2019年10月25日金曜日

今日のランチ(2019.10.25)

ドライカレー・コンソメスープ・牛乳・フルーツヨーグルト

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 霜降を過ぎ、朝晩の冷え込みが随分厳しくなった。今日は大好物のドライカレーのため、生徒の熱気でランチホールは暖かいのだが、教室では少しずつカーディガンや、ベストの着用が増えてきた。正面玄関脇の欅の木も色付き、労作は「芋掘り」を終え「落ち葉掃き」がメインとなる。敬和は晩秋の装いである。

 

 今週水曜日、かねてから治療中だった左手を手術した。腱鞘炎の一種で難しい横文字の病名が付いている。安静が一番だというが、仕事をしているとそうもいかない。治りが遅く、原因部位を「切る」選択となった。切ってみれば、炎症の原因であった脂肪の固まりが見つかり、「切る」以上の「切除」となった。

 

 右手一本の生活は不便だ。食事は箸を置き、器を持つ。また箸を持つ、の繰り返し。入浴も苦労する。手術部位を濡らさぬ用ビニールをする。右手一本で全身を洗う。何とかこなすが、どうしても洗えないとこるがあることに気が付いた。……右手である。当たり前の話だが、改めて左手の存在のありがたさに感謝している。

 

 人は一人では生きていけない、と生徒によく話をする。しかし、今の自分があるのは自分の努力のお陰と、いつしか慢心してしまいがちだ。右手一本では右手は洗えない。自分もそうなのだ。他者の存在があったからこそ、こうして生かされている。望みどおりにならない人生にこそ、神様は栄光をお示しになり、私たちの蒙を啓いてくださる。

(S・K)