2020年11月18日水曜日

今日のランチ(2020.11.18)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・棒ぎょうざ・ぜんまいナムル・牛乳・バナナ

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 今日の新潟市の朝陽は美しかった。少し赤みを帯びていて夕陽っぽくもあったが、日差しはドン!と力強かった。ここまで鮮やかに照らされると、少し起きづらかった朝にも勇気が湧いてくる。「分かった分かった起きますてば!(新潟弁で)」太陽への“独り言”に口元が緩む。いつもの新しい太陽に感謝した。

 

 敬和ランチの「王様」と言ったら何が挙がるだろうか。何年か前の卒業生が卒業生を送る会のビデオ内で「梅びしお」と言っているのを聞いて爆笑したことがある。人それぞれ好みは色々だ。私は邪道を承知で敢えて「牛乳」を挙げたい。調理員の方々が調理しているわけではないので敬和メニューとは言い難いし、T乳業さんとかM乳業さんとか名前も入れ替わるし、選考基準に抵触する類いだろうと思う。でもそこ、左の上に、いつもいてくれる。今日の味噌野菜ラーメンのように、とても牛乳とはマッチしないだろうメニューの時にも、いつもそこにいてくれる。デザートが冷凍みかんの時はさすがに厳しいと苦笑するが、とにかくいつもそこに。メインが食パンやショコラのような甘いデザートの時は、「よくぞいてくれました!」とニンマリ。

 

 コロナ禍で一時学校給食が中止になり、牛乳の出荷量が減り牛の乳を搾ることができず、乳牛の生命が危険だというニュースを少し前に聞いた。太陽のように何もしないでも、牛乳がそこにいてくれるわけではない。携わる人々のたゆまない働きが陰にある。仕事だから当たり前と切り捨てれば簡単だが、日持ちのしない製品を毎日私たちに届けるためには、想像を超えるドラマがあるのではないか。そんな風に思いを巡らせるのもたまに悪くない。

 

 今日も牛乳は敬和生に必要な栄養素を左上で補ってくれている。粉ミルク時代から日本の学校給食、引いては日本人の栄養を支えてきた牛乳。朝からよく晴れた陽だまりの友愛館で、「当たり前の日常」に感謝しながら、ホントはちょっと苦手な“王様”をグイッと飲み干した。

(Y.A)