていただきました。今日は「作品のキャッチコピー」について書こうと思います。

 

 私は「作品のキャッチコピー」はジブリ作品になくてはならないもののひとつだと思います。これは、どの作品にもだいたいつけられているもので、例えば「もののけ姫」では「生きろ。」がキャッチコピーです。似たようなキャッチコピーで言うと「風立ちぬ」では「生きねば。」があります。どちらも似たような感じがしますが、作品はまったく違うもので、作品の雰囲気も180度違います。「となりのトトロ」にもキャッチコピーがあります。「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。」この曖昧な感じがトトロという謎の生き物の存在の想像をかき立てられます。ちょっと笑えるのが「平成狸合戦 ぽんぽこ」の「タヌキだってがんばってるんだよォ」です。作品を観た後にこれを読むと、うんうん、そうだよね、いろいろあったよね、と思えます。

 

 キャッチコピーを見ただけで面白そう、観てみたいと思えるものもありますが、よくわからない、というようなものもあります。でも「ちょっと気になるから手に取ってしまう」のがジブリ作品のキャッチコピーの面白さです。作品自体は知っていたけどキャッチコピーがついていることを知らなかったものも多いです。この内容を書く際に調べましたが、中には複数のキャッチコピーがついている作品もあるようです。

 作品を観て、内容を知っているからこそキャッチコピーの面白さに気づける、また新しいジブリ作品の楽しみ方ができそうです。

 

 今日のランチではサケの照焼がありました。これまでに何度も食べてきた魚料理ですが、今日は一段とご飯が進むメニューでした。生徒と食べることで毎日いろいろなランチの楽しみ方ができます。ランチの感想も聞けます。今日は一段とお米が美味しかったそうです。私も多めのご飯をいただきました。ご馳走さまでした。

(I.Y)



2019年10月23日水曜日

今日のランチ(2019.10.23)

キムタクごはん・ブロッコリーサラダ・野菜スープ・牛乳・プリン

1023

 

 

 最近思うことがあります。生徒たちは先生のことをよく見ているなと。普段と違うネクタイをしていると必ず声をかけてくれます。「先生、いつもと違うネクタイですね。先生は青のイメージなので新鮮ですね。」一言添えてコメントをいただきます。よく見てるなあと思います。私は毎日朝晩と体重を量っていますので少しの変化にも敏感です。昨日の夜食べ過ぎて、いつもより1kg多いなという日はワイシャツがいつもよりきつめな感じがします。学校に行くと「先生、少し太りましたね。顔が丸くなりましたよ。」気付かれたくないところに気付かれたなという気持ちと自分では自覚していなかった顔のことまで指摘されて少し落ち込みます。本当によく見ているなあと思います。

 

 キムタクごはんって何だろう。敬和に来たときに思っていました。今はあの人気メニューだと分かり、献立表を見てテンションがあがります。食べ過ぎました。きっと明日生徒に言われると思います。

(S.KⅡ)



2019年10月21日月曜日

今日のランチ(2019.10.21)

雑穀ごはん・豚肉味噌漬け焼・アスパラソテー・味噌汁・牛乳・みかん

 1021

 

 

 豚肉を箸でつまみ、しげしげと眺めた。いつだって食の中心に躍り出るお前が、なぜこのように味噌に絡められ焼かれることになったのか。そこにどんな葛藤と、歴史があるのか。心の中で問うが、豚肉は沈黙している。赤茶の姿をただ横たえている。それを口に運ぶと、凝縮した香ばしさと旨味が口の中ではじけた。そうか、お前は1つの答えを出し、誇りに思っているのだな。

 ごはんを口に運ぶ。雑穀である。白米には無い逞しさや野性味を感じる。味噌汁をすすった。これはまた、もやしとねぎが安心感を与えてくれる、嬉しくなる一品であった。

 最後に、みかんを頂いた。このみかんは、未完である。まだ青みがあり、この先に円熟を控える中で出番が来た。皮をむいて口に入れる。その味は、熟したみかんには無い酸味と爽やかな瑞々しさがあった。未完であるゆえの勢い、若さのエネルギー、それは完成された大人には無い若者の魅力とどこか似ている。

(M²)



2019年10月18日金曜日

今日のランチ(2019.10.18)

そぼろビビンバ丼・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・ヨーグルト

1018

 

 

 台風19号の被害で今なお苦しみの中にある方々のために祈ります。

 

 先週末、本校9回生の訃報を頂き、お通夜に参列した。卒業後も長く敬和をお支え下さり、同窓会長や理事、学園の評議員もお勤めになった方だった。多くの同窓生をつなぎ、特に草創期の卒業生と、若い卒業生の橋渡し役を買って出てくださった。400名以上入る会場は供花で埋め尽くされ、ご焼香の列は途切れることなく、故人の生前の人徳が偲ばれた。

 

 明けて体育の日。卒業生同士の結婚式にお招き頂いた。若い二人の門出に、それぞれの回生の友人たちが多く招かれ、旧交を温める姿があちこちで見られた。学生時代は紆余曲折いろいろあった二人だが、社会の厳しさと優しさに育てられ、自立した一個人として自信が漲っていた。式の終わり、自らの社会的責任を語った後、周囲への感謝を謙虚に述べた挨拶には、在校時の面影はなく大きく見えた。

 

 私たち敬和の教育は「破れ」だらけである。一人ひとりを大切にする、と宣言しておきながら、向き合おうとする生徒から疎まれ顔を背けられることがある。中々言葉が刺さらない生徒に、冷静さを失うこともある。生徒を真ん中に置き、学校と保護者の両輪でと思いながら、保護者の皆様からのお叱りを頂くことも少なくない。自らの無力さに情けなく思ったことは幾度か知れない。

 

 この週末にあった弔慶二つの出来事は、私たち敬和の教育が有限であることを教えてくれる。人格形成には長い時間を必要とするが、私たちに与えられたのは僅か3年間しかない。この短い時間に全身をかけて耕し、種をまくことしか許されていない。育て収穫するのは社会である。そのことに気付かせてくださった、それぞれの卒業生に感謝する週末であった。

(S・K)



2019年10月17日木曜日

今日のランチ(2019.10.17)

菜めし・赤魚照焼・もやしソテー・芋煮汁・牛乳・ワッフル

1017

 

 

 先日、「海がきこえる」というジブリ作品を観ました。この作品は地元である高知から出て東京の大学に通う杜崎拓が主人公です。高校の同窓会に参加するため、高知に向かう飛行機の中で高校時代のことを思い出すというお話です。自分でも気づかないうちに思いを寄せていた転校生の武藤里伽子。その自由奔放な性格から周りも自分も振り回されますが、里伽子を思うがゆえにかけた言葉で逆に里伽子を傷つけてしまいます。どこの大学を受けたのかも風の噂でしか知らない、里伽子ともっといろいろな話をしてみたかったと後悔する杜崎ですが、ある日ホームで電車を待っていると、見知った顔の女性が向かいのホームで同じく電車を待っています。その女性とは里伽子で、「自分は本当に好きだった」と改めて思い、話が終結します。

 ジブリ作品では珍しいとされているこの作品は、誰もが起こりうる「すれ違いの歯がゆさ」が色濃く描かれており、登場人物の恋愛のみのお話です。ジブリ好きの私でも観たことのない作品はまだまだあります。理由は「古い作品だから」「コンセプトがわからない」「監督が知らない人だから」などの理由です。「海がきこえる」も同じように避けてきた作品です。「海がきこえる」という素敵なタイトルの作品を今まで観なかったことに少し後悔していますが、また良い作品に出会えました。観ようと思ったきっかけは、最近また、映画を観ることが楽しくなったからです。ほんの少しのきっかけで面白さに気づけたり、新しい発見をすることができます。

 

 敬和でもお昼になって友愛館に行くといろいろな発見があります。普段一緒にいないけどランチを一緒に食べるグループや先生方とお喋りしながら食べる人、牛乳を2~3本飲んでいる人、必ずご飯や汁物をおかわりする人、おかわりがもうないと残念そうな顔をする人。敬和のランチは生徒のいろいろな一面を見せてくれます。私はランチの汁物が大好きです。今日の芋煮汁も美味しくいただきました。ご馳走さまでした。

(I.Y)



2019年10月16日水曜日

今日のランチ(2019.10.16)

食パン・クリームコロッケ・グリーンサラダ・スープ・牛乳・フルーチェ

1016

 

 

 先日、陸上の記録会がありました。選手2名の引率でビッグスワンに行きました。まずは受付を済ませるために受付場所へ向かいます。到着し、手続きを済ませようとしたところ「一般の方はあちらです。」と言われてしまいました。「私は出ません。高校生の引率です。」選手と間違われてしまいました。

 天候も悪く、テストあけだったこともあり、納得のいく結果とはいきませんでしたが、課題は多く見つかりました。今回、他の選手を見ている中で印象的だったのは体の大きさでした。上位に入る選手たちは体が大きく、走りもダイナミックでした。高校生段階での体作りは自分自身の努力だけでは限界があります。家庭をはじめとする周りの人や環境のサポートが必要不可欠です。

 部活動をしている人たちにとっては、敬和ランチはありがたい存在です。カロリーは少し高いようですが、運動量の多い生徒にとってはちょうど良いですし、栄養のバランスもばっちりです。おかわりもできます。

 部活動を通して前に比べて一回り大きくなった生徒がいる中で、動いた分だけ痩せてしまう生徒もいます。敬和のランチを体を作るという意識で食べていくと少しずつ体は大きくなっていくと思います。私は無意識で食べても少しずつ大きくなっています。

 今日のランチも美味しかったです。ご馳走様でした。

(S.KⅡ)



2019年10月15日火曜日

今日のランチ(2019.10.15)

ごはん(梅びしお)・鶏肉香草焼・野菜炒め・味噌汁・牛乳・梨

1015

 

 

 台風が過ぎ去って今週が始まりました。朝の礼拝では,台風の被害の中にある人のためにお祈りがささげられました。敬和学園では正面の入り口にあるポプラの木が倒れてしまいました。倒れてしまったからといってポプラの木が無駄になったのではなく,薪にしたり,他の動植物の住処になったり,土の栄養分になったり,すべての物事には意味があるなと感じさせられました。

 さて,今日のランチには梨がでました。私は,よく梨と林檎を比較してしまいます。昔は,林檎の方が断然好きだったのですが,今では梨も同じようにおいしいなと思います。でも良く考えれば,自分が梨と林檎を比較していること自体に疑問を持ちます。確かに形は似ていますが,別々の果物です。林檎は林檎の梨は梨の良さがありそうです。ちなみに,どちらも秋の季語ではあります。梨は夏,林檎は冬のイメージが強かったので,意外でした。ちなみに,冬の林檎を表現したいときは,冬林檎という季語になります。また,青林檎は夏の季語です。季節感を感じながら日々過ごしていきたいものです。おいしいランチを食べて,午後からも頑張って参りたいと思います。

(Nm³)



2019年10月11日金曜日

今日のランチ(2019.10.11)

栗ごはん・サバ西京焼・小松菜煮浸し・けんちん汁・牛乳・ミニアップルパイ

1011

 

 

 毎週、大きな台風が近付き、不安が募る週末である。台風15号が大きな被害をもたらした千葉県に再び接近する予想もある。生徒と共に被災された方々を覚えて祈り、献金を奉げた。同時に、この週末3連休ではあるが上陸が予想される東海・関東方面へ不急不要の旅行は控えるよう、気象情報と公共交通機関の計画運休の予定を伝えながら注意喚起を行った。

 

 ここ太夫浜の地にいても、最近の気候変動を強く感じる。台風だけでなく、夏と冬の気候が厳しくなる一方、春と秋が短くなっているような気がするのだ。夜気温が下がり虫の音が響いているのに、日中は半袖のほうが過ごしやすい。新潟市内では、衣替えの時期を従来の6月と10月から、5月中旬から10月後半へ大きく変更する高校もあるようだ。

 

 この気候変動について、国連で世界の首脳に対して「よくもそんなことを」と発言したスウェーデンの16歳の女性が話題になっている。「気候のための学校ストライキ」をたった一人で始めたグレタ・トゥーンベリさんである。「あなた方は空っぽな言葉で私の夢そして子ども時代を奪った。(中略)それなのにあなた方はお金の話ばかり」とメッセージは強烈だ。

 

 その強烈さゆえ、彼女には多くのアンチが湧く。いわく「誰が彼女に資金を与えたか」という陰謀論者から、「発達の障害があるようだ、かわいそうに」という差別主義、「女・子どもは黙ってろ」というミソジニーまで。だが、彼女の行動はソーシャルメディアを通じて世界中の若者と連帯して行く。敬和生よ「3連休が台風で台無し。」と嘆くのではなく、予定変更でできた時間を気候変動学習に当ててはどうか。テストにでない問題はあちこちに転がっている。

(S・K)



2019年10月10日木曜日

今日のランチ(2019.10.10)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・シューマイ・ナムル・牛乳・フルーツゼリー

1010

 

 

 中学生のとき、給食に出てくる麺類のメニューは苦手でした。麺そのものは好きだし、麺に合わせるスープもどれも好きでしたが、食べると必ず制服にはねてしまうので苦手でした。私が「袋のまま麺を半分にして、半分ずつスープに入れて食べる」という食べ方をようやく思いついたのが去年です。去年の5月、教育実習があり母校である中学校に行きました。ほとんど学級に顔を出すことはできませんでしたが、給食の時間になるとお邪魔させてもらっていました。どうやったら大人っぽく、きれいに食べることができるかと考え、導き出した食べ方です。中学生時代にスープがはねることにビクビクしていた自分が恥ずかしいです。

 この食べ方は敬和のランチでも見かけます。しかし、豪快にすべて入れて一気に食べる人も少なくないようです。すべて入れてから、「あ、失敗した。半分にするんだった。」と後から気づく人もいるようです。一見少なそうに見える(私の主観)麺の日のメニューですが、具沢山のスープにナムル、旨味がたっぷりつまったシューマイ、さらにデザート、完食したあとは大満足で友愛館を出ることができます。今日も美味しいランチ、ご馳走さまでした。

(I.Y)



2019年10月9日水曜日

今日のランチ(2019.10.9)

ごはん(ふりかけ)・サーモン塩焼・豚汁・ほうれん草和え・牛乳・シュークリーム

1009

 

 

 今日から第三定期テストが始まりました。試験前は授業がテスト勉強の時間になることがあります。テスト勉強の時間に教室を見回すと取り組み方は様々です。

 一人で黙々と取り組む者。友人と協力して取り組む者。質問をしにくる者。友人同士話をしている者。何もしない者。話をしたり、何もしない者には取り組むように促しますが、基本的には一人一人に時間の使い方を委ねています。

 様々な時間の使い方の中で私が驚いたのは、分からなくて困っている人に教えてあげる者です。自分の時間を削ってまで人のために教えてあげる様子を見ると感心します。

 ランチの場面でも似たような場面を見かけました。牛乳をこぼしてしまった生徒がいました。それを見た周りの人は食べるのをやめ、片付けを手伝っていました。やろうと思って動いているというよりも無意識に体が動いているという印象でした。見返りを求めることなく人助けができる生徒を見ると心が温まります。

 あと2日。ランチを食べて体力回復。がんばりましょう。

(S.KⅡ)



今日のランチ(2019.10.8)

ワカメごはん・鶏肉から揚げ・チンゲン菜ソテー・味噌汁・牛乳・グレープフルーツ

1008



2019年10月7日月曜日

今日のランチ(2019.10.7)

スパゲティミートソース・イタリアンサラダ・牛乳・マフィン

1007

 

 

 かつてヨーロッパでは手づかみで食べることは当たり前であった。17世紀から18世紀にかけてパスタが流行し、四本歯のフォークが発明され、それがやがて広まるにつれ手食文化は衰退した。なので、パスタの流行初期、人々は手づかみで、路上でパスタを食べていたのだ。証拠として当時の絵も残っている。

 本日のスパゲティはもちろんフォークが付いている。マナーに詳しい人同士では、スプーンを使わないのは野蛮だ、いやそれは子どもの食べ方で本来はフォーク一本だ、などと終わることの無い論争が繰り広げられている。マナーをどこまで辿るか、源流を辿れば手づかみになってしまうし、いい塩梅を見極め、人に不快感を与えなければそれでいいのかもしれない。

 日本が近代化する際、人々は初めてヨーロッパの食器を使い、スプーンからスープをひざにこぼしたり、ナイフやフォークで口を切ったりして苦労してマナーを身につけた。一方現代は日本料理や中国料理のグローバル化で欧米人が箸を使うのは当たり前。使えるかどうか訊くことは失礼にすら値するという。文化に国境は無い。政治問題とは別に国を越えて文化は交流され、影響を与え合う。例えばコーヒーがかつての植民地アメリカからイギリス本国に逆輸入され紅茶を駆逐する勢いであるように、それはどんな弾圧も侵略も決して滅ぼすことができない。このフォーク一本に巻きついたスパゲティのように頼りなく、しかし弾力を持って太い束となりえる、魂の自由さなのである。

(M²)



2019年10月5日土曜日

今日のランチ(2019.10.5)  ※ホームカミングデー

うどん・胡麻和え・えびの天麩羅・ケーキ・牛乳

1005

 

 

 動物には帰巣本能がある。巣を出て、どこに放り出されても巣に帰ってくる。太陽、あるいは星の位置、磁気感知、視覚、嗅覚あらゆる能力を駆使して我が家へ戻るのだ。

 東京一極集中となり、あらゆる産業が首都圏に集中する。グローバル化も信じられない速度で進み、もはや日本の中だけで人生を終えることのほうが少数派かもしれない。小さな農村では人がいない、ということも少なくないだろう。広がりすぎる世界の中、敬和生はどうだろうか。校歌の歌詞にふと目をやると

 「敬和 敬和 敬和 永久の ふるさと」

私たち敬和生にとって敬和こそ帰ってくるべき永久のふるさとなのだ。と実感させられた。

 

 さて今日はホームカミングデー。故郷を巣立った敬和生たちが10年に1回永久のふるさとへ帰ってくる日。今年は8回生、18回生、28回生、38回生。それぞれが節目の年を迎える懐かしい顔ぶれだ。卒業してから変わったものもいくつかある。チャペルや創生館、友愛館が設立されたこと、校舎の塗装が新しくなったこと。冷暖房も完備された。

 変わらないものもある。人の温かさとランチの美味しさ。青春時代を過ごした仲間と担任と食べるランチ。思い出話で場が和む。

 永久のふるさとでこの凪な時間がいつまでも続きますように。

(M・H)



2019年10月4日金曜日

今日のランチ(2019.10.4)

ごはん(のり佃煮)・牛肉コロッケ・ほうれん草ソテー・石狩汁・牛乳・ミニエクレア

1004

 

 

 

 先週の修養会で夕礼拝を担当した。普段の礼拝と違う切り口もあり、ここに要約を掲載し諸賢のご批判を請う次第である。

 

 

 51回生の学年テーマは「人はいかにあるべきか」だ。皆さんは敬和に入学した時、どんな自分になりたいと思っていただろう?そして今、その自分になっている、あるいは近づいているだろうか。私は、今回の修養会でそのために必要なことは何かが与えられたと感じている。それは、弱さに向き合うこと、あるいは弱さから目を逸らさぬこと、ではないか。

 

 人は誰でも「弱い」ことは嫌いだし、自分はそうではないと思いたい。だから、そういう弱い人を見るとダメ出しをし、努力を求め、コントロールしようとする。だが、それは投影だ。鏡なのだ。そういう弱い人の中に自分を見ているのである。普段、自分の弱さから目を背けて虚勢を張っているので、それに気づかされるようで怖いのである。

 

 聖書箇所で「私は弱い時にこそ強い」という部分に私はいつもひっかかっていた。謎かけのような箇所をどう読んだらいいのか。今一つの答えがでた。つまり自分の弱さを認めることこそが強いことなのだ。そのための勇気、覚悟をすること。自分の弱さを認めることができた人は、他者の弱さも受け入れることができる。

 

 今日の聖書は、人間が土から作られた器であることが述べられている。そしてその器に神様はその人だけが持つかけがえのない宝物を入れてくださったと書いてある。弱く脆い土の器である私たちは、その弱さを大切にして、与えられた賜物を生かす、そんな人生を歩まねばならない。そのことに気付かされた修養会であったと思う。

(S・K)



今日のランチ(2019.10.3)

バターロール・ビーフシチュー・生野菜サラダ・牛乳・みかん

1003

 

 

 もう10月になりました。この間まで4月だったのに、毎日過ぎていく時間が早いなあ、と感じています。初めて敬和のビーフシチューを食べたとき、お肉がゴロゴロと大きくて感動したことを覚えています。お肉にまでしっかりと味がしみていて、ゴロゴロと大きいのはお肉だけでなくお野菜も。今日は隣の生徒のジャガイモもいただきました。

 

 敬和にきて1年目の修養会は満天の星空に1日の疲れを癒してもらいました。2日目の夜はあまりにも綺麗な星空を、持っていたカバンを枕にして横になって見ている先生がいました。私も、横にはならなかったものの、しばらくの間便乗させてもらいました。その先生は流れ星を4つ見たそうです。いいなあ、と思いながら見上げていると、私も1つ見ることができました。当然、流れるのが早すぎて全くお願い事はできませんでしたが、きっとこれから何かいいことがあるのではないかと期待しています。人生で初めて見た流れ星、きっと忘れません。

 

 明日は金曜日、どんな週末が待っているのでしょう。毎週月曜日は、生徒からどんな週末を過ごしたか聞くのが習慣になり、私の楽しみでもあります。来週は定期テストです。まだ時間があると思わず、万全の状態でテストに臨みましょう。

(I.Y)



2019年10月2日水曜日

今日のランチ(2019.10.2)

ごはん(ふりかけ)・ししゃもから揚げ・茎ワカメサラダ・とんこつ野菜スープ・牛乳・ガトーショコラ

1002

 

 

 私は1年生の修養会に参加させていただきました。グリーンピア津南でのキャンプ。不安しかありませんでした。なぜなら、キャンプ経験など今まで1度もなかったからです。火起こし、食事作り、野外での宿泊。すべてが初めての体験で27年間生きてきたのに自分の無力さを実感する機会となりました。こんな貴重な体験を高校生のうちにできるなんて敬和生が羨ましいとも思いました。

 食事作りは先生方の分は先生チームで作りました。火起こしの準備段階で怒られ、煙を顔面に受けて目を痛め、飯盒でお米をこがして怒られ、散々でしたが、一日の終わりには空一面の星に癒されました。

 毎日ごはんが食べられる、作っていただける環境に感謝です。白いごはん、それだけでも美味しいのにふりかけもついている。魚に野菜、スープと豊富なメニュー。さらにはデザートまでついている。本当に豪華です。その日のメニューに文句を言っている人を見かけますが、食べられることに感謝しなければいけないと思います。ご馳走様でした。

(S.KⅡ)



2019年10月1日火曜日

今日のランチ(2019.10.1)

麻婆丼・春雨サラダ・ワカメスープ・牛乳・バナナ

1001

 

 

 修養会も終わり、9月も終わり、消費税率8%も終わり、10月が始まりました。2014年4月から始まった8%も終わり、今日から税率アップです。軽減税率に注目が集まっています。先日映画館に行くと、買ったポップコーンを持って帰ったら8%、ポップコーンを売店近くで食べると10%、映画を見ながら食べると8%とややこしいなと思って見ていました。そうは思いつつも、ポップコーンは映画を見ながらしか食べないだろうなと思ったり…。

 本日は熱々の麻婆丼。人気メニューです。当然、敬和の麻婆丼は敬和ランチでしか食べられないメニューです。午前の授業で麻婆丼を食べるために今日は遅刻しそうになりながらも来たんだと嬉しそうに言う生徒にも出会うことができました。これから始まる10月を祝福しているかのような爽やかなメニューでした。ランチ後に友愛館を出ると秋風が汗にあたってより爽やかに感じられました。午後もがんばっていきましょう。

(Nm³)