2021年11月30日火曜日

今日のランチ(2021.11.30)

ごはん(ふりかけ)・酢豚・中華スープ・牛乳・杏仁寒天

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新潟のこの頃は晴れが続いて嬉しいです。3日連続の晴れです。しかも,今朝はひ・さ・び・さの快晴。11月の20日から1週間丸々,雨か曇りか霰(あられ)だったことを思い出すと,貴重な日です。風も強かった。それにテスト前の緊張感が加わり,もういろいろと嫌になるような1週間でした。でも,今日は快晴です。

「なんで,冬になると木から葉っぱが落ちるのだろうか」

と生徒に聞いてみると,

「冬は葉っぱに給料が払えなくなるから木がリストラするんだ」

と答えてくれました。

これだけ日照時間が極端に短くなれば,確かに栄養を葉っぱに送ることができないもんなと納得する回答でした。

今日のランチは酢豚です。明るい光に照らされて,キラキラ光るランチの酢豚。最高です。明日からやってくる嵐もこの酢豚の輝きを胸に乗り越えて見せる!そして,酢豚の栄養を腹に乗り越えて見せる!

腹を決めたランチとなりました。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2021年11月29日月曜日

今日のランチ(2021.11.29)

きのこピラフ(グリルチキンのせ)・野菜スープ・牛乳・パインヨーグルト

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 このレポートを書くようになって、初めのころは毎日書かせてもらっていたが、最近では週に一度、月曜日が私の当番になっている。大変だからという配慮で週一になったが、これを書くのは実に楽しい。いつものランチも何を書こうかと考えながら食べていると楽しくなる。楽しく食べると、おいしいものはいつも以上においしくなる。そして今日はその月曜日、週に一度このレポートを書ける日だ。しかし、ランチメニューをずいぶん前から確認していた私は、今日はちょっとブルーだった。なぜなら、今日のランチは「きのこピラフ」であったからだ。そう「きのこ」である。これを食する勇気を持つことができるのだろうか?朝からその心配でいっぱいだった。

 

 いざ、ランチへ。今日は出遅れた。しかし、いつも以上にゆっくりした時間に行ったものだから、ランチ行列は解消されていた。いざ、ピラフを盛ってもらう。後ろがいなかったものだから、キノコを避けてたっぷり盛ってくれた。それでも入ってしまったきのこをわざわざ取ろうともしてくれた。これにはあまりにも申し訳なく、大丈夫ですよと一声かける。しかし、その行為にはかなり感謝である。たっぷり盛られたピラフの上にグリルチキンが置かれる。そこに野菜スープとデザートが添えられる。見事な洋食のプレートの出来上がり。

 

 さて、実食!いくらよけようとも「きのこ」はやっぱり入ってる。しかし、ちょうどいいあんばいでおなかが空いている。空腹は何よりの調味料である。苦手なきのこをお構いなしに口に入れていく、うまい!スプーンで山盛りにすくったピラフを3回お口にインして、チキングリルにかぶりつくと完璧な組み合わせだ。あっという間に山盛りに盛ってあったお皿が空になる。当然、おかわり。おかわりの時はランチ後半組に混じったため、きのこを除けずにそのまま盛ってもらう。またまた大盛。一皿目の勢いのまま、きのこも構わずお口へ入れていく。やっぱりうまい!これはもしかしたら私はきのこを克服したのかもしれない。いままでのきのこ嫌いはいったい何だったのか?これも間違いなく、ランチレポート効果である。ネタのためにと、今まで口に入れることのなかったきのこを食した。こんな機会がなければ、今までのようにどんな小さなきのこでも、お箸を使ってせっせとよけていただろう。さて、このきのこ克服を、家族にも披露しなくてはならない。4人の子供たちは「パパはきのこが食べれない。」そういう認識で育ってきている。パパだって、嫌いなものを克服する努力をしたんだと、いいところを見せなくてはならないのである。そう、だから今日は思い切って帰りのスーパーでシイタケを買って帰えろう。今日の晩御飯はシイタケの肉詰めに挑戦だ。さっそくクックバッドで調べる。

 

 とにかく、敬和のランチはおいしいだけでなく、いろんな効果があることに気が付かされる。いいこと尽くしのランチなのだ。

(S.M)



2021年11月26日金曜日

今日のランチ(2021.11.26)

シーフードカレー・生野菜サラダ・スープ・牛乳・プリン

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 先日、朝の見回りで4Fに上がると、日本海の荒波が防波堤に打ち寄せ大きなしぶきをあげているのが見えた(某映画会社のオープニングを想起いただきたい)。正面玄関のけやきもすっかり葉を落として、生徒たちは落ち葉掃きの労作に忙しい。今年も太夫浜には冬が到来したようである。

 

 昨日④テスト1週間前となり、生徒たちは課題の提出や質問のために教務室へ頻繁にやってくる。この生徒たち、実は2つの類型があるのだがご存じだろうか。1類は「主体的質問型」。授業で分からなかったところや、自学自習していてつまずいたところを質問しに来るタイプである。教師のちょっとしたヒントや、アドヴァイスで「あぁっ!!」とひらめいて帰ることが多い。

 

 2類は「受動的質問型」。自分は何が分からないのかが分からないタイプ。こちらは呼び出されてくることが多い。まず、試験範囲の確認から始め、どこに躓きがあるかを見つけだす。その上で解き方を教え、一緒に問題を解いてみるので時間がかかる。しかしこのタイプはできた時の喜び方が半端ない。「うぉーっ!!出来たー。俺、天才かもしれない。」いやいや違うし…。

 

 とはいっても、どちらも教務室に「来る」のが敬和生らしい。教師と生徒の垣根が低いことに、お叱りをいただくこともあるのだが、質問しやすい雰囲気というのはこれからも大切にしたい。見れば教務室だけでなく玄関ホールの机でも即席の補習が行われている。教科の先生方の奮闘ぶりも、冬の敬和の風物詩といえるのかもしれない。

(S・K)



2021年11月25日木曜日

今日のランチ(2021.11.25)

ごはん(のり佃煮)・つくね焼・もやし胡麻和え・さつま汁・牛乳・みかん

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古代日本の歴史書『日本書紀』に当麻蹴速(タイマのケハヤ)という人物が登場する。これがずいぶんな剛力で、「どうにか自分より強いものと戦ってみたいものだ!」とよく豪語していたそうな。これに感心した垂仁天皇は出雲国から野見宿禰(ノミのスクネ)という、これまた力自慢の人物を呼び出して戦わせた。これが垂仁天皇7年7月7日、「野見・当麻の天覧」と呼ばれる。結末として、スクネが勝利したのだが、『図録「日本相撲史」総覧』によればこの力比べが日本の国技である「相撲(すもう)」の起源と言われている。ちなみに埴輪(はにわ)を発案したのもスクネである。

 

この箇所を読むたびに、今日の敬和ランチの主役でもある「つくね」が脳内をよぎる。焼き鳥屋に行くと決まってつくねから頬張る。生のピーマンにはさむのもよい。敬和ランチに出てくる立方体つくねも大好物だ。

 

しかし、いくら調べても僕の期待する「スクネがつくねの語源である」という説は見当たらない。つくねの語源を西日本方言の「捏(つく)ねる」だと百科事典が言う以上、僕の期待は打ち砕かれるのであろうか。

そうは問屋が卸さない。「両国国技館の地下に焼きつくね工場がある」と都市伝説が流れるほど相撲とつくねは切り離せないのだ。「捏(こ)ねる」を誰か相撲ファンが「スクねる」と言い換え、それが「捏(つく)ねる」の語源になったのかもしれない。そんな妄想仮説を僕がこれから拡散すれば良いじゃないか。

 

昨日、旭大星を押し出した新十両の朝乃若(佐渡出身)はミカンが大好物で昨日の勝利もミカンパワーのおかげと答えていた。今日は僕の前にもデザートのミカンが。気分はすでに熱気に満ちたちゃんこ場である。

ごっつぁんでした。

(A.H)



2021年11月24日水曜日

今日のランチ(2021.11.24)

スパゲティミートソース・生野菜サラダ・牛乳・ココアマフィン

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今日のランチは、敬和でも大人気のミートソーススパゲッティーがメインだった。普段ランチを食べていない私にとって久々のランチであったが、やはり敬和のランチはいつ食べてもおいしい。ミートソーススパゲッティーは、麺がモチモチしていてしっかりとした歯ごたえがあり、そこにたまに来るグリンピースと玉ねぎがまたアクセントになって麺とマッチしている。ふだん私は、よくパスタ屋さんに行くため麺を食べる機会が多いが、その中でも敬和のミートソーススパゲッティーは特においしく感じる。これは、お店で食べるよりも、調理員さん達の愛情がたっぷり詰まっているのが原因かもしれない。

スパゲッティーのモチモチとした食感に加えて、サラダのシャキシャキ感、マフィンのふわふわ感、3種類の食感を一度に味わうことが出来、とても幸せな時間だった。

 

今日は、2人の生徒と一緒にランチを食べたが、1人で食べるよりも数倍おいしく感じた。“生徒と一緒に同じ食材を食べることができる”そこもまた敬和ランチのよさだと思う。

久々のランチは本当においしかった。ごちそうさまでした。

(K.H)



2021年11月22日月曜日

今日のランチ(2021.11.22)

さつま芋ごはん・サバ西京焼・小松菜おかか和え・きりたんぽ汁・牛乳・アップルパイ

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 今日のランチにまず目がいったのは、お芋のご飯だ。事前に配られていたメニュー表には炊き込みご飯とあったが、今年の労作は豊作だったのだろう、お芋のご飯に変更されていた。白いご飯が大好きな私ではあるが、生徒たちと一緒に作ったお芋である、これを食さなくてどうするか。今回で、おそらく3回目のお芋のご飯であるが、今日のお芋が一番甘みが増しているように思えた。ゴマ塩が用意され、お芋ご飯にまぶす。ほんのり塩味がきき、お芋の甘みが増した。メインのサバの西京漬けもいつも通りにうまい。サバには程よい脂がのっている。ご飯がすすんでしまう。お汁に手を伸ばすと、今日はナントきりたんぽ汁。いつも通りに具はたっぷり。メインのおかずで、ご飯を一杯。きりたんぽ汁でいつものように用意してくれている白ご飯で一杯。そして、ここのランチでしか食べることのできない、小松菜のおかか和え。完全なる和食だ。今日もうまい。

 

 昨日、日曜日であったがジムに行くのを控えた。全身がガチガチだった。私はいつもストレッチというものをしない。ストレッチしている時間があれば、おもりをあげる。それがたたったのか?全身の筋肉がこわばってしまった。主日礼拝に参加したのち、極楽湯に行った。先日、引っ越したばかりで気が付かなかったが、家の近くにあることを知った。コロナで控えていたサウナにがっちり入った。一本目、30分。2本目、20分。3本目、10分。ジムもそうであるが、なぜか自分と戦う。ストレス発散のつもりであるのだが、めちゃめちゃ疲れる。サウナ後に、久しぶりに体重計に乗ったら、自分でもびっくりするぐらい痩せていた。あと一息で3桁の大台に乗りそうだったのが、あれから7キロは下がっていた。汗をかいた分もあるだろうが、これはヤバい。育ち盛りの私は、もっと食べなきゃならない。気を許してしまうと、すぐに落ちてしまう。そういえば、食べる量が減っていたかもしれない。でもさすがに育ち盛りの47歳。前のように食で自分を追い込めない。

 

 筋トレもサウナも食することも常に全力で向き合う。しかし、そろそろ下り坂か?生徒たちと一緒にサッカーをやってもびっくりするぐらい身体がイメージ通りに動かない。体にしみ込ませた柔道をやっても、そのキレのなさに自分で驚いた。そろそろ自分の現状を受け止めなければならないのだろう。

 

 そんな私の楽しみは、やっぱり敬和のランチである。苦手なキノコも克服しつつある気がする。この喜びをこうしてレポートできる楽しみを私は大事にしたい。

(S.M)



2021年11月19日金曜日

今日のランチ(2021.11.19)

ごはん(しそひじき)・厚焼玉子・小松菜煮浸し・鶏団子スープ・牛乳・シュークリーム

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 今日のランチのメインは?初めにおかずを手にしたときに黄色い厚焼き玉子に目がいった。今日は卵焼きか……。少しボリュームに欠けるかと思いきや、スープを手にしたときにその中身を見て納得がいった。大きなつみれ団子が入ってる。さっそくお口へイン。鶏肉だ。今日のメインはこのスープだろうか?それとも卵焼きだろうか?いや、この2つの品のマッチングこそが、今日のランチを完璧なものに仕上げている。さらには、スープがうまい。白濁している、白湯スープだろうか?そのスープを口にして、とてつもないある欲求にかられてしまった。ここにお米をインしたい。そうすれば、完璧な白湯クッパの出来上がり。しかし、目の前にいる生徒の視線を気にしすぎた私は、その衝動を抑えた。「行儀が悪い」そう思われたくなかったのである。だが、このレポートを書いている今、「いい先生」を演じた自分自身に後悔している。ありのままに生きることの大事さに気が付かされるいい機会を得た。白湯スープ、クッパにならずの悲劇の日。今日の一日を振り返った時、そんなネーミングをつけることができるのだろう。

 

 そうだ、この無念を晴らすには晩御飯に白湯クッパを作るしかない。ちょうど今日の朝、食べきることのできなかったご飯をラップして冷蔵庫に保存してある。さっそくクックパッドで調べてみよう。

 

 今日は1日、来年度に向けた学校紹介用のビデオの撮影をしている。全校生徒に、身だしなみの注意とカメラ目線をしないようにとのお願いがあった。ランチの風景も撮影していた。食べているところにがっつりカメラを向けられている。しかもかなりの至近距離だ。これで、カメラを意識しないで食べるのは不可能に近い。しかし、ランチを食べている敬和生は、カメラを向けられていることなどお構いなしに、楽しそうに食べている。そんなシュールなシーンをカメラに収めた。

 

 つもりであったのに、またまたカメラにメモリーカードが挿入されていなかった。前にも同じことがあったが、このカメラは不親切だ。メモリーカードが入っていないなら教えてくれればいいのに、教えてくれない。3時間目の労作の授業で、玉ねぎの苗植えをしている、自分のクラスのナイスなシーンも全く撮れていなかった。ショックである。

 あーーー、今日はなんて日だ。クッパを逃すし、ベストショットは失うし……。しかし、この無念をこうしてレポートできる機会を得られることは、いいことが起こる前兆なんだろう。そう信じて残りの時間を楽しみたい。今日もごちそうさまでした。

(S.M)



2021年11月18日木曜日

今日のランチ(2021.11.18)

バターロール・チキン香草焼・野菜ソテー・ほうれん草ポタージュ・牛乳・スイートポテト

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敬和ランチは今日、「ぺっとり」している。

 

ランチをレポートする身として、料理一品一品をどのオノマトペ――「さらさら」や「にやにや」などの擬音語・擬声語——で表現するかは苦悩の絶えない問題である。方言類も含めると4500を超えるオノマトペの中からこのおいしさを的確に表現するオノマトペを探し出し、そしてそのオノマトペから僕が感じている意味とまったく同じ意味を、読み手である皆さんが感じ取ってくれるだろうか、という疑念が残り続けるという苦悩だ。

 

実験してみよう。「ゴロゴロしている」、と言われて今皆さんが思い浮かべたのはベッドの上でスマホをいじりながら「ゴロゴロ」している姿だろうか。それとも雷の音光が「ゴロゴロ」と響き渡っている情景だろうか。怠惰と雷鳴とを誤読されるのも困るが、もっと困るのはポジティブな表現と思って使ったオノマトペを相手がネガティブに解釈してしまう瞬間である――男性陣は、女性に「これどう思う?」と問い詰められた瞬間のややこしさを思い出して頂きたい——。

 

皆さんには、以上の葛藤に悩みながらも今日のランチを「ふんわり」でも「べったり」でもなく「ぺっとり」と表現する僕の勇気と意図を汲んで頂きたいのだ。一口目、ほうれん草ポタージュの舌先に残るマイルドな、しかしほうれん草特有の苦み。二口目、チキン香草焼きを口に運んだ瞬間の驚き。皮バリバリ系ではなく、溢れ出ようとする肉汁を抱え込んだ衣が頬の落ちるほど柔らかいのだ。三口目、バターロールそれ自体がいくら「ふっくら」していようとも、添えられたマーガリンが触感を一変させる――しかしバターを塗る工程が省略できるように産まれた「バター」ロールにマーガリンを塗る贅沢さにはめまいがする——。デザートは梨の予定だったが急遽変更でスイートポテト。甘党の僕は、食後も「ぺっとり」と甘い幸福感を残してくれるこのスイーツに舌鼓を打った。

 

「ずっしり」した日もあれば「パリッ」として日もある。そして今日みたいに「ぺっとり」した日があるのもまた良いものである。

ごちそうさまでした。

 

(A・W)



2021年11月17日水曜日

今日のランチ(2021.11.17)

青しそごはん・サケチーズフライ・小松菜和え・キムチ汁・牛乳・バナナ

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 「歴史とは過去と現在の対話である」と、ある歴史家は述べた。 

 「食」にも歴史があり、先人たちの知恵が存分に活かされ、今の食文化を形成している。人間が食べられるものとしての食材を見つけるまでの過程はある程度想像できる。他の動物が食料にしている、またはそれに類するものと推定できる、といった理由から活用したのだろう。あるいは、飢餓ゆえに食にしたものが定着していったのかもしれない。一方で、調理方法や加工方法については、その工夫と執念に熱い歴史が感じられる。

 今日のメニューに名を連ねる「サケチーズフライ」ひとつとっても、その背景には歴史が垣間見える。

 まず、このフライという調理方法についてである。古代エジプト~古代ローマのころには「揚げ調理」は行われていたようだが、フライという手法は簡単に思いつくものではない。一体何をどうすれば、高温で熱した大量の油の中に、食材を小麦粉、卵、パン粉をまぶして投入するなどという行為に至るのだろうか。「どうにかして、あらゆる物をおいしく食べたい」という、食に対する狂気じみた執念すらも感じる。また、チーズは古代メソポタミア以来5000年以上の歴史があるが、その気温が高く乾燥した気候と移動を繰り返す生活習慣によって、たまたまヤギの乳が発酵して生まれた偶然の産物とも言われている。何よりも、その怪しい香りのする塊を食べた人物の勇気は称賛に値する。つまり今日のこのメニューは、サケという自然の恵みに、偶然が重なり、そこに人間の勇気と狂気が加わった結果生み出された歴史的メニューといっても過言ではない。

 ランチは先達の残した歴史の結晶であり、調理員の皆さんはその歴史を紡ぐ歴史家とも言えるのではないだろうか。

 

 などと想いを馳せ、食事を終えると同時に、「この悩ましい腹には歴史が詰まっている」と考えたら少し前向きになれた。

(H.A)



2021年11月16日火曜日

今日のランチ(2021.11.16)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・棒ぎょうざ・ぜんまいナムル・牛乳・ミニタルト

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 今年は、サツマイモが豊作です。大変、良い出来でした。

 ランチ用に“煮てもOK、焼くとほくほく”「紅あずま」、焼き芋用に“とろっと蜜イモ”「べにはるか」を栽培しています。

 労作科として、サツマイモ栽培に主体的に携わって10年になります。

 農作業は自然との対話。お日様にお伺い立てながらの毎日です。

教科書通りにはいきません。ほかの場所でうまくいった方法が、海が近くて年中風が吹き、雪もまあまあ降り、夏も暑い太夫浜の砂地ではうまくいくとは限りません。

 しかも、敬和学園の労作は「授業」です。日にちと時間帯が決まった中で作業を進めるしかありません。やるべき作業が、ベストのタイミングでできないこともしばしば。

 そんななかでも敬和のサツマイモ栽培には、私の労作科の10年間で見出した経験則があります。

「生徒に『雨降ってんのにぃ』と言われながら、カッパ着て苗を植える」と、その年は成功。

 

ちょっと振り返ってみました。

https://www.keiwa-h.jp/?p=100967

1年生、カッパ着てますね。 

植え付け時に雨。それが、サツマイモ栽培の勝利の方程式。ゴールデンロード。

 

 前夜からの弱い雨を含んだしっとりとした砂に植え、そのあとも雨が十分に降ると、

明らかに苗の活着がよくて、新しい葉を出した2週間後の輝く畑にほれぼれします。

 

 クラスの焼き芋でも食べきれず、サツマイモ献金をしてもさばけず、オープンスクールで振舞って、調理実習で豚汁に使い、ランチでも食べきれない。

 先日、飯豊クラスの労作で段ボールで9箱詰めてもらい、妙高クラスの労作で車に積み込んでもらい、新潟市北区社会福祉協議会に持っていきました。「フードバンクにいがた」さんや、北区内のお困りのご家庭や、こども食堂にお分けするそうです。

 

 それでもおイモさんは、段ボールで10箱、大きなコンテナで3箱あります。段ボールのおイモさんは、お世話になっている福祉施設にお配りしようと思います。

 そして、コンテナ3箱分。今後もランチでおイモさんは活躍します。(なお、今日は活躍していませんでした。)

(M.I)



2021年11月15日月曜日

今日のランチ(2021.11.15)

豚肉ピリ辛丼・ブロッコリーサラダ・ワカメスープ・牛乳・りんごゼリー

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学びの体験には,日常の「見え方」を一変させる力があります。

 

本日のランチメニューに掲載されていた「ぶどうゼリー」という文字列が「葡萄車厘」という漢字に脳内で置き換えられてしまうのは,私がいま漢字検定1級の学習に恪勤精励しているからにほかなりません。

 

「葡萄」という漢字はご存じの人が多くとも,「ゼリー」にまで漢字が存在するというのは,意外で面白いと思いませんか?面白いと思った方は,私と一緒に漢検の勉強をしましょう!

 

ちなみに,漢検1級の熟字訓の出題において「葡萄」の読みを答える際は「ぶどう」と答えると不正解になります。熟字訓というのは,複数の漢字が組み合わさった時に本来の字が持たない特殊な読み方をすることをいい,例としては「今日」と書いて「きょう」などが挙げられます。そこへゆくと,「葡萄」の熟字訓読みは「ぶどう」ではなく「えび」となります。「えび」というのは今日では「葡萄色(えびいろ)」という色に名を残す読み方で,山葡萄の古名である「えびかずら」に由来しています。のちに「海老色(えびいろ)」という別の色と同名であることから混同されるようになり,いまに至るといいます。

 

そんなことを思いながらランチを食べにゆくと,実際に提供されたのは葡萄車厘ではなく林檎車厘でした。何かの事情による変更が為されたことを察し,冷静沈着に林檎車厘を頂きました。

ほかにも,和布肉汁や芽花椰菜撒拉托も美味しく頂きました。

(A.N)



2021年11月12日金曜日

今日のランチ(2021.11.12)

ミートピラフ・グリーンサラダ・コンソメスープ・牛乳・ヨーグルト

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 「この世界で死ぬまでにしたいこと2000」という本を読んでいる。本の見開き扉には「アメリカには『BUCKET LIST』といって、死ぬまでにしたいことをリスト化する習慣がある。たった一度きりの人生なら思いっきりこの世界を遊びつくそう‼」とある。世界各地を訪れ、現地ならではの体験を2千集めた旅の本である。

 

 コロナ前、2018年の発刊なので、今はおとなしく眺めるしかないのだが、私自身の少ない体験でもいくつかリスト入りしていてうれしい。№0198バリ島でバロンダンスを見る。№0237九份(台湾)で千と千尋の舞台を撮影。№0372純白の世界遺産オペラハウス。北米のリストのほとんどは2回の海外教室引率での経験が含まれている。

 

 「たった一度きり」。敬和での出会いと体験も同じだ。敬和生はコロナ禍で制限された敬和生活を送ってきた。日々の礼拝は教室で守り、賛美歌を歌うことさえ許されなかった。53rd(2年生)は昨年ほとんどの行事を中止、縮小で終えた。宿泊行事はなし。しかし今秋、修養会を実施できたことを皮切りに、賛美歌発表会など敬和でしかできない行事が再び動き出している。

 

 感染前の行事に戻すのではない。感染防止に努めながら、新しい形態を模索するのだ。「たった一度きり」は、共に歩む学年教師、すべての教職員、そして保護者も同じである。「敬和の行事は思い出作りのためにするのではない。ともに成長するために行うのだ。」元校長小西先生の言葉を改めて思い出し、一期一会を大切にしたいと思う晩秋である。

(S・K)



2021年11月11日木曜日

今日のランチ(2021.11.11)

ワカメごはん・豚肉生姜焼・野菜ソテー・味噌汁・牛乳・オレンジ

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 生姜焼きは夢を見ていた。それは、自分がまだ一介の豚肉で、最高の相棒を探し旅をしていた頃のものだ。様々な調味料と出会い、セッションし、そして別れる日々。刺激的な出会いも多くあったが、目新しいのは最初だけ。しばらくするとその味のくどさに胃もたれし、しばらく違う道を歩もうと告げて、二度と振り返らない分かれ道を進んできた。ショウガと出会ったのはその頃。遥か昔に中国からやってきた彼は薬効品として名を上げ、単なる食材以上の地位にいた。一世を風靡し大航海時代などは1ポンドが羊一頭の価値を持っていたらしいが、それも今は昔。流通が発達しショウガは値下がり。あまりに普遍的な存在として、黄金世代はとっくに過ぎているように思えた。あのショウガとコラボできれば、と思うミーハーな心と、いまさらショウガは前時代的か、と思う気持ちが交錯。するとショウガはにやりと笑って言った。「私の黄金時代は過ぎたという人がいる。いまはもっと多様な刺激が手軽に味わえる時代。それは否定しない。しかしこの時代まで生き抜いてきた価値と理由は必ずある。それを知ろうとするか、通り過ぎるかはお前次第だ」。かくして豚肉はショウガとコラボした。そして納得させられた。どんな味とも調和し素材の良さを高める親和性。一瞬刺激が少ないように思われて、それが長く食べ続けられる理由でもあった。これが歴史のなせる業。そして体がほんのり温まり、健康をも手に入れることができる。そこからいちども解散することなく現在まで関係性は続いている。ブームに左右されない普遍性を手にしたのであるが、それは歴史に敬意を払うことでもあった。生姜焼きのその先へ、夢は続いていく。

(M²)



2021年11月10日水曜日

今日のランチ(2021.11.10)

食パン・クリームシチュー・イタリアンサラダ・牛乳・フルーチェ

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 世の中に「シチュー論争」というものがある。

 

 私がこの論争をはっきり意識したのは大学の時だった。ある時、大学時代の友人がこんな話をしてくれたのだ。その友人は小さい頃から姉に「シチューをご飯にかける家は少数派。だから、友達とシチューを食べる時や給食の時は、何を出されても静かに食べろ。そして、シチューをご飯にかけるなどと絶対に自分からは言うな」と言われたとのことだった。しかもそれは一度や二度ではなく、シチューが毎回食卓に上がるたびに口酸っぱく言われたそうだ。そのエピソードを聞いて思わず、私は吹き出してしまった。きっと友人の姉はシチューの食べ方をバカにされた経験があるのだろう。同じ思いをしてほしくないという一心で言い続けたに違いない。しかし、わざわざシチューの食べ方にコンプレックスを抱くような言い方をしなくてもよいのにとも思った。たかがシチュー、されどシチューなのだ。

 

 その点、敬和のランチは平和的である。メニューではパンとなっているが、ちゃんとご飯党のためにご飯も用意されているのだ。パン党も、ご飯党もご自由にどうぞという優しいスタイル。論争勃発を食いとどめてくれている。

 

 世の中のシチュー論争は永遠に解決しない。白黒はっきりするのではなく、敬和的解決も時には必要である。「ああ、あなたはご飯なのね。私はパンにするの。」ってね。

 

 え、私はどうしたかって?私も実はご飯党なのである。えっへへ。

(T.Y)



今日のランチ(2021.11.9)

菜めし・イカフライ・キャベツソテー・さつま汁・牛乳・米粉ガトーショコラ

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揚げ物を家で作るのは大変なので、外食のときにできる限り食っとくもんだ、というのが大学時代の僕の方針だった。単に大変だからというだけではなく、やはり外で食べる本物の —僕が家で作る揚げ物はいわゆる「揚げ焼き」である。偽物とまでは言わないが、、、― 揚げ物は確実に私の予想を裏切ってくれる。今日のイカフライもまた、「ザクっ」と予想を裏切るクリスピーさで僕の箸を惹きつけ続けた。くたっとソテーされたキャベツのアシストも心地いい。

 

コロナ禍で外食は制限されようとも敬和生は幸いである。敬和ランチが本物の味を教えてくれる。本物の味とは、「これはここでしか味わえない」という事実に気づけた味である。久しぶりに新潟の古町に出かけた寮生が後輩を連れてアメリカンハンバーガーを食べに行ったと嬉しそうに話してくれた。あのアメリカンなサイズもまた「そこでしか味わえない」ものだっただろう。そしてきっと彼も敬和を卒業して行けばこの敬和ランチの本物の味が、「ここでしか味わえない」という事実に驚き、懐かしみ、長期休みには「新潟に帰ろうかな」なんて言い出すのであろう。僕がまさにそうであったから。

 

本物と言えばさつま汁にごろごろと入っているサツマイモが本物であるということも敬和生ならみんなわかっている。スマホやリモコンなどの補助器具を一切介さず、自分自身の指先で探り掘り出したサツマイモである。この甘みを感じているのは舌先の味覚器官だけではない。全身で味わうのが敬和ランチである。

 

さて今日も、本物で埋め尽くされた敬和生活が守られますように。

ごちそうさまでした。

(A.H)



2021年11月8日月曜日

今日のランチ(2021.11.8)

ごはん(のり佃煮)・鶏肉バジル焼・レタスサラダ・味噌汁・牛乳・みかん

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 今日のメインは鶏肉のバジル焼き。バジル……なんだか高級な響きだ。そもそもこのバジルという香辛料の葉っぱを一番初めに使用した人は天才だ。そこらにただ生えている葉っぱで味付けしようとは到底私には想像できないことである。しかもこれがうまいもんだから困ってしまう。パスタにあえれば、完璧なイタリアンに変身だ。なんて一生懸命ネタ探しをしていると、今日はみそ汁に目がいった。

 

 今日のみそ汁も具だくさんだ。この味噌汁だけでご飯が進む。しかも今日は新潟名物、栃尾のあぶらげが入っている。あぶらあげではない、あぶらげである。昨晩、いつもの晩酌お供にあぶらげを食した。新潟のスーパーでは当たり前においてあるが、他の県でお目にかかることはまずない。初めて見た人は、なんと分厚いあぶらあげかと驚くに違いない。私はそうであった。

 

 栃尾の道の駅でその場で揚げた、揚げたてのあぶらげにネギと鰹節をのせて、だし醤油を少し多めにかけて食べた。食堂に行けばご飯をつけて定食として出されていた。見た目とあのボリュームの驚きの感動を今も忘れない。そして何より安い。昨晩も少しあぶったあぶらげをザクザクと切ってその上からネギと鰹節をのせ、醤油をかけてたべた。時として、分厚いそれを半分にしてキムチを挟んだり、納豆を挟んだりもする。しかし、シンプルイズベスト、鰹節とネギが一番。何よりも手間がかからない。これが一番だと信じていた。今日はその概念を覆させられてしまったのである。

 

 おみそ汁の具としてまるで油揚げかのように、新潟名物のそれは使われていた。しかも、みそ汁がたらふくしみ込んでいる。普通の油揚げの数倍はある大きさのそれを口に運ぶと、それはもうご飯が止まらない。気が付けば、みそ汁3杯で大盛ご飯を2杯たいらげた。これだけで、満足のような気がしたが、メインであるはずのバジル焼きが残っているではないか。仕方なく、メインをいただくために、3杯目のご飯。しかも、いつものくせで、大盛にしてしまった。メインだけではご飯を食べきれず、さらにみそ汁追加。さすがに今日のおなかはいっぱいいっぱい。

 

 昨日チャレンジャーで安売りしていたあぶらげが、我が家の冷蔵庫に残っている。今日もシンプルに食すつもりでいたが、さっそくみそ汁にインである。今日は早く帰って、パパが晩御飯を作ろう。子供たちの笑顔を見れる楽しみが、今日のランチのおかげで一つ増えることとなった。今日も感謝を込めてごちそうさまでした!!

(S.M)

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2021年11月5日金曜日

今日のランチ(2021.11.5)

さつま芋ごはん・サバ照焼・おひたし・ごま豆乳スープ・牛乳・プリン

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 敬和に来て初めて持ったクラスは妙高だった。前任校で9年連続担任をしており1年は担任を休みたい気持ちがあった。さらに「採用1年目の、海のものとも山のものともわからない奴に、担任はさせないだろう。」と高をくくっていたので、妙高担任を告げられた時は驚いた。37名のクラスだった。

 

 すでに20年以上前のことだが、今でも入学礼拝やその後の保護者を交えたクラス開きなどを思い出す。北は岩手、南は沖縄と様々なところから来た生徒を預かる重責を感じていた。一方で、もう一度初担任の気持ちに戻ろう、教員という仕事を惰性でやっていた自分を一回解体し再構築しよう、と思っていた。

 

 教室には、妙高山のポスターが額装されてかかっていた。聞くと、前年度の妙高クラスの担任の先生が、わざわざ観光協会へ問合せをして、送っていただいたものだそうで「大切に飾って欲しいな。」と引き継いだ。山頂の特徴的なドーム、手前に池をたたえた盛夏の写真だったように記憶している。

 

 クラスに山の名前を付けたのは、初代校長太田先生のお考えによるものだそうだが、詳細は寡聞にして知らない。しかし、こうして遠い昔、敬和初担任の感動を鮮明に思い出すのは、1組やA組などの記号では表現できない何かがそこにあるからである。修養会で見た妙高山は、広い裾野に美しい自然を抱き、凛々しく聳え立っていた。

(S・K)



今日のランチ(2021.11.4)

ソフト中華麺(麻婆ソース)・春巻・中華和え・牛乳・ミニ鯛焼

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 めっきり寒くなり秋も深まってきました。体調は大丈夫でしょうか。こんなに寒くなってくると、やはり食べたくなるのが「温かいもの」です。定番はやっぱり鍋でしょうか。でも、ランチで鍋を出すわけにはいかないので、その代わりにいろいろな温かいメニューが並びます。

 

 今日はソフト中華麺麻婆ソースでした。ラーメンとは違った感じで、豆腐と挽肉、そして独特の辛み。濃厚でもありあっさりとしている今日のメインでした。また、おかずには春巻きと中華和え。パリパリの皮と、ジューシーな春巻きの餡。さっぱりとした中華和え。中華三昧のランチに、お腹も満腹です。寒い日は美味しいものを食べると、心もあったかになります。残りの今週も頑張りましょう。

(S.T)



2021年11月2日火曜日

今日のランチ(2021.11.2)

ごはん(ふりかけ)・サーモン塩焼・ひじき煮・白味噌野菜スープ・牛乳・フルーツゼリー

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敬和ランチをレポートする上で最大の難所はやはり今日のような、主役級のおかずが並列化され鎮座している日だ。今朝の礼拝も映画のお話だったが、主役が二人いる映画——僕の好きなところで言うと『ブラザーフッド』や『メン・イン・ブラック』、近年だと『今日から俺は!!』など――は時に「バディームービー(Buddy Movie)」と呼ばれる。今日のメニューもまさに「バディもの」である。

 

サーモン塩焼と白味噌野菜スープ、どちらで口火を切るか普段なら悩むところだが風も冷たいので――加えて背広を家に忘れてきたので――今日は後者一択。午前の間ずっと求めていた温かさが胃に届く。同時に白味噌の気品ある香りが京都に住んでいた頃の記憶を思い出させる。京都では正月のお雑煮を白味噌で作るのが一般的なので友人らとはよくお雑煮味付け論争になった。今年の正月は新潟で過ごす予定だが、遂にお雑煮に鮭を入れることになるのだろうか。ハロウィンも終わったことだし年末年始のグルメに思いを馳せるのも早計ではないだろう。

 

しかし、あまり浮気していても悪いので塩焼に箸を伸ばす。敬和ランチの魚はとろけるように身が柔らかい。僕が家で作るような、不安心に煽られて火を通しすぎる焼き魚とは雲泥の差である。ちなみに僕は鮭皮が大好物なのだ。

 

塩焼をほぐして白米に乗せ、頬張る。その勢いで2,3口余計に頬張ったら間髪入れずに芳醇な甘みの白味噌野菜スープをすする。お決まりのエンディングに向かっていく加速感。このバディを前に茶碗一杯程度の白米は完敗必死である。

ごちそうさまでした。

 

今週末には敬和で秋のオープンスクールが開かれる。「オープンスクールで一番見てもらいたいのは立派なチャペルや最新設備ではない。敬和生だ。」という至言を忘れず、教員と生徒でバディを組み参加してくださる皆さんをおもてなししたい。いや、だがしかし、このランチを味わっていただけないことだけは口惜しい限りである。

(A.H)



2021年11月1日月曜日

今日のランチ(2021.11.1)

五目チャーハン・チキンスープ・牛乳・スイートポテト

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 11月に入った。今年も残すところあと2か月。早いものだ。しかし残す2か月間まだまだいろんなドラマが待ち構えているに違いない。今日もランチをおなかいっぱい食べて、乗り切るエネルギーを蓄えよう。

 

 今日はチャーハンだ。スープはチキンスープ。チャーハンにチキンスープ?少し変わった組み合わせかと思いきや、スープは白湯スープにたっぷりのワンタン。完璧な中華の組み合わせであった。今日は主菜はなく、それこそチャーハンがメインになる。このチャーハンの中にはいろんな具材が入ってる。玉ねぎ、にんじんはもちろんチャーシューまでしっかり入ってる。けっこうパラパラしている。そしてなんと小さく刻んだシイタケまでもが入っていた。一口食べて感じた。今日のチャーハンの味の決め手はこのシイタケのうまみに違いない。

 

 私はお吸い物に入っているシイタケは嫌いだが、シイタケのうまみの効いたスープは大好きだ。あのうまみが今日のチャーハンの隠し味となって、いい働きをしている。これは苦手なシイタケもかみ砕くしかない。こんなにいい働きをしているシイタケを除けるわけにはいかないのだ。

 

 ということで、いつしかぶりだろうか?もう思い切って、シイタケのことを気にせずに、チャーハンをスプーンですくい、お口へイン。あああああああ!この食感だ。かんだ時に香ってくるシイタケのうまみと同時にあの何とも言えない食感。いつもは小さなシイタケでも集めて最後に飲み物と一緒にごっくんしていた。なんという久々の食感か。改めて確信した。私はこの食感が苦手だったのだ。味はおいしい。この食感さえ慣れてしまえば、私のシイタケ嫌いは克服できるかもしれない。でも、このチャーハンに入っているから食べることができるのだと思う。それだけこのチャーハンはうまい。これ以外に入っているシイタケを食する自分を想像した。無理かも……。しかし、今日は久方ぶりのシイタケを食した記念の日。2021年11月1日この日を私は忘れない。さて、今日もチャーハンとスープのおかわりだ。

(S.M)

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