2020年11月30日月曜日

今日のランチ(2020.11.30)

きのこピラフ(グリルチキンのせ)・野菜スープ・牛乳・パインヨーグルト

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 今日で1年生はテストが終わり、明日は社会科特別授業である。社会科特別授業とは、社会科の特別な時間であり、1986年から受け継がれてきた伝統的な学習の時間だ。「現場に生きる人の声を聴く」という主軸はあるが内容は毎年違い、テーマ、オープニング、オリジナルプログラム、戦争新聞表彰、エンディングに至るまですべて実行委員たちが一から考える。講演の講師だけは事前に決まっているが、そこにどのように1学年の意識をつなげるか、流れは実行委員次第。テーマはその時代を反映し、原発、戦争、差別、環境汚染、アウシュビッツ、カンボジア虐殺、難民問題、中東問題など様々で、そのテーマを皆で考えるためのオリジナルプログラムもディベート、クイズ、話し合いなど実行委員会の苦労の賜物だ。今年は感染症をテーマに、私たちの思考の傾向や習慣、あるいは差別などに焦点を当てる。講師の方にはリモートでの出演をお願いしている。

 実行委員の話し合いは多くの時間をかけ、時には話が振り出しに戻ることも多々ある。だから前日にしわ寄せが来て、追い込まれていくのはよくあるパターンだ。効率だけを考えれば教員がもっとタクトを振るえばいい。しかし、これに限っては、最大の価値を効率性に置いていない。脇道に逸れ、泥沼にはまり込んだとしても考え抜くことに意味があり、その試行錯誤の過程こそが目標なのだ。自分たちの手で、学年の皆が興味を持ってくれる授業を作り上げる。この経験がもたらす価値は無限だ。総てがきっと生きる力になる。

 だから我々教員も共に苦しみ、同じ山を「間に合うのか?」と叫びながら登っていく。ピラフの山の上のチキンにかぶりつきながら、このすべてが明日の私の糧になるのだ、と心の内で繰り返した。

(M²)



2020年11月27日金曜日

今日のランチ(2020.11.27)

シーフードカレー・生野菜サラダ・スープ・牛乳・プリン

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 校内にコロナウィルス感染症対策ポスターを掲示している。ネットから素材を拾うために様々な検索をすることが多い。6月の学校再開時は、厳しめの文言を選びがちだったが、少しずつ目に飛び込みやすいものに変化してきた。現在はシンプルなピクトグラム(絵文字)を用いたものが多い。

 

 自身のルーツが日本以外の国の生徒もいるため、中国語、韓国語、ロシア語、英語表記のポスターも掲示している。わざと隣に日本語のポスターを並べ、比べて見ることができるようにすると、「不要不急の外出は控えよう」が「STAY HOME」になったりするから、生徒も視点の変化を楽しんでくれる。

 

 例年より2か月遅れて始まった敬和生活。様々な問題も2か月遅れでやってくる感じがする。コミュニケーション不足による対人関係のトラブル。学業不振で自信を喪失し学校から足が遠のく。現実逃避と、逸脱行為による生活指導。例年なら家庭訪問に伺うところが、県外となると制限がかかり思うように実施できず、隔靴掻痒の感がある。

 

 「STAY HOME」を検索すると、海外の作品で、韻を踏んだのだろうか「STAY SANE! STAY HOME!」というのに出会う。SANE=正気の、まともな判断のできる、ということか。この災い、大人でも正気を保つのが難しい。いわんや成長期の子供をや、である。残り少ない今学期、最後まで気を抜かず生徒を見守りたいと思う。

(S・K)



今日のランチ(2020.11.26) ※労作のさつま芋

さつま芋ごはん(ふりかけ)・つくね焼・もやし胡麻和え・味噌汁・牛乳・みかん

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 この前の授業で、答えが20.02になる問題を解きました。「合わせ鏡みたいだね。」と我ながら謎なコメントをしたところ、オカルト好きな生徒が「夜中の3時33分に合わせ鏡の中に入ると自分の年老いた姿が見える」という怖い話をしてきました。「そんなアプリあるね」などと言ってみんなで盛り上がってしまいました。

 ランチホールには透明のパーテーションが設置されています。お陰様で対面で食事を取れています。透明度も高く、かなりの枚数を隔てても,その先の生徒を見ることができます。ありがたいです。対面している生徒の顔にかぶってうっすらと自分の顔がパーテーションに反射されます。そのパーテーションにうしろのパーテーションが映って,それこそ合わせ鏡のようになっていることに今日気づきました。

 今日のランチはつくね焼きでした。テスト終わりの生徒たちは「やりきったぞ」といった顔でおいしそうに食べていました。合わせ鏡の無限に繰り返される世界の中心でおいしいと叫びたくなるランチメニューでした。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2020年11月25日水曜日

今日のランチ(2020.11.25)

トマトスパゲティ・生野菜サラダ・牛乳・ココアマフィン

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誠に勝手ながら、感謝状を贈らせていただきます。

 

なんと、あなたの懐の広いことか

肉も魚介も、あらゆる野菜をも受け入れる

 

なんと、あなたの世界進出領域の広いことか

あの国に行ったときも

かの国に行ったときも

変わらずあなたは私を待っていてくれた

 

なんと、あなたのお財布に優しいことか

これまでにあなたが満たしてきたであろう

腹ペコ学生の腹の数知れず

 

なんと、あなたのお作法指導の素晴らしいことか

口うるさく言わずとも

ゆっくり落ち着いて

口をしっかり開くことの大切さを

そのわずか直径1,2ミリの赤い点で

そっと伝えてくれる

 

今日のランチは

親愛なるトマトスパゲティ様

(M.A)



2020年11月24日火曜日

今日のランチ(2020.11.24)

ごはん(ふりかけ)・酢豚・中華スープ・牛乳・杏仁寒天

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 ここ数ヶ月、月末頃に書かせていただいています。早いもので2020年も残すは12月1ヶ月、冬の訪れがそこまで来ているはずなのですが、なぜかまだ冬と思えない気温の高い日が続いたかと思えば、朝晩の急激な寒さを感じる日が続いたりと体調管理に苦慮する日々となりました。思えば今年は8月まで暑い日が少なく、8月には猛暑が続くといった感じでした。コロナウィルスのせいではないのでしょうが、いつもの年とは何かが違う不思議な一年だったようにも思います。新しい生活様式の名の下に様々な制約が生まれると同時に新たな可能性が生まれた年で、人間の英知と努力、そんなものが実感できた一年でもあったように思います。

 こんなことを考えながらはたして自分は今年一年何かを成し得たのだろうかと反省することばかり。ただ人並みにできたことは毎日ランチをいただくことだけだったかもしれません。

 そんなランチの今日のメニューは酢豚と中華スープ。仕上げは杏仁寒天。

 ランチを食べて、残りの期間で何ができるかをもう一度考えてみようかな、そんな思いを持った日でした。

 

 今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2020年11月20日金曜日

今日のランチ(2020.11.20)

ごはん(しそひじき)・五目厚焼玉子・ほうれん草煮浸し・豆乳スープ・牛乳・シュークリーム

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 美術室前の中庭に植えられたナナカマドが真っ赤になった。労作でクリスマスのリースを作成するクラスがあり、ドイツトウヒの実を拾っている生徒がいる。正面玄関前のケヤキも葉を落とし、落ち葉掃きの労作も追いつかないほどである。テスト前の敬和は晩秋の真っただ中にある。

 

 労作畑のサツマイモの収穫が終わり、給食員さんに焼いてもらった芋を教室で嬉しそうに頂く生徒の姿。5月の苗植えから始まり、水やり、草取り、追肥、草取り、つる返し、草取り。仲間と一緒に手間暇かけた芋の味は格別だと思う。この後、ランチのメニューに登場するのが楽しみだ。

 

 コロナウィルスの感染拡大が続き、場合によっては再度一斉休校の通達が来ないとも限らない状況だ。春先の休校で、敬和が大切にする教育は、リモートではカバーしきれないことが改めて認識された。自分との出会い、他者との出会い、神様との出会いは、仮想空間ではない現実世界の中にしかないのである。

 

 収穫の喜びと感謝。自然への畏敬の念。ともに働くものへの共感、共働、共生の実感。この労作という授業から学ぶことは多い。しかもそれは教室で板書をノートに写す座学と違い、自ら手を動かし、心と体を動かさないと学ぶことのできないものである。週1時間ではあるけれど、大切な学びを続けていけるよう、手洗い、換気、マスクの徹底をしつこく求めている。

(S・K)

 



今日のランチ(2020.11.19) ※図書委員会とのコラボメニュー

※図書委員会とのコラボメニュー

クリームスパゲティ・スモークサーモンサラダ・ミルクティ・パンケーキ

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 筆記体を読めない人が結構増えているようです。授業で数学記号やbやs、kを筆記体で書くと読めないと言われることがよくあります。たしかにブロック体の方が読みやすいというのがあると思います。しかし、そもそも「筆記体」という字をよく見ますと「筆記するための書体」という意味が汲み取れます。「筆記体を書く」という文言でさえ違和感を覚えます。「頭痛が痛い」と同じ原理です。調べると古代においては筆記体を使用していたとのこと。数百年後は頭痛が痛くなる日がやってくるやもしれません。

 

 今日は図書委員会とのコラボランチでした。ランチメニューが友愛館の入り口に筆記体で書かれていました。かっこよかったです。皆さん読めたのでしょうか。メニューはクリームスパゲティ。筆記体の如くニョロニョロのスパゲティをニョロニョロの食べて、午後もニョロニョロ頑張ります。おいしかった

(Nm³)



2020年11月18日水曜日

今日のランチ(2020.11.18)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・棒ぎょうざ・ぜんまいナムル・牛乳・バナナ

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 今日の新潟市の朝陽は美しかった。少し赤みを帯びていて夕陽っぽくもあったが、日差しはドン!と力強かった。ここまで鮮やかに照らされると、少し起きづらかった朝にも勇気が湧いてくる。「分かった分かった起きますてば!(新潟弁で)」太陽への“独り言”に口元が緩む。いつもの新しい太陽に感謝した。

 

 敬和ランチの「王様」と言ったら何が挙がるだろうか。何年か前の卒業生が卒業生を送る会のビデオ内で「梅びしお」と言っているのを聞いて爆笑したことがある。人それぞれ好みは色々だ。私は邪道を承知で敢えて「牛乳」を挙げたい。調理員の方々が調理しているわけではないので敬和メニューとは言い難いし、T乳業さんとかM乳業さんとか名前も入れ替わるし、選考基準に抵触する類いだろうと思う。でもそこ、左の上に、いつもいてくれる。今日の味噌野菜ラーメンのように、とても牛乳とはマッチしないだろうメニューの時にも、いつもそこにいてくれる。デザートが冷凍みかんの時はさすがに厳しいと苦笑するが、とにかくいつもそこに。メインが食パンやショコラのような甘いデザートの時は、「よくぞいてくれました!」とニンマリ。

 

 コロナ禍で一時学校給食が中止になり、牛乳の出荷量が減り牛の乳を搾ることができず、乳牛の生命が危険だというニュースを少し前に聞いた。太陽のように何もしないでも、牛乳がそこにいてくれるわけではない。携わる人々のたゆまない働きが陰にある。仕事だから当たり前と切り捨てれば簡単だが、日持ちのしない製品を毎日私たちに届けるためには、想像を超えるドラマがあるのではないか。そんな風に思いを巡らせるのもたまに悪くない。

 

 今日も牛乳は敬和生に必要な栄養素を左上で補ってくれている。粉ミルク時代から日本の学校給食、引いては日本人の栄養を支えてきた牛乳。朝からよく晴れた陽だまりの友愛館で、「当たり前の日常」に感謝しながら、ホントはちょっと苦手な“王様”をグイッと飲み干した。

(Y.A)



2020年11月17日火曜日

今日のランチ(2020.11.17)

青しそごはん・サケチーズフライ・小松菜和え・キムチ汁・牛乳・タルト

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 外の景色を見るとすっかり秋になりました。秋と言えば食欲の秋ですが、みなさんは何か美味しいものを召し上がったでしょうか。平凡な生活の中に食で幸せを提供してくれる、それが敬和学園のランチです。

 今日の一品は、「サケチーズフライ。」食べてみて思わず出た言葉が「うまい!」サケの上に薄いチーズがのせられていて、そしてふわふわに揚げられている。食べた瞬間に「サクッ」と音が鳴り、そのあとにサケとチーズのうまみが口の中を包み込みます。そして、それ加えておいしいのが、「キムチ汁。」たくさんの具材とわずかな辛さが美味しさを演出します。

 美味しいものを頂けて感謝です。残りの半日を頑張りましょう。

(S.T)



2020年11月16日月曜日

今日のランチ(2020.11.16)

豚肉ピリ辛丼・ブロッコリーサラダ・ワカメスープ・牛乳・りんごゼリー

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 豚肉ピリ辛丼。最近は激辛ブームを通り越して、旨辛がトレンドらしい。腸内細菌を痛めつけるのに懲りたということだろうか。

 ピリ辛といえば、先週で敬和に来ていた教育実習生たちの期間が終了した。さて、この三週間はピリ辛だったのか、それとも激辛だったのか、それは彼らだけが知っている。

 敬和の教育実習は大変なんだよ、という言葉を、私も敬和に教育実習として来ていた時、まさに聞かされていた。様々な行事への全力の取り組みと、多種多様な生徒たちとのコラボレーションである授業。私も胃を痛くしながら駆け回っていた。私に教科指導をして下さった先生は「授業の鬼」とでも呼べる存在で、何歳になっても「もっと良い授業をしたいと」口癖のように言っておられた。

 私はその先生の次の言葉が忘れられない。「技術や方法論は後からいくらでも身に着けられる。大切なのは授業を受ける生徒への誠意だ。それが一番大事なのだ」と。それはまさに相手を人格として認め、尊重することであった。ひたむきな実習生の皆さんを見ながら、私は自分に問いかける。あの頃に比べ、自分は成長しているか、誠意を持って向き合っているか、情熱を忘れていないか。いつになっても熱い思いを持った、成長し続ける人間でありたい。それを私は彼らからいつも学んでいるのである。

(M²)



2020年11月13日金曜日

今日のランチ(2020.11.13)

ミートピラフ・グリーンサラダ・コンソメスープ・牛乳・ヨーグルト

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 秋の地区大会を3日間戦い今日から学校復帰である。わずか16人の小さなチームが、昨年に引き続き地区ベスト4を死守したので素直に喜んでいる。しかし選手は、自分たちの3位決定戦の後に行われた決勝戦を観戦し、さらに上を目指さねばならないと感じたようだ。3年生が引退した若いチームだが、これからの伸びしろが楽しみである。

 

 このコロナ禍の影響を、部活動に取り組む生徒が納得するまで時間がかかったと思う。大会の中止、遠征や合宿の禁止。何よりも4月から新入生を迎え、仲間と切磋琢磨し笑ったりぶつかり合ったりする日々がそっくり奪われてしまったのである。インターハイの中止によって3年生最後の大会がなくなり引退した選手もいる。

 

 競技スポーツに取り組む生徒にとって大会は、勝敗だけでなく自分を知る大切な機会なのだ。競技力の優劣だけではない。学校の外に出ると自らを客観視できる場面はあちこちに散らばっている。他校の選手の挨拶や控えテントの使い方、競技に臨む姿勢。謙虚になり、自分に何が足りないか気付くチャンスである。

 

 こんな状況の中で大会に参加できることに感謝する選手がいる。誰かに支えられていることに気付いた証しだ。このことに気付かない「井の中の蛙」「内弁慶ならぬネット弁慶」な生徒が、なんと多いことか。ぜひ外へ出て、学外の基準で自分が量られる機会に触れてほしい。

(S・K)



2020年11月12日木曜日

今日のランチ(2020.11.12)

ワカメごはん・豚肉生姜焼・野菜ソテー・味噌汁・牛乳・オレンジ

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 ランチの献立にはしばしば「味噌汁」というメニューが登場する。汁物自体はほぼ毎日登場するが「豚汁」「坦々スープ」「白味噌野菜スープ」などと具体的に書かれていることが多く,その中においてシンプルに「味噌汁」という名前で勝負しようという,その心意気がいいじゃないか。

 

 「味噌汁」は,そのシンプルな名前ゆえに,具材の中身も簡素なのではないかと想像する人も多いかもしれない。しかし敬和学園の「味噌汁」はいつだって豪華だ。基本的に3種類以上の具材がごろごろ惜しみなく入っている。ちなみに私のお気に入りは,さいころ状の厚揚げの味噌汁。こんなに豪華ならば「豪華!厚揚げの味噌汁」とか「ファビュラス!油揚げとほうれん草の味噌汁」などと献立に書いたっていいはずなのに,そのような品のないことはしない。あくまで「味噌汁」としか書かない。その奥ゆかしさを見倣いたい。

 

 最後に,味噌汁に関して,どうでもよいことを発見したので発表する。「ミ・ソ・シ」は音楽において「Em」という和音を構成する3音であるため,今後は「味噌汁」を「Emる」と表記することも出来るのではないか,というアイデアである。同様の方法で表記できる言葉を他にも探したが,「虱(しらみ)→Esus4」「ドラミちゃん→Amちゃん」くらいしか思いつかなかったのでこの辺りでおしまいとする。本日もランチレポートをご高覧頂きありがとうございました。

(A.N)



2020年11月11日水曜日

今日のランチ(2020.11.11)

食パン・クリームシチュー・イタリアンサラダ・牛乳・りんごゼリー

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 ペアの靴下を隣同士に並べて干さないこと。隣にした方が、取り込んだ時すぐに畳めることは、そりゃぁ分かっている。秒まで表示のあるデジタル時計のゾロ目の瞬間を見たら、次の1秒は絶対に見ないこと。そして、2秒後の表示はしっかりと見届けること。これを成し遂げたところで、私には何の成長もないことも、そりゃぁ分かっている。挙げればまだまだ出てくるが、理由はないけどなんだかどうしてもこだわってしまう様々なこと。

 

 今日のランチはクリームシチュー。体と心の隙間に染み入るあたたかさ。私は絶対に市販のルーは使わないよ、月桂樹なんかも入れたりして。と、ここで私のクリームシチューを調理する時のこだわりなんかをご披露できたら、まぁ良い流れなんでしょう。残念。特記事項がございません。あ、ありました。最後のスプーン、ひとすくいには大好きなチキンとマッシュルームをごろごろ乗っけてひと思いに口に放り込むこと。幸せを噛みしめられること間違いなし。

(M.A)



2020年11月10日火曜日

今日のランチ(2020.11.10)

菜めし・イカフライ・キャベツソテー・豚汁・牛乳・米粉ガトーショコラ

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キャベツの存在。このメニューでは何気なく寄り添う、付け合わせ。

今日は完全に脇役。この脇役、気になるのは私だけだろうか。

ロールキャベツなどと言う王道のメニューもあるが、普段は主役にはほとんどならず、表立って主張はあまりしない。しかし「脇」に徹しなくともザワークラウトや塩キャベツなど、素材の風味を味わえる食材でもある。いざ?となれば、その食材だけでメニューとして形となり、存在感を出す。

今日のメインはイカフライ。もしくは豚汁。キャベツは存在を消していると言ったら言い過ぎだろうか。

学校でもいろいろな場面で主役がはっきり打ち出される場面がある。

私達大人、教師は「脇」でありたい。また脇役、悪役、小道具役でもありたい。

今日も胃腸に良いとされる、キャベツを味わうとしますか。

(A.K)



2020年11月9日月曜日

今日のランチ(2020.11.9)

ごはん(のり佃煮)・鶏肉バジル焼・レタスサラダ・味噌汁・牛乳・みかん

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 のりの佃煮は誰にも媚びない。その身を漆黒に包み、沈黙している。初めからそうであったわけではない。海中から地上へ、そして工場へ、食卓へ、戦場を転々とし経験を積むうちに緑から黒へ変貌を遂げた。もはや昔の面影は全くないが、その旨味は時間を経て凝縮し唯一無二の存在となった。

 誰からも愛される存在ではない。その色味から、海外の人々からは敬遠されがちである。しかしのりの佃煮はそれでいいと思っている。「すべての人々から愛される」という幻想を抱かなくなるくらいには年を重ねた。自分を本当に必要とする人が周りに一人でもいてくれれば、それでいいではないか。最近そんな風に思うのだ。

 ごはんとの無敵のコンビを組んでもう長い。お互い、年を取ったなあと思いながら、阿吽の呼吸で今日も人々の口の中に飛び込み、脳へ幸福を届けている。

(M²)



2020年11月6日金曜日

今日のランチ(2020.11.6)

五目チャーハン・ワンタンスープ・牛乳・フルーツヨーグルト

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 今週からランチホールにパーテーションを設置し、対面着席の通常ランチを再開した。リモート授業、分散登校、全校登校と段階的に正常化をしてきた。ランチも一方向を向いての着席から段階を経てようやくの対面着席、50分間の昼休みが戻ってきた。

 

 パーテーションはPTAの役員の皆様からのご提案で、今年度PTA総会でご承認いただいた「コロナ対策費」から購入させていただいたものである。保護者の皆様の物心両面にわたるご支援に改めて感謝申し上げたい。食べることも教育の一つと考える敬和で、ランチの時間に談笑する生徒たちの姿が戻ってきた意味は大きい。

 

 一方で、受験や旅行で県外へ出た時は、一定期間健康観察をしてから登校するルールは継続実施している。保護者のご負担を考えると心苦しいが、学校医や関係機関と相談しながら、600名の生徒を預かる教育機関として、また寮のある学校として、集団感染を起こさないことを第一に考え、常に緊張感もって学校運営にあたっている。

 

 対策疲れから生徒も教職員も疲労の色が濃いが、先週行われた修養会、今週の進路デーを経て生徒の様子が変わり始めた。自分のことを自分で決め、その結果に自分で責任を持つ。自分の人生の主役は自分だという気づきが、生徒を少しずつ本物の敬和生へと向かわせている。コロナ禍の中でも手探りながら教育実践に挑む敬和を覚えてお祈り下されば幸いである。

(S・K)



2020年11月5日木曜日

今日のランチ(2020.11.5)

菜めし・サバ照焼・豆もやしのサラダ・白味噌野菜スープ・牛乳・ミニエクレア

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こんにちは!「3」の方が出張のようなので、「2」が代打で書きます。

新潟は日に日に気温が下がり、そろそろ外套が欲しい季節になってきました。ストーブが点くのが待ち遠しいですね。

 

 先週の金曜日には「修養会」があり、昨日は「進路カリキュラムデー」がありと、1・2年生にとっては敬和でのこれからの過ごし方を考える大切な行事がありました。こういった機会にしっかりとメッセージを受け取って、それを自分の人生や生き方に反映させてほしいものです。せっかくなので、修養会の講演で、「なるほどな~」と強く印象に残っている話があるので紹介したいと思います。

 心理学の用語に「自己制御力」=目的達成のために自己欲求をコントロールして、本能行動を制御する力というのがあります。言い換えると自制心になるみたいです。講師の先生は、「ウサギとカメ」の話の例を出して、自分がカメの立場だったらどう行動するかを聞きました。みなさんだったらどうしますか?ウサギと競争することになったカメは、しっかり準備をして競争に臨みます。しかし、いざ競争が始まると、ウサギはあっという間にカメを引き離して、見えなくなってしまいます。この話は、みなさんご存じのように、ウサギが居眠りをして、その間にカメがウサギを追い抜くという話です。ここで着目したいのは、一人で黙々と歩き続けるカメの姿です。やるべきことをやる。これが如何に難しいか。ウサギもカメも実を言えば、自分との闘いだということです。能力や才能がどんなに優れていようが、その力を活かすも殺すも自分次第ということです。進路もきっと、自分で行きたいところを決めて、そこに向けて一歩一歩進んでいくものだと思います。

 こういった話を生徒たちもしっかり受け取ってくれたでしょうか?修養会で感じたことや考えたことをしっかり自分の糧としてもらいたいと思います。

 

 サバと野菜スープ、おかわりしたいなぁ。

(Nm②)



今日のランチ(2020.11.4)

ソフト中華麺(麻婆ソース)・春巻・中華和え・牛乳・フルーツゼリー

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2020年11月2日月曜日

今日のランチ(2020.11.2)

ごはん(ふりかけ)・サーモン塩焼・ひじき煮・塩ちゃんこスープ・牛乳・ミニ鯛焼

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久しぶりのランチレポート。とっても嬉しい。

この一年間お休みしていた間、娘のお昼寝の時が唯一の自由時間。実は私、毎日毎日敬和のランチをのぞき見していたのだ。「いいなあ、今日はカレーか。」とか、「一口おでん美味しんだよなあ」とか。先生たちのレポを読んで心が温まったり、ふむふむ今はこんなことが起きているのかと感心したり、時には夕飯の参考にしたりもしていた。毎日のレポートは大変だと思うが、敬和と離れていても近くに感じられるものがあるのはとても良いものだ。お休みをしていたからこそ、特にそう感じるのかもしれない。卒業生のみんなは見ているかしら。同級生のあの子も見ているかも。気にかけてくれる人が敬和にはいっぱいいるのである。

 

今日のランチはひじき。46回生のあの子が好きだったメニュー。あんなにやんちゃだったのに今は立派に社会人をしている。卒業してからやってきた時、「敬和のランチで好きなのはなんでもない普通だなと思えるような、こういうメニューだ。よくよく見るととても手が込んでいる。」と言っていた。ひじき、いいよねえ。寒いからだが温まりました。

ごちそうさま。

(T.Y)