2020年10月29日木曜日

今日のランチ(2020.10.29)

キムタクごはん・マカロニサラダ・野菜スープ・牛乳・プリン

1029

 

 

長い言葉は略したくなるものだと思います。海苔と卵のことをのりたまと言ってみたり、ハリーポッターのことをハリポタと言ってみたり、ユニバーサルスタジオジャパンをUSJと言ってみたりします。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国を大英帝国と呼んでみたり、きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅをきゃりーぱみゅぱみゅと呼んだりもします。パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソのことをパブロ・ピカソと呼んだりします。最近は、了解をりと言ったり、パーリーピーポーをパリピ、タピオカドリンクを飲むことをタピる、とりあえずまあをとりま、あーなるほどねをあねと言ったりするようです。

 

今日のランチはキムタクごはんです。キムチとたくあんの混ぜごはん、略してキムタクごはんです。キムチの辛味と歯ごたえでごはんが進みます。エネルギーをチャージして、とりま午後も頑張ります。

(Nm³)



2020年10月28日水曜日

今日のランチ(2020.10.28)

さつま芋ごはん・サンマ竜田揚げ・小松菜おひたし・一口おでん・牛乳・ミニクレープ

1028

 

 

 

 敬和周辺と「街」の2点のみが、私にとっての新潟だった。敬和前でバスに乗り、降り立つのはいつも「街」、万代だったり古町だったり。その間は未知の領域。同じく、敬和と、バスが連れていってくれるその街だけを知っている広島出身の同志と一緒によく揺られていったものだった。その目指す街には、ジェラート屋さんがあった。この時期に決まって頼むのは「秋の味覚」。かぼちゃと栗とさつまいもの3つの秋の味覚が織りなすほっくりした綺麗な黄色。3つの秋の味覚が一度に楽しめる素敵なやつ。そのジェラート屋さんが閉店した時の悲しみと言ったら。秋っていいな。いい色。いい味。まだ時がきていない頃から「一本だけ掘ってもいーい?」のフライング宣言が止まらなかった私のクラスもやっと芋掘りをした。

 

 今日のランチはさつまいもごはん。秋っていいな。いい色。いい味。

(M.A)



2020年10月27日火曜日

今日のランチ(2020.10.27)

沖縄もずく丼・ナムルサラダ・中華スープ・牛乳・杏仁豆腐

1027

 

 

 10月ももうすぐ終わり。何やら白鳥の到来といったニュースも聞かれました。通勤で海沿いの道路を通ると、波の高い日が増えてきたようにも思います。今年ももう冬になるのだなとちょっぴり感傷に浸っています。

 この時期になると例年賛美歌発表会の話が出てくるのですが、今年は新型ウィルスの影響もあり、例年通りにはいかなくなりそうです。様々なイベントが密を避けるということで規模を縮小するなどの対策が取られ、歯痒い気持ちを持ちながら過ごす毎日。

 それでも学校は来週からランチの時間を本来の時間に戻し、いつもの通りの学校生活の戻ろうとしています(当然対策はしています)。少しでも今までの日常に近づくことで、もう少し前向きになれたら良いなと思っています。そんな前向きになるのを後押ししてくれるのも敬和のランチです。

 今日のメニューは沖縄もずく丼。ナムルサラダと中華スープ。仕上げは杏仁豆腐となかなかオツなメニューです。

 

 さあ、午後も頑張ろう。まだまだ不自由な日々が続くけど、少しずついつもの生活に戻れるようランチを食べて気持ちを持ち上げよう。

 

  今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2020年10月26日月曜日

今日のランチ(2020.10.26)

ワカメごはん・イカカツ・ポテトサラダ・味噌汁・牛乳・ブッセ

1026

 

 

【イカカツにかける調味料をめぐる脳内会議の議事録】

 

ソース派の主張

「この世のカツと名の付くものは、中身が何であれソースで食べるのが王道である。ソースに含まれる野菜等の様々なエキスがカツに染み、より複雑な旨味とコクをもたらしてくれる。様々な調味料を試しても、最後はソースに回帰する。統計でもそう出ているではないか」

 

醤油派の主張

「いやこの場合は中身がイカであることを考慮したい。イカと言えば醤油。この両者の友好関係は遥か昔から続いてきた。醤油の香ばしさ、キレの良さがイカにはぴったりだ。大体この名称はイカカツなのであろう?カツよりもイカの方が先に来るではないか」

 

何もかけない派の主張

「調味料なんてかけなくても、しっかり素材の味でおいしいよ。衣のサクサク感とイカの弾力、全体の優しい味わいを感じなさいよ。だいたいあんた、最近塩分摂りすぎなんじゃないの?」

 

 

会議の結果、なにもかけずに十分おいしく頂いた。イカカツと菜飯と味噌汁のマリアージュ。至福のひとときである。

(M²)



2020年10月23日金曜日

今日のランチ(2020.10.23)

ドライカレー・コンソメスープ・牛乳・フルーツヨーグルト

1023

 

 

 

 日本にはドライカレーが3種類ある。

 カレーチャーハン(カレー粉でご飯を炒める)のことも、カレーピラフ(カレー味に炊き上げる)のこともドライカレーという。

 そして、「挽き肉のカレー」をも、ドライカレーという。「挽き肉カレー」は一般的には「キーマカレー」というのだが、これはトロトロした汁気がある。

 敬和ランチで人気がある日本の式ドライカレーは、汁気のないキーマカレーだ。

 

 実は、敬和で働くまで、「挽き肉タイプ」のドライカレーを食べたことがなく、ドライカレーとはカレーチャーハンのことだとばっかり思っていた。

 ポークカレーが一番好き。ドロンドロンのルーに、噛みしめるほどに旨味が染み出すシットリと柔らかい豚肉。素晴らしい。新潟ネイティブの私は、牛肉よりも豚肉が断然好き。肉じゃがもすき焼きもしゃぶしゃぶもカレーもそりゃー豚肉でしょ。

 

で。

 この敬和の日本式ドライカレーは敬和で働きはじめて何年もの間、私の中の「ちょっとアガらないメニュー」だった。嫌いなレーズンが入っていることもマイナス要素。

「酢豚にパイナップル」と「ツナサラダにミカン」と同じぐらい、レーズンは不要だった。

 

 しかし、それから10年もあっという間に過ぎ、オトナの私は、経験を積んでさらにオトナになったらしい。豚と牛の合い挽き肉のドライカレーの良さがわかってきた。豚と牛の組み合わせで味に奥行きがでる、しかもレーズンは味の良いアクセントになっている、と思うまでになった。

 何歳になっても味覚って成長するのね、と思う。

 

いつか、太巻きの桜デンブも愛せるようになるかなあ。

(M.I)



2020年10月22日木曜日

今日のランチ(2020.10.22)

ごはん(のり佃煮)・サケ照焼・切干大根煮・坦々スープ・牛乳・蒸しケーキ

1022

 

 

 家の本棚には読みかけの本が沢山あります。先日、映画「TENET」を見たことをきっかけに、熱力学を学び直そうと思い,放ってあった熱力学の本を手に取りました。その本のしおりには自宅の水道料金のレシートを使っていたようでしたが,金額を見て驚きました。2か月で96円でした。よーく思い出してみると,それは自粛期間中のもので,新発田市は基本料金減免をしてくれたおかげで破格の金額になっていたようです。そのしおりを見て,家を出られなかった頃を思い出しました。懐かしいです。同時に,今こうしてみんなでランチを食べられていて、ありがたいなと思いました。

 

 今日のランチは鮭の照り焼きでした。秋って感じがして美味しかったです。鮭は秋になると故郷の川に元気に帰ってくるものです。「お前も帰ってきたのか?」そんなことを考えながら、鮭を食べました。「鮭のように元気に教務室に戻ってがんばろう!」そう思えるランチでした。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2020年10月21日水曜日

今日のランチ(2020.10.21)

チキンライス・野菜サラダ・クリームスープ・牛乳・マスカットゼリー

1021

 

 ランチは下調べが大切だ。事前に献立を見て,そのメニューの情報を集める。

 きょうはオマーンの食文化についてあらかじめ情報収集を行った。アラビア半島東部に位置する絶対君主制の王国・オマーン。国王がかつて「日本人の勤労意欲を見習おう」と呼びかけたこともあってか,日本に対して好意的な国らしい。

 

 そんなオマーンでは野菜や豆を中心に,肉類はラムやチキンなどが食べられるという。香辛料やハーブも多用される。近隣国からの労働者も多く,その影響からか,カレーやケバブといった料理も盛んに食べられることが多いという。オマーンのカレーはインドのものに比べてマイルドで食べやすいのだそう。首都のマスカットにはたくさんのカレー店が軒を連ねるが,同時に日本でもおなじみのハンバーガーチェーンの店舗なども出店しており,食文化の多様化が展開中であることが伺える。(日本にはないチキン系のバーガーが多く取り扱われているらしい。)

 もう一つ,オマーンの食文化を語るうえで外せないのは「コーヒー」だ。「カフワ」と呼ばれる濃いアラビアコーヒーが国民的飲料なのだそうだ。カルダモンというスパイスを添えて,デーツの実や甘いお菓子などと一緒に頂くことが多い。首都のマスカット界隈には,カレー店と同じくらいコーヒーショップも多いという。

 

 そんなわけで,きょうのランチの「マスカットゼリー」に思いを馳せてみた。オマーンの首都マスカットにちなみ,カルダモンやデーツの入ったアラビア風コーヒーゼリーに違いない。

 しかし,蓋を開けてみるとそれは明るい緑色のゼリーだった。どうやら「マスカット」という品種のブドウがあるらしく,マスカットゼリーはブドウゼリーだったのだ。

 

「そっちのマスカットかい!」と思った。 

(A.N)



2020年10月20日火曜日

今日のランチ(2020.10.20)

ソフト麺(和風汁)・野菜かきあげ・ほうれん草胡麻和え・牛乳・米粉マフィン

1020

 

 

 気がついたら秋も深まってきました。10月も残りあとわずか。秋と言えばやっぱり「おいしいものを食べる」ではないでしょうか。コロナで気が滅入ることが多いですが、ここはひとつ、美味しいものをみんなで囲んで、心を癒してみましょう。

 さて、今日の敬和ランチ。ソフト麺with和風汁。寒さを感じると、温かい食べ物が恋しくなります。今日のこのメニューに心がホッとしました。さらに、野菜のかき揚げトッピングです。某チェーン店のうどん屋さんにも負けない味です。

 敬和学園のランチは、いつもお腹と心を満たしてくれます。本当に感謝です。

(S.T)

 

 

P.S. 「ソフト麺」と「うどん」の違って何??

 



2020年10月19日月曜日

今日のランチ(2020.10.19)

雑穀ごはん・豚肉味噌漬け焼・アスパラソテー・味噌汁・牛乳・みかん

1019

 

 

 先週テストが終わり、現在採点の真っ最中である。テストのあたりになると時々「勉強ってテストのためにしているんじゃないの?」と問われることがある。答えはNOだ。物事には低次元の目標と高次元の目標があり、「テスト勉強」を行う際は、テストのために勉強している気がするが、高次元で考えるとその学問を学ぶことで教養と人格を備えた人間に成長し、豊かな人生を送ることが最終地点である。

 例えば小論文の授業がある。小論文の授業の真の目標は小論文ができるようになることではない。それは低次の目標である。小論文を書く訓練をする中で自分と向き合い、苦手を克服し、理論的に考える思考を備え、自分と違う考えを持つ他者への想像力を養い、他者へ伝える言葉を磨き、社会の中で自分の賜物を生かすための準備をする。これが最高の目標である。

 それは学問を手段ではなく、目的として扱うことであり、その学問自体に敬意を持つということである。だから私たちは授業をする際、皆の人生にとってこの授業がどんな意味を持つのか常に考え、また高い次元を目指していかなければならないし、そうでありたいと願っている。

 今日は豚生姜焼き。高次元で考えれば目標はバランスよく栄養を摂ること。しかし低次元な私はその美味さに負け、「生姜焼きをおいしく食べる」に目標をシフトし、味噌汁を大盛にしてしまった。なんということでしょう。

(M²)



2020年10月16日金曜日

今日のランチ(2020.10.16)

そぼろビビンバ丼・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・ヨーグルト

1016

 

 

 そぼろビビンバ丼である。秋である。最高である。しかし、以下の話は最高ではない話です。恐縮ですがお付き合いください。

 

 また、やってしまった。舌禍事件を多く起こしてきて、その度反省しながら、自身の言葉遣いに心を配ろうと決意を新たにして来た。古くは授業中、敬和の上空を旋回する飛行機に文句を言ったら航空会社のご子息が授業にいらっしゃった、といった具合である。

 

 今回はSNS。何気無く投稿した内容が配慮を欠き、一部のお仕事に従事されている方々に不快な思いを起こさせてしまった。ジャーナリズムを安易に揶揄した私の浅はかな投稿に厚顔の至りである。

 

 様々な語彙を盛って立派なことを言っている気になりながら、その根本にあるのは自身の狭い視野、浅い思慮であることが発言から露呈していた。正に汗顔の至り。赤面するしかない。

 

 幸いなのは、指摘をしてくれたのが卒業生だったこと。「先生、その発言は様々な生徒の存在を大切にする敬和の教育理念と相容れないのでは?」という優しく、且つ鋭い指摘。まさに「負うた子に教えられ」である。猛省している。

(S・K)



今日のランチ(2020.10.15)

菜めし・赤魚照焼・もやしソテー・芋煮汁・牛乳・ワッフル

1015

 

 

 2020年度も半分過ぎましたね。そして,学期である後期も半分まで到達しました。いまだに,朝の礼拝は放送礼拝で行っています。礼拝の前奏と後奏,賛美歌はCD音源を使います。新しい形式での礼拝にもずいぶん慣れてきたなと思っていたのですが,今朝は違いました。お祈りの後に後奏が流れるのですが,その後奏がPopでした。軽快なドラムとベースに合わせて,賛美歌のアレンジが流れました。新しい礼拝にも慣れてきたなあと思っていた私はびくっとしてしまいました。なかなか新鮮でした。

 

 今日のランチは芋煮汁でした。秋になったんだなあと感じながらいただきました。味はPopでした。里芋とねぎ,お肉がリズミカルに飛び込んできます。楽しい気持ちになって,午後もがんばります。生徒の皆さんもテストがんばってください。

(Nm³)



2020年10月14日水曜日

今日のランチ(2020.10.14)

食パン・クリームコロッケ・グリーンサラダ・スープ・牛乳・フルーチェ

1014

 

 

 

 「すごいね、上手ぅぅ!」語尾を伸ばしながら彼女が言った。せっかくの機会に謙遜するのもなんだかな、と思い「でっしょぉぉ?」と、素直に受け入れた。心からの賛辞は何歳になっても嬉しいものだ。彼女が目を丸くしながら見ていたのは、いちごジャムとマーガリンが交互に塗られた私の食パンだった。赤と白のストライプがかわいらしい。しかし、これを完成させるのは容易なことではない。温かいスープのお椀の下にジャムとマーガリンを忍ばせたり、袋の切り口を小さく調整したり。中身を押し出す力加減を均等にしたり、ラインを真っすぐに仕上げたり。あぁ、忙しい。どうせすぐお腹の中に入っていくことは分かっているけれど、ついついやってしまう。

 今日のランチはいちごジャムとマーガリン。素敵な組み合わせだ。そして、今日はテスト1日目。ランチの後にも1時間テストが待っている。美味しいランチをエネルギーに変えて、全力で向き合えるといいですね。

(M.A)



2020年10月12日月曜日

今日のランチ(2020.10.12)

中華丼・春雨サラダ・中華スープ・牛乳・マンゴープリン

1012

 

 

 中華丼とは大胆なネーミングの丼である。よく考えてみてほしい。「中華」の「丼」だ。つまり、あの広大な中国とその深い歴史のすべてを総括した丼なのである。あな恐ろしや、中華のすべてをその口の中に収めんとするその覚悟は中華統一を成し遂げた始皇帝に匹敵するはずなのだ。

 そして丼の中身は決して名前負けすることはない。卵にエビに、豚肉に各種野菜たち。広大な中国の海山の恵みがふんだんに使われ、とろみのある餡によって見事な調和をなしている。中国本土の味付けの料理を中国料理と言い、日本向けにアレンジされたものを中華料理と言うそうだが、そのような違いは気にならなくなるほど懐の深い一品であった。

 かくして中華丼を平らげ無数の小皇帝となった我々はどこへ向かうのか、答えは大陸の風に舞う黄砂だけが知っている。

(M²)



2020年10月9日金曜日

今日のランチ(2020.10.9)

栗ごはん・サケ西京焼・小松菜煮浸し・けんちん汁・牛乳・ミニアップルパイ

1009

 

 

 

 実りの10月。今日は栗ごはん。労作畑のサツマイモもまもなく収穫の時を迎える。ランチホールから眺めると、赤とんぼが飛び交っているのが見える。ローターリーのわきに植えられた銀杏の木には銀杏がびっしりと実った。栗、梨、イチジク。敬和はキャンパス全体が収穫の秋を迎えている。

 

 ふと見まわすと、ひとりでランチを取る生徒が多いことに気づく。コロナ禍で対面の着席を禁じているので、余計目立つ。というか、今まで気が付かなかっただけなのかもしれない。「ぼっち飯」と揶揄する生徒がいるが、はたして一人のランチはそれほどまでかわいそうなのだろうか。周囲を気にせず、ひとり満足いくまで食事ができるほうが幸せではないか。

 

 同調圧力というのがある。自分の意見を言えず集団に気を使い、流されてしまう雰囲気を言う。幼少期から「一緒にトイレ行こう」「こっち来て食べなよ」などの体験を積み重ね、気づけば「友達幻想」のような呪縛にとらわれてしまう。個人の事情を曲げてまでグループに合わせることは、相当なストレスだ。声の大きなものに皆が流されると、意に添わない事にもNOを言えなくなる。

 

 一人でランチを食べることができる。しかし、行事やクラスではみんなと共に協力し、自分の意見をしっかりと表明できる。そんな敬和生に成長してほしい。大人になっても自分の意見を持たず流される者、同調圧力に自分の良心を曲げるストレスを抱えるものは多く、その年で気づいてももう遅いからだ。目の前で黙々と食べている「ぼっち飯」の生徒こそ、真の敬和生といえるのではないか。

(S・K)



2020年10月8日木曜日

今日のランチ(2020.10.8)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・揚げぎょうざ・ナムル・牛乳・フルーツゼリー

1008

 

 

 昨日、珍しく深夜、ラジオをつけて聴きました。すると、「マツケンサンバⅡ」を作曲された宮川彰良さんが小気味良いトークを展開していました。「ああ、面白いなあ」と思っていたら突然こんな音声が聞こえました。

 ラジオ「…。来年は2018年じゃないですか。来年こそ…。」

 私「…!!?」

目が覚める思いでした。実際、寝ぼけてた私は目が覚めてしまったんですが…。「夢か?」とも思いました。念のためスマホのカレンダーで2020年を確認してしまいました。最後まで番組を聴いていると、どうやら昔の放送をアーカイブスとして放送していたようです。ひと安心です。

 私はラジオはリアルタイムだという先入観に囚われていたようです。時間に縛られていないネット動画をよく見ているから余計にそう思うのかもしれません。やられました。

 ランチメニュー表には必ず年と月が書かれています。今日は2020年10月8日、メニューは中華麺です。「今日のランチレポートを何年後かに読み返すことってあるんでしょうか。」「昔のランチレポートも見てみようかな。」そんなことを考えながら、リアルタイムで中華麺をいただきました。リアルタイムで美味しかったです。午後もリアルタイムで頑張っていきたいとリアルタイムで思いました。

 

 ※今日のラジオ深夜便は2018年の放送回です。お気をつけください。ゲストは俳優の角野卓造さんです。

(Nm³)



今日のランチ(2020.10.7)

スパゲッティミートソース・イタリアンサラダ・牛乳・マフィン

1007

 

 

 思いがけないところからパンチを食らうことがある。パンチと言っても、それは衝撃をもった嬉しい知らせの時もあれば、こちらに痛みが残る苦しいものの時もある。今日も食らってしまった。不意打ちだ。なんだか切なくて熱いそれは、私の周りにしつこく居座り続けていて、振り払えないままでいる。

 

 今日のランチはミートソーススパゲティ。ちゃんと黒い服を着てきた。一口食べて・・・染みた。スパゲティに「染みる」という表現は似つかわしくない、ような気がする。が、それでもやっぱり染みた。一人で黙々と食べた人も、心を許せる仲間と語り合いながら食べた人も、偶然相席をしたお隣さんとの新しい出会いの中で食べた人もいることだろう。敬和を離れた後、いつの日かまたミートソーススパゲティを食べた時に思い出される記憶は温かいものだろうか。どうか虎にはならないでほしい、と心から思う。

(M.A)



2020年10月7日水曜日

今日のランチ(2020.10.6)

ごはん(ふりかけ)・サバ塩焼・ほうれん草和え・豚汁・牛乳・シュークリーム

1006

 

 

 

 鯖。これは、私が息子(1歳4か月)に食べさせたいと思っている食べ物の一つである。産院や小児科の栄養指導で何度聞いたことか。脳の発達に欠かせない栄養素を含む青魚を食べさせてあげてくださいね。と。

 しかし、我が子は食に関心がない。スムーズに食事が進むことは、ほとんどない。

 枝豆をさやから出す。パンにジャムを塗る。シャリっと梨をかじる。トマトをぐちゃっと掴む。納豆を混ぜる。ことなどに夢中なのだ。

 それはそれで脳を育んでいるのかしらと思いつつ、やっぱり食べてほしいと、脂ののった鯖を食べながら考えたのであった。

(T.A)



2020年10月5日月曜日

今日のランチ(2020.10.5)

ワカメごはん・鶏肉から揚げ・チンゲン菜ソテー・味噌汁・牛乳・グレープフルーツ

1005

 

 

先週のランチレポートに出てきた「最初の一口のコロッケを落とした人」は私です。

過ちは繰り返しません。

 

 

 から揚げがやってきた。しばしば登場するこのメニュー。前回から揚げが登場した時、私は歯医者に行った次の日だったので、歯に痛みのある状態で見るから揚げは絶望を私に与えた。まるで活火山のようにそびえ立つ茶色の物体はいかにも硬く、文字通り「歯が立たない」と一目でわかった。熟練の登山家がコンディションと気候によって勇気ある撤退を選ぶように、私も無念の撤収を余儀なくされた。

 

 あれからどれだけの日々が流れたか、から揚げは再び私の目の前に現れた。コンディションは絶好調。しかし焦ってはいけない。先週の悲劇が脳裏によぎる。ピッケルで岸壁を調べるように箸でから揚げに触れ、ここというポイントを見出すとゆっくりと、慎重に、しかし迷いなくかぶりついた。

 するとどうだろう、口の中に広がる鶏肉の旨味。ついに踏破成功である。頂上で旗でも立てたい気分であったが、あいにく持ち合わせていないので代わりに味噌汁を啜った。山登りのあとの味噌汁は絶品である。明日は、どこの山に登ろうか。

(M²)



2020年10月2日金曜日

今日のランチ(2020.10.2)

菜めし・ししゃもから揚げ・茎わかめサラダ・とんこつ野菜スープ・牛乳・ミニエクレア

1002

 

 

 

 10月に入り敬和の桜も少しずつ赤く色づいてきた。朝晩の寒暖差も大きくなり、登校時にブレザーを着て来ても日中は暑いという日もあり、体調管理が難しい。昨夕は急な驟雨があり、近くの海上では竜巻があったらしい。秋の日はつるべ落とし、遅バス発車の頃には真っ暗である。

 

 例年、敬和では「秋の陣」なるイベントが発生する。これは、生徒がなんとなくざわざわと落ち着きなく、生活指導の諸問題が発生することである。戦国時代なら「夏の陣」と「冬の陣」だが、敬和はなぜか「秋」。この時期の先生方は一匹の子羊を追うのにあわただしく駆け回り、5限を終えたころにようやく昼食ということもある。

 

 短時間で、少ない労力で、最大の結果を出すことこそ、賢く有能なのだという新自由主義経済では、逃げ出した子羊など真っ先に切り捨てられる存在であろう。あちこち躓き、手がかかり、面倒くさい。しかし、そんな弱い存在にこそ神様の栄光が現れると信じて教育の業を担う教員。その教育環境を保つために日々陰ながら仕事をするエッセンシャルワーカーの職員。

 

 一匹を追い続けるあまり、他の99匹を路頭に迷わせるのか。たまに頂く正論めいた極論に落ち込むことも多い。しかし、敬和の99匹はそんなに自己中心的ではない。次に自分が迷ったら、きっと自分も見つけ出してもらえるに違いない。そう信じて待つことができる群れである。秋の陣はその群れとなるための大切な通過点なのである。

(S・K)



今日のランチ(2020.10.1)

バターロール・ビーフシチュー・生野菜サラダ・牛乳・みかん

1001

 

 

 

 昨日何かが飛んできてぶつかられました。なんだったんだろうと思ったらおけらでした。漢字で書くと螻蛄と書くらしいです。生まれて初めてオケラを見たのでびっくりしました。しかし、自分はオケラといえば土を掘る虫だと思ってたので空を飛べるんだと感動してしまいました。よく調べてみると水上を泳ぐこともできるらしく、大変素晴らしい虫がいたものだなと思わされました。お金がなくなる慣用句にもなってますが、なぜそうなってしまったのかが不思議なくらいパワーを持っていました。

 

 今日のランチはビーフシチューでした。ファンが多いようでおかわりしている方を何人も見ました。お肉を食べて力をつけて午後もパワフルに秋の校舎を飛び回りたいと思います。

(Nm³)