2021年2月26日金曜日

今日のランチ(2021.2.26)

ごはん(ふりかけ)・酢豚・ワンタンスープ・ヨーグルト・牛乳

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 今日のメインメニューは酢豚。この「酢」の味が好きな子供はどのくらいいるだろうか。高校生ともなると多少増えてくるとは思うが、子供は酸っぱいものは苦手、と言うイメージがある。

 少々古いデータにだが、東京医科歯科大学の研究グループが2014年、小学1年から中学3年までの子ども約350人の味覚を調査した結果、「味覚を正しく認識できない子どもの割合は約3割」だったという。味を感じる舌の味蕾(みらい)は、子どものうちはどんどん増えて12歳をピークに減っていくらしい。ファートフードの取りすぎだろうか。

 ランチでは家庭料理に近い味が並ぶ。コンビニ食では出会わないような味覚や臭覚、そして地方色溢れる献立も並ぶ。「酢」を使った料理もランチでは珍しくはない。その代表選手が今日の「酢豚」と思う。「酢」はややもすれば隠し味かもしれないが、存在感がある。

 ランチで敬和の生徒たちは食育をされ、ピークを過ぎたとはいえ、味蕾を鍛えられ大人になって行く。

 ちなみに筆者は「酢」は好物。何かとあれこれ酢を使う。沢山年を重ねたからだろうか・・。

(A.K)



2021年2月25日木曜日

今日のランチ(2021.2.25)

青しそごはん・サケチーズフライ・小松菜和え・豆乳スープ・牛乳・ミニタルト

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 総務省の調査で新潟市が全国首位なのは

「豚肉」、「さや豆(枝豆)」、「酒」、そして「塩鮭」の購入費である。

 新潟市民は全国で1番、鮭を食べている。

 

 新潟にいると弁当の中や食卓の上、レストランのメニューに鮭がいるのは、まあまあ当たり前だが、県外、とくに西日本では、そんなに鮭を食べる機会がない。

 なにより、あったとしても鮭の切り身は、やけに小さく、しかも、ひどくしょっぱい。

 

 新潟市に生まれ、阿賀野川を見て育ったものとしては、

 新潟市が鮭で全国1位というのは、まあ、これは納得がいく。

 

 秋が深まるころに、あの巨大な阿賀野川に網が張られる。

キーンと冷たい朝の空気の中、一人乗りの船外機が、波一つない川面にV字の波を描きながら網に向かって進む。

 高校の3年間、毎朝、それを橋の上から見て通学していた。

「この川には鮭がいる。」「この川には鮭が戻ってくるのだ」

 そう思うとなんだか誇らしかった。

 

 松浜や葛塚の市には丸々と太った鮭が塩にまみれて木箱に入って並んでいた。

「鮭のショッパイの」は、子供だった私には辛くて、「甘塩のにしてね」と何度もばあちゃんに念押しした。

 そういえば、子供の頃、うちの洗濯小屋には竹棒で腹を開いた塩引き鮭がぶら下がっていて、食卓に並ぶたび、身が削り取られていった。そして、とうとう頭だけになると、鮭のアタマは大根のぶつ切りとともに煮られ、ガラ汁なった。

 

 魚沼の、ある小さな川に、鮭が、ぼろぼろになりながら必死になってのぼっているのを見たことがある。

 海からこんなに遠くまで頑張ってきたのね。

 そんなに、こんな小さなコンクリートの川が懐かしくて、必死にのぼってきたのね、と思うと、せつなく、いとおしく思った。

 

 先日見たシェフの休日ご飯を紹介する番組で、新潟の見附出身のシェフが出演していた。

 休日の朝、彼女は「米と味噌は絶対新潟。いつも取り寄せている」と語りながら、その手先では鮭の大きな切り身を焼いていた。

 

 新潟の人には、鮭は特別な魚かもしれない。

 日常すぎるけど、誰にでも、なにかしら思い入れのある特別な、鮭。

(M.I)



2021年2月24日水曜日

今日のランチ(2021.2.24)

スパゲティナポリタン・ツナサラダ・牛乳・マフィン

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 マフィンって、実はかなり優秀なのではないだろうか。甘いのもしょっぱいのも。どんな食材でも包み込んで、馴染んで、お腹にもしっかり溜まって。私がルバーブという野菜に出会ったのも、マフィンのおかげだった。どんな味?と聞かれても正直説明できないけれど、存在感は強い。まわりをあの赤紫のルバーブ色に染めてしまう。絶対、白シャツと一緒に洗濯機に放り込んではならぬやつ。ケークサレ、と名前は変わってしまうけど、ほうれん草やツナと一緒になっても素敵。

 今日のランチはマフィン。これはシンプルな、マフィン。主張は強くないけれど「ありのままの私を!」と、無言のオーラを放ってくる。炭水化物祭りだと言うのは承知の上で、それでもやっぱりナポリタンもマフィンもむしゃむしゃ食べてしまった。

(M.A)



2021年2月22日月曜日

今日のランチ(2021.2.22)

ごはん(ふりかけ)・牛肉コロッケ・キャベツサラダ・味噌汁・牛乳・グレープフルーツ

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 先週の土曜日までを費やし様々な準備を行った「送る会」の在校生からのメッセージ動画の収録が、ほとんど終わった。後は細かい修正を残すのみ。1学年のメッセージも本当に短い時間の中で、多くの制約の中で最善を目指し、実行委員たちが努力を続けた。そこにあるのは意志。送る会は3年生を送り出すものなのだから、どんなものにするか常に相手のことを最優先にして考える、そして部活などにも入っていない仲間をどう巻き込み、そして盛り上げていくか、考える。正解は無い。無い中で、これと決めた道を歩んでいく。それが難しい道であっても、あえてそこを歩く覚悟を決める。そしてより良いものになるように、改善し続ける。

 楽なやり方や、負担の少ない方法を選ぼうと思えばいくらでも選べる。でも、優先事項は自分たちではないのだ。相手の心を想い、準備をする。それが、結果として大変な道になっても自分たちを成長させることにつながる。学年を構成する人間が多いほど、状態は拮抗する。低きを流れるか、高みを目指すのか。どんな人たちが中心となるかによって全体の方向性が決まる。今回の実行委員の皆は「善性」を信じながら、苦労しながらも真っ当と思える方向へむけて歩みを進めてきた。それを支える多くの1学年の皆の存在が彼らを助けたことは言うまでもない。

 今日のランチとて、栄養価を満たしていれば、牛肉コロッケをここまでおいしくする必要はないのかもしれない。外はサクサク。中はホクホク。ご飯との相性が良すぎる。口に運びながら食べる側の我々への想像力と努力がランチを支えているのだと、私自身も「想像」する。そこに報いる方法はきっと「いただきます」と「ごちそうさま」を笑顔で伝えることなのだろう。

 

「想像力が権力を奪う」―カルチェラタンの壁の落書きより

(M²)



2021年2月20日土曜日

今日のランチ(2021.2.20)

バターロール・クリームシチュー・サラダ・牛乳・マスカットゼリー

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2021年2月19日金曜日

今日のランチ(2021.2.19)

ホワイトカレー・野菜サラダ・玉子スープ・牛乳・フルーツゼリー

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 年度末が近づき、進級へ向けた動きが加速し始めた。教務室にも「プリントください」「いつの?」「観察のやつ」「だからいつの?」「えっ?観察って何回もあるんですか?」「……その時点で『進級する気ある?』となりますよね」といった会話が聞こえる季節になった。

 

 最近、生徒と話すと「理解」することが難しい原因に、「納得」できない事が含まれていると思うようになった。どういうことか?「この勉強をする意味が分かりません」「なんでこんなんことをしなければならないのでしょうか?」「みんなと一緒にしなければならない理由がわかりません」

 

 物の本には「理解:自分の意思とは関係なく、物事の筋道を正しくとらえること。納得:自分の意思を踏まえた上で相手の考えや行動を受け入れること。」とある。なるほど、自分の意思が大事なようだ。となると、理解よりも納得を求めるほうが、教授スキルが高くないといけない。

 

 教育の業は洋の東西を問わず「先生分かりません。教えてください。」から始まるものと決まっている。しかし、そこに胡坐をかき、求められることを待つのではなく、相手の納得をいかにして引き出すかが、昨今の教師に求められる技のようだ。「先生、カレーなのにホワイトとか納得いきません!」まだまだ修行は続くのであった。

(S・K)



2021年2月18日木曜日

今日のランチ(2021.2.18)

ワカメごはん・タラフライ・水菜とささみのサラダ・味噌汁・牛乳・プリン

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今日はタラのフライ。

高校生の時、イギリスに2週間語学研修に行った。伝説の2人の先生と共に。14時間のフライトをA先生と共に過ごした。A先生は目が悪く、いつもサングラスをしていた。愛妻家で愛犬家の先生の話はいつも奥様の話か犬の話だった。奥様との馴れ初めの話は何度聞いたか分からない。キャリーケースには愛犬の大きなシールが貼ってあり、「これだとすぐ自分のだと分かるでしょう」と言っていた。先生に対してこういうのも失礼かもしれないが、先生はいつも可愛かった。祖父を早くに亡くしている私は、おじいちゃんに飢えているのだ。まるで自分のおじいちゃんと話しているようで、とても好きだった。

T先生はイギリス滞在中、よく浴衣を着ていた。「ふんどしなんだぜ」となぜかいつも自慢げに話していた。T先生と木の下でいい男の話をした。いい男の条件5か条を教えてくれたのだ。その条件を私は今も覚えている。彼氏ができる度にその条件に当てはまっているか、こっそり考えたものだ。

伝説の先生と過ごした2週間は私にとって大切な思い出だ。テムズ川のほとりで過ごした日々はとてもとても楽しかった。

ただ、ただ、ご飯がまずかった。基本、何を食べてもまずかった。パンは歯で噛みながら手で引っ張らないとちぎることができなかった。マフィンはびっくりするほど甘く油っぽかった。有名なフィッシュアンドチップス。まずい要素がない。ケチャップやソースをかけたくなるが、本場はソルトとビネガーをかけて食べる。少し大人ぶってみたくて私もビネガーをかけて食べた。いつもと違う酸っぱいフライ。当時の私は美味しいとは思えなかった。それでも大人の仲間入りしたような気がしてビネガーをかけ続けた。

今日のランチはタラのフライ。

友愛館にはソルトアンドビネガーはない。衣も違う。けれどあの思い出の味を思い出してしまった。

(T.Y)



2021年2月17日水曜日

今日のランチ(2021.2.17)

そぼろビビンバ丼・もずくスープ・牛乳・フルーツポンチ

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 朝食にバターロールを食べた。最初の一口、結構大きめにいったつもりだった。パクっと。バターは姿を現わさない。別角度からもう一口。あれ、まだだ。さすがに次こそは。・・ん?出てこない。そんなことある?とびっくりしたが、私が求めていたバターは、結局、最後の最後に口に放り込んだ小さな一片の中に潜んでいた。せっかくトースターで焼いたのに。バターのジュワッと感を楽しもうと思っていたのに。バターよ、バター、なんでそんな端の端にひっそりいるんだい。ひとりでプリプリしていた今朝のこと。

 「でも、ちょっと待ちなよ。」頭の中で誰かが言った。「バターは、パンの真ん中に絶対入っています。って決まってる?勝手にそう思い込んでたのはあなたでしょ。」

 

 今日のランチは、そぼろビビンバ丼。初めましてのメニューではないから、頭の中で想像はできる。そして、頂いて思った。想像以上。

 

 思い込みだって、勘違いだってあるだろう。自分の思った通りにならないことばかり。だけど、それでも期待して生きていたい。

(M.A)



今日のランチ(2021.2.16)

食パン・チキンバジル焼・キャベツソテー・クリームスープ・牛乳・オレンジ

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 もう20年も前の話になるのだが、私が敬和生だったころ、ランチでチキンのオーブン焼きを初めて目の前にし、驚いた。

 家で母が作る鶏肉料理といえば、カレーか煮物か唐揚げだったからだ。お洒落だなあとワクワクしながらも、初めてのメニューにどう食べたらよいか戸惑った。箸では切れない。ではかぶりついてみよう。むむ、噛み切れない。口元にチキンをぶら下げ、一人焦りと照れくささも一緒に味わった。

 今日のチキンを前にそんな時もあったなあと思いだした。今の敬和のチキンはジューシーで柔らかくてしっかり噛み切れる。そんなことも喜びながら、香草の香りを楽しんだ。

(T.A)



2021年2月15日月曜日

今日のランチ(2021.2.15)

菜めし・イカフライ・野菜炒め・肉豆腐・牛乳・ミニワッフル

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 イカを漢字で書くと烏賊。なぜ烏(カラス)が字に入るのか疑問だった。

 中国の古い話に、イカが水面に死んだふりをして浮かび、それをカラスが捕食しようと近づいたとき逆に絡めとって水に引きずり込み食したという話があり、そこから烏を捕える恐ろしい賊=烏賊となったのが有力な説だ。

 烏賊は美しい流線型のフォルムを持ち、ミステリアスな魅力がたくさんあるから、それも頷ける。しかしそんな恐怖伝説をはるかに凌駕して日本人は烏賊が好きだ。年間の烏賊の漁獲量の30%は日本で消費され、消費量は世界一位。食べ方も実に様々だ。今日などおいしくフライにされ、その棒状の形には神秘も恐れもなく、外カリッ中ジュワッの食感と、只々「美味い」があるだけだ。

 カラスにとっての恐怖が烏賊なら、烏賊にとっての恐怖は間違いなく日本人。そう、烏賊を捕える恐ろしい賊=「烏賊賊」とでも呼ぶべき存在なのである。

 ちなみに昨日はバレンタインデーだが、チョコを配っている人の周りを衛星のように回ってさりげなくおこぼれにあずかろうとする人のことを「チョコ賊」と呼ぶことにしよう。

(M²)



2021年2月10日水曜日

今日のランチ(2021.2.10)

中華丼・スパゲティサラダ・わかめスープ・牛乳・杏仁豆腐

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 手紙の話をしよう② 今度は送り手としての話。

頂いた手紙のお返事を書いてみた。クラス担任や授業担当の先生にお願いして郵便屋さんをしてもらったのだが、直接手渡しをしなくちゃいけないこともあった。これが、何と言うか、結構照れ臭いのだ。自分の大事にしているものを誰かに見せる時の感覚に似ている。自分の部屋の本棚や、音楽プレイヤーのプレイリストを見られるような。それは自分の心の内を大解放しているような感覚で、なんだか必要以上にもじもじしてしまった。しかも、中にはその場で手紙の内容を大きな声で朗読しようとする生徒までいて「待って、待って。お家に帰ってから一人で読んで!!」と、ラブレターを渡したばかりの乙女みたいなことになってしまった。

 

 今日のランチは中華丼。父の大好物だ。最近、人の大事にしているものを大事にすること。こんなフレーズを聞く機会が何度かあった。彼の好物だから、父の誕生日には中華丼を食べる。それだけで、より一層私にとって中華丼の存在は大きくなる。誰かが大事にしているものを大事にできるって、幸せなことなんだろうな。

 ハレルヤ合唱。全国に散らばった51回生に感謝の歌声が届きますように。

(M.A)



2021年2月9日火曜日

今日のランチ(2021.2.9)

ソフト中華麺(塩野菜スープ)・ししゃもフライ・茎わかめサラダ・牛乳・バナナ

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 先週末51回生が卒業し、52回生と53回生の2つの学年しかいない学校は、賑やかさも半減!?といったところです。今週末は54回生を迎えるための二月入試も行われます。着々と新しい年度に向けて歩みが進んでいます。

 とは言いつつも、立春を過ぎたにも関わらずまだまだ寒い日と共に雪が降り続いている新潟です。新潟市内の積雪はそれほど多くはないのですが、気温の低下に伴う道路の凍結が気になります。必然的に通勤時間はいつもの2倍近い時間となり、こんな日がこう何度もあると、朝から気持ちが入らないこともしばしば。でもそんな思いをランチは吹き飛ばしてくれます。

 今日のメニューは塩ラーメン。すっきりとしたスープが午後からの気持ちを再び持ち上げてくれます。さあ午後も頑張ろう。

 

 今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2021年2月8日月曜日

今日のランチ(2021.2.8)

ごはん・サケ塩焼・五目きんぴら・ちゃんぽんスープ・牛乳・シュークリーム

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 ちゃんぽんの語源は複数説あるが、中国語の「様々なものを混ぜる」と油で炒めた後に煮る料理法の名称が合わさったものとする説が有力であるらしい。だから「ちゃんぽん」に似た名前の料理名は韓国にもインドネシアにもある。沖縄にある「ごちゃまぜにする」という語義を持つチャンプルーも同じルーツと聞き、なるほど、と思った。ちなみに長崎ちゃんぽんのルーツは中国福建省の料理にあるらしい。

 「ちゃんぽんする」という言葉はどちらかといえばあまり良くない意味で使われることが多いようだ。例えば「薬をちゃんぽんする」と言うと、用法用量を守らず、自己判断で複数使用することを指す。これは「負のちゃんぽん」だ。学校では多くの生徒たちの個性が混ざり合い、ある意味では「ニュートラルちゃんぽん」と言える。そこからお互いの良さをつぶし合い、調和の取れない「負のちゃんぽん」にもなりえるし、ランチで出たちゃんぽんのように様々な具材が混ざり合いながらも個を確立し、相乗効果を引き出す「正のちゃんぽん」になることも可能だ。そこに必要なのはその旨味を引き出し調和を図る教員の熱意と、自分の良い部分を伸ばし他者を受け入れようとする生徒自身の努力。さあ今日も頑張っていこう。

(M²)

 



2021年2月3日水曜日

今日のランチ(2021.2.3)

牛肉あんかけチャーハン・ナムルサラダ・中華スープ・牛乳・ヨーグルト

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 手紙の話をしよう① 郵政省が制定したという「ふみの日」。7月23日が、それに当たるらしい。だけど、個人的には本日2月3日こそが「ふみの日」でもいいんじゃないかと勝手に思っている。しかも、今日はせっかく124年ぶりに節分がどうぞどうぞと譲ってくれて、なんでもない日になれたんだし。せっかくだから、ねじ込もう。

 日本を離れていた学生時代を支えてくれたものの一つは、日本に住む友人からの手紙だった。「今日のおやつだったよ」と、パック寿司のラベルを便箋に張り付けて送ってくれた人もいた。お寿司のラベルを見て泣いたのは、後にも先にもこれっきり。

 担任としてのここ数週間の私を支えてくれているものの一つは、生徒からの手紙だ。「卒業する時までに、自分の担任をしてよかったと思ってもらえるように成長したい」とあった。

そんなの、もう思ってる。でも、まだまだこれから更にパワーアップしてくれるってことですよね。楽しみにしています。

 

 今日のランチは、たらふく食べてそのまんま冬眠に入っていきたいような、そんな献立だ。

あぁ、冬眠したいなぁ。

(M.A)



今日のランチ(2021.2.2)

ごはん(のり佃煮)・五目厚焼玉子・チンゲン菜煮浸し・一口おでん・牛乳・みかん

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 2021年も早いものでもう2月に入りました。ですが、相変わらず新型コロナウィルスが収束する気配はありません。私たちの日常は本当にもう元には戻れない気がします。私が最近気になるのは、このコロナの影響で倒産したり失業したりする人たちが増えていることです。このままでは私たちの生活自体がままなりません。でも、命は生活よりも大切です。命を救えば、生活ができない。生活を維持するためには、命が犠牲になる。私たちはどうすればよいのでしょうか。元の日常よりも、新しく柔軟な発想でこの難局を乗り越えるしかないのかもしれません。不安の大きい世の中ですが、食べることは心と体を落ち着かせてくれます。いつもよりも食べられることに感謝して、毎回の食事を取りたいものです。

 

 さて、今日のランチ、メインは一口おでん。温かなおでん。特に大根やちくわ、たまごはいいですね。とても美味しかったです。五目厚焼玉子は、充実していてこれも格別でした。まだまだ寒い日が続きますが、温かいものを食べて、コロナに負けずがんばりましょう。今日も、美味しい食事を有難うございます。

(S.T)



2021年2月1日月曜日

今日のランチ(2021.2.1)

ごはん(ふりかけ)・サーモン香味焼・小松菜ソテー・塩ちゃんこスープ・牛乳・ミニアップルパイ

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 宇宙人に拉致されて「今日からお前に出す鮭料理は1種類だけだから選べ」と言われて、香味焼きを選ぶ人はなかなかいないだろう。きっと塩焼きに流れるのではないか。香味焼きはハーブを鮭にまぶしたものだが、ハーブ自体の香りは人を選ぶ。私は案外この味が好きで、複雑なスパイスの鼻を抜ける香りが魚の臭みを消し、その上で主張しすぎずご飯との相性も良い。香りと味は常にセットなのだと感じさせてくれる。かつてヨーロッパでは肉や魚の鮮度を保ち臭みを消すために胡椒などの香辛料が重用されたが、本来の味の良さを最大限に引き出すためにも使われる。

 

 敬和の香味焼きはその仕事を全うしつつ控えめで、多くの生徒がおいしそうに口に運んでいる。バランスと調和。それは互いを思いやる心から生まれる計算された奇跡である。