2020年12月22日火曜日

今日のランチ(2020.12.22)

クリスマスピラフ(グリルチキンのせ)・イタリアンサラダ・コンソメスープ・牛乳・ショートケーキ

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昨日21日は冬至。一日のうちで、一番夜の時間が長い日です。

 

12月25日はイエスキリストの「誕生日」、ではなく、「生誕を祝う日」、クリスマスです。

なぜクリスマスは寒く暗いこの時期なのか、と先日の礼拝でお話がありました。

古代ヨーロッパから続く冬至祭がクリスマスと関係しているから、この時期なのだそうです。冬至とは、その日を境に太陽が再び力を取り戻し、日の長さが伸びはじめ季節が春へ向かうタイミングです。そのため、再生と生命力の象徴であるこの日がクリスマスなのだと。

 

ところで、1-2年生の労作で作ったサツマイモは全学年18クラスで焼き芋にしていただき、また、敬和ランチで豚汁などに活躍して美味しくいただきました。お問い合わせが多いのですが、毎年大好評をいただいているこのサツマイモの品種は「紅はるか」です。収穫してから熟成したおイモを、低温で焼くと、蜜でトロリとします。学校で食べきれなかったサツマイモは、生徒が労作の時間で土汚れを落とし、ひげ根を切り、傷んだものは除き、袋詰めをして、献金のお返しとして先日サツマイモを配りました。皆様の献金は合計15,913円となりました。ご協力ありがとうございました。

 

敬和では、昨日で授業も終わり、今日は賛美歌発表会です。

例年とは練習方法も本番も違うけれど、それでも各クラスでは声を合わせ、息を合わせて連日練習を重ねて今日を迎えました。

毎年、この時期には、賛美歌練習の昼練習を終え、歌いながらランチに向かう歌声が校舎中に響くのですが、今年はそれもなく、大変寂しい12月です。

 

明日で終業を迎えます。今年は行事をはじめさまざまな学校生活に変更があり、例年より、苦しく、せつなく、どこか不安で、寂しい思いをしながら、の毎日でした。

この賛美歌発表会も、当日までいろいろな会議があり、さまざまな人のご苦労があり、この形でようやくの実施となりました。

 

3年生の無伴奏の「久しく待ちにし」を聴いたら、沁みました。

「ああ、やっぱり、敬和のクリスマスには賛美歌が必要だなぁ」と。

 

いろいろあったけど、明日は終業日。

クリスマスは皆、各ご家庭で過ごすこととなります。

耳障りなTVニュースを消し、静かで暖かい部屋でゆっくり過ごしましょう。

生徒の皆様、保護者の皆様、教員・職員の皆様、この一年、お疲れ様でした。

 

クリスマスおめでとう。愛と平穏とやさしさに満ちたクリスマスを。

Joyeux Noël !  Que ce Noël soit rempli de paix , de douceur et d’amour.

(M.I)



2020年12月21日月曜日

今日のランチ(2020.12.21)

雑穀ごはん(ごま塩)・マス照焼・切り昆布煮・豆乳スープ・牛乳・ババロアシュー

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この時期になるといつもわくわくしてしまう。

 

わくわく其の一。昼休みになるといろんなところから賛美歌が聞こえてくる。今年はまだ一度も賛美歌を歌えていない。廊下から聞こえてきた賛美歌に合わせて思わず口ずさんで一人で微笑んでしまった。えへへ。

 

わくわく其の弐。友愛館がクリスマス仕様になっている。毎年、数日間のみクリスマスの飾りつけを見ることができるのだ。これは各館寮生の1年生が寮クリスマスのために、一生懸命飾りつけを作ってくれたから。様々な工夫を凝らしていて、今年も芸が細かかった。毎年楽しみにしている。みんな夜な夜な頑張ってくれたのだなあ、ありがとう。

 

わくわく其の参。なんといっても明日はクリスマスランチ。年に一回特別メニュー。たのしみたのしみ。きっと明日は洋風メニューだから今日は純和風なのだろう。それにしてもきょうの豆乳スープは美味だった。どうやって味つけしているのだろう。気になる。むむむ。

 

明日はいよいよクリスマス礼拝に賛美歌発表会。例年とは違う形であったとしても、そこに懸ける生徒の思いは変わらない。よって私のわくわくも止まらないのである。

(T.Y)



2020年12月18日金曜日

今日のランチ(2020.12.18)

炊き込みごはん・サケ照焼・小松菜煮浸し・豚汁・牛乳・オレンジ

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 素直に認めよう。あれはもう意地になっていた、と。2020年、最後の労作の授業だった。大きな声をあげる者はいなかったが、必死に「NO」のメッセージを送ってくる生徒たちの視線を全身に浴びながらも、外で作業をすることを宣言した。午後、労作の時間が近づいてくる。荒れ始める窓の外。雪の滅多に降らない場所で育った私でも分かる。これは「吹雪」。

 

 SNSと共に生きる、いや、SNSに翻弄されて生きるこの時代、「本物」に触れる機会がどうしても少なくなってきたように思う。どこかの、誰かの経験を画面上で見ているうちに、いつの間にかそれらが自分自身の体験のように記憶されていく。あの燃えるような夕日を見て、そのあまりの眩しさに目を細めたのも、もっふもふの可愛いわんこを抱きしめて命の温かさを感じたのも私ではないどこかの誰か。

 

 そんな時代のど真ん中を生きる高校生の彼らにこそ、本物を!と、2020年最後の労作は外で作業をすることを決めたのだった。強風に煽られて、雪の冷たさを素手で感じて、雪玉をぶつけられて、枯れた木々を踏みしめて歩いて、その乾いたパキパキという音を聞いて。担任一人で満足しているかと思っていたけど、みんな結構いい顔してたな。

 

 今日のランチは心の帰る場所、和食。意地っ張りな私の心をもほぐしてくれる。お隣に座ってくれた生徒と「やっぱり日本食って素晴らしいよねぇ」と語り合いながら味わっていただいた。

(M.A)



2020年12月17日木曜日

今日のランチ(2020.12.17)

五目チャーハン・ツナサラダ・ワカメスープ・牛乳・マスカットゼリー

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 昨日,初めて1年生のクラスの歌練習を見ることができました。ひどく感動してしまいました。何度もランチレポートで触れられている通り今年は礼拝で一度も賛美歌を歌っておらず,フェスティバルでもクラス全員の参加は叶いませんでした。

 普段できたていたことができないことがどれだけ苦しいことか。

 今年はこのまま終わっていくのか。

などとこの1か月は苦しい気持ちの中にいました。だからこそ1曲の賛美歌に心が動かされました。ばらばらの個性だからこそぶつかるし,うまくいかないことだらけです。それでもようやくみんなで1曲の賛美歌を歌うことができた。できている。だからこそ、ばらばらの個性が尊重されるんだなと感じました。クリスマスが待ち遠しくなるひと時でした。

 

 今日のランチは五目チャーハンです。ばらばらの具材がぱらぱらになって一つのお皿に収まります。ひどく感動してしまいました。おいしかったです。

(Nm³)



今日のランチ(2020.12.16)

スパゲティミートソース・生野菜サラダ・牛乳・マフィン

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2020年12月15日火曜日

今日のランチ(2020.12.15)

菜めし・サバ竜田揚げ・野菜炒め・ちゃんぽんスープ・牛乳・ミニワッフル

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 今年も残り半月となりました。が…、新型コロナのせいで年末という感覚が全然ありません。2020年は消化不良の年となりそうです。

 先日大雪クラスのクラス畑で大切に育てていた大根と白菜の収穫をしました。雪の降る中でしたが、大きく育った野菜を目の前に楽しいひと時を過ごしました。スーパーで簡単に手に入る野菜でも、種から育てて食べられるようになるまでこんなに手がかかっている。そんなことを考えながら、食事の際にはぜひ生産者さんたちへの感謝の心を忘れないでほしいと思います。

 さて、今日の敬和ランチは、サバ竜田揚げでした。ついつい肉ばかりを好んで食べてしまいますが、やっぱり魚も食べないといけませんね。バランスの良い食事が、寒さで凍える時期の健康を支えてくれます。ちゃんぽんスープで心と体が温まりました。午後からの活動もがんばりましょう。おいしい食事に感謝です。

(S.T)



2020年12月14日月曜日

今日のランチ(2020.12.14)

ごはん(のり佃煮)・豚肉香草焼・もやしソテー・味噌汁・牛乳・シュークリーム

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 1年生の食当が先日から始まった。洗いのみ、しかも寮生も含めて人生初食当ということで、私も毎日洗いに入っている。まず、ブレザーを脱ぐことから指示し、エプロンを着るのに四苦八苦。食器を水に浸け、軽く洗って食洗器に通すがそこで丁寧すぎ、時間がかかりすぎる。前で洗いに集中していると、食洗器の後方で食器を籠に収納する係の生徒たちのキャパオーバーで悲鳴が上がり、慌てて駆けつける、というさながら戦場のような様相を呈している。そんな中でありがたいのが、食べ終わった食器を置いていく他の生徒たちの声掛けだ。多くの生徒が一年生たちに「おつかれさまです」「ごちそうさま」「がんばって」などとさりげなく声をかけてくれる。それがとてもうれしい。自分も何気なくやっていた行為が、その善意が受け取る側にとってはこの上なく力になることを改めて実感した。

 

 食当が終わり、食べかけていたランチに手を付ける。豚肉の香草焼きは時間がたってもおいしく、味噌汁が体に染みた。支え合う、というところまでいかなくても、さりげなく寄り添える、そんな関係性が敬和の中にはあふれているのだ。

(M²)



2020年12月11日金曜日

今日のランチ(2020.12.11)

チキンカレー・ブロッコリーサラダ・コンソメスープ・牛乳・プリン

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 新潟市内の高校生がCOVID-19に感染との報道があった。全国的な感染状況の拡大が連日報じられているのを考えると、こういう事態が起こるのは時間の問題であった。感染された方の一日も早い回復とご家族の心の平穏を祈らずにはいられない。

 

 どんなに気を付けていてもかかる可能性があるのが感染症だ。ところがこの病気はわからないことが多く、その不安が病気への怖れにつながり、感染者への怖れを生む。そして、ついには感染者を差別するという形になって表れてくる。

 

 この夏、ある高校の寮生が集団感染し、学校へ非難の電話が続いたことや、ネットで関連した生徒の顔写真がさらされ誹謗中傷されたことは記憶に新しい。「穢れ」の対象を見つけ差別することで目先の不安から逃れたいだけなのだ。

 

 イエスが重い皮膚病のそばにあって、奇跡をもって回復をもたらしたことが聖書に書いてある。私たちは正しい知識と判断で、最も弱い人たちに寄り添える人でありたい。寮生がPCRにまわった同級生のために、自然と集まり祈りを捧げたように。

(S・K)



今日のランチ(2020.12.10)

ソフト中華麺(塩野菜スープ)・アジフライ・ナムル・牛乳・みかん

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授業で3年生が興味深いことを言っていました。

「先生は教科によって生徒の見方が全然違うのではないか」ということです。

その3年生によると音楽の先生は声の色として生徒を見ているのではないか。そして、化学の先生は有機物の塊として生徒を見ているのではないか。はたまた、生物の先生はお腹の中でクエン酸回路がグルグル回っているのが見えているのではないか。それじゃあ、英語の先生は、体育の先生は…と盛り上がってしまいました。ちなみに私を振り返ってみると、やはりなんとなく数字として見ていたり、原子の集まりとして見ることがあったりなかったり。人それぞれでものの見方って変わるよなあと思わされました。

今日のランチは中華麺でした。人それぞれの食べ方で袋の麺をスープに入れて食べていました。なかなか難しいんですよね。きれいに麺を入れるのが。おいしかったです。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2020年12月9日水曜日

今日のランチ(2020.12.9)

食パン・クリームコロッケ・グリーンサラダ・スープ・牛乳・ヨーグルト和え

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 なんだよ。優しいとこあるんやん。っていうやつに、私はまんまと騙される。例えば、極端だけれど、つっぱりの兄ちゃんが雨に濡れた子猫を大事に抱きかかえるあの図。ちょっとズルいやつ。頭では分かっているつもりでも、心をもってかれる。

 「熱々」が口の中を攻撃してくると思って、気合を入れて、頬張ったら。冷たい。なんと溢れ出てきたのはバニラアイスクリーム。小学生だった私のフライドアイスクリームとの衝撃の出会い。

 

 今日のランチはクリームコロッケ。サクサクの強めの衣に包まれているくせに、その中はとろっとした優しい色、優しい味のホワイトソース。あぁ、そうですか。そういうギャップ作戦ですか。

 

 人生は、まさかの連続なんだそうな。いつまで経っても慣れない。一回一回狼狽えて、翻弄されて、舞い上がらされて。一生慣れないんだろうな。クリームコロッケのギャップにだったら、一生翻弄され続けてもいいな、と思った今日この頃でした。

(M.A)



今日のランチ(2020.12.8)

チンジャオかけチャーハン・中華サラダ・スープ・牛乳・杏仁豆腐

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 1年生の食当(ランチの食器洗い)が始まり、一週間が経つ。例年だと、朝夕の食当を経験済みの寮生がクラスの食当を支えてくれる。しかし今年度は、新型コロナウイルス感染予防のため、朝夕の食当は、寮の先生と調理の皆さんが担当されているため、すべての一年生が初心者なのだ。

 

 まず、エプロンがつけられない!ところから始まり、「ここに手を突っ込むの??」と流しを前に大騒ぎ。でもすぐに、「あれ、なんか面白い!」と、いかに効率よく早く食器を上げられる、食洗器に置けるか、重ねてかごに入れられるかを考えながら、手足を動かしていた。

 

 私は、今回の食当、きっと大丈夫!と期待していた。我がBクラス、外の労作は開放的になりすぎて収拾がつかないが、教室での発送労作は、黙々と取り組める人たちなのだ。

 

 人手が足りないと「手伝います!」と手を挙げてくれる人も増えてきた。2、3回の食当を経験し、すっかり得意げ。任せても大丈夫そうだったので、「ごはん食べてきてもいい?」と聞くと、「えー!いいよ!!」と。今日のチンジャオかけチャーハンは、それはもう、美味しかった。

(T.A)



2020年12月7日月曜日

今日のランチ(2020.12.7)

ごはん(ふりかけ)・サバ塩焼・和風サラダ・白味噌野菜スープ・牛乳・ミニエクレア

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 サバにアンケートを取ったところ、人からもたれる印象で一番困るのは「サバだけに、サバサバした性格ですね」と言われることだそうだ。それはまさに思い込みによる偏見で、たとえそうではなくても、サバサバしているように脳内で補正をかけ、納得されてしまう。

 しかし、とサバの一匹は言う。「しかしね、サバの中にもあっさりした奴も脂がのったのもいる。塩焼きを好むのも、味噌煮が一番相性がいいのもいる。それが個性というものだ。あんたら人間も、日本人なら全員手先が器用で折り紙で鶴が折れると思われても困るだろう」

 こんな話は初めて聞くわけではない。あきらめの早い納豆、甘ちゃんのキムチ、高所恐怖症のふりかけ。人間も食材も、作られたイメージから脱却しようともがく。それは集団の中で個を獲得する自我の目覚めである。今日のサバは脂がのり、塩焼きと相性抜群。それは「私が食べたこのサバ」の話であり、600人が600通りのサバとの物語を紡いでいるはずなのだ。

 きっと授業もそうで、35人いれば同じ授業を受けていても35通りの感じ方、35通りのドラマがそこにある。可能性はこの秋の空のように無限である。

(M²)



2020年12月4日金曜日

今日のランチ(2020.12.4)

ごはん(ふりかけ)・牛肉コロッケ・キャベツサラダ・味噌汁・みかん

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 毎朝、出勤すると校内を巡回する。冬の新潟は曇天の日が多く、廊下や階段の電気をつけることから始める。コロナ対策として常時換気が必須なため、どんな天候でも廊下の窓を開けて回る。今日は冬型の天候のため、海からの風が強く、こぶし一つ分(約10センチ)空けただけで冷たい風が吹きこんできた。

 

 この巡回中に公務員さんと出会う。屋外ではエンジン式ブロワーで枯葉を集めてくださる。校内では、階段や廊下を掃除機で綺麗にしてくださる。バスの運転手さんも、早朝から始発場所へ向かい、万が一にも遅れが出ない体制で運行してくださる。早番の給食員さんたちは寮生の朝食のため、早朝から勤務だ。これらのお働きは、生徒が登校する前に完了する。

 

 こういった、普段は目にすることのない方々の支えで敬和は守られている。そこへの感謝を忘れ「金を払っているのは俺だ」という態度で登校してくる生徒がいたらどうだろう。自分の子がそのような「教育を金で買うもの」のようにふるまったら、滾々と説教し納得するまで話し合うだろう。

 

 「のぞみ寮通信」を読んだ。テスト期間に、ランチホールのパーテーションすべてを磨いてくれた寮生の話が紹介されていた。給食員さんたちをねぎらう意味もあったらしい。神様から頂いた賜物、それを他者のために用いることを真剣に問うている彼らに、ただただ感謝しかない。献身と感謝の循環が敬和で続いていることをうれしく思う。

(S・K)



2020年12月3日木曜日

今日のランチ(2020.12.3)

麻婆丼・春雨サラダ・ワカメスープ・牛乳・杏仁豆腐

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最近,瞬時に言葉が出てこないことが増えました。授業中に「パンタグラフ」が出てこなくて,

 

「あれ,なんだっけ。あのー,電車の上に載ってるひし形の-電気供給する-あれだよ。」

 

すかさず,生徒が「パンタグラフですか。」と言ってフォローしてくれました。悔しかったです。ひどいものになると,会議中に「皆勤賞」が出てこなくて,

 

「あれ,なんでしたっけ。あのー,毎日来るともらえる賞。」

 

すかさず,先生方が「皆勤賞ですか。」と言ってフォローしてくださいました。もはや情けなかったです。

 

今日のランチは麻婆豆腐です。しょんぼりしながら,麻婆豆腐を食べていると,生徒がやってきて,何やら話しかけてきます。

 

「あの,本屋さんに行くとトイレに行く現象に,発見した人の名前が付いてますよね。」

 

すかさず,私が「それ,青木まりこ現象だよ!」決まったと思いました。「まだまだ衰えてないぞ。麻婆豆腐で元気になったからだな,ありがとう。」そんな気持ちで生徒の顔を見ると,ピンと来ていませんでした。

何度もランチのおいしい麻婆豆腐を食べてきました。何度食べても変わらずにおいしい麻婆豆腐,最高です。年月が経って記憶が怪しくなっても,覚えていたいと思いました。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2020年12月2日水曜日

今日のランチ(2020.12.2)

ワカメごはん・サケのちゃんちゃん焼風・坦々スープ・牛乳・りんごゼリー

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 宙ぶらりんになっていた器楽部の定期演奏会、通称たゆコンの振替公演日が決まった。

ようやく。そしてちょうど一年前、私たちは大変お世話になっていた指導者のおひとりをお空へ見送った。今頃、未知と遭遇して翻弄される私たちを上から見守ってくださっているのだろう。「大変だねぇ、でも音楽は変わらないからね。ダルバラダルバラッ」とリズムを刻みながら。少年のようなあの笑顔が思い出される。

 当初の予定は10月24日、秋の夜長をジャズで彩りませんか?的な誘い文句が似合う時期だった。しかし、気づけばもう12月。なんてこった。振替公演日は新潟の冬が極められ始めるクリスマス直前。寒いと思います。でも、換気、させていただきます。私たちの演奏で、みなさまの心と体にほっと染み入る温かさをお届けできれば、と思っています。

 

 今日のランチは、いや、今日のランチも・・・染みた。ワカメごはんも坦々スープも鮭のちゃんちゃん焼き風も、素晴らしかった。今日の夕食が全く同じメニューでも大喜びできるくらいに、色々と鷲掴みにされてしまった。

(M.A)



2020年12月1日火曜日

今日のランチ(2020.12.1)

ソフト麺(和風カレー汁)・チーズはんぺんフライ・もやし中華和え・牛乳・バナナ

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 テスト4日間、お疲れさまでした。

 テスト終わりの、温かいカレーうどんは美味しかったですか?私は格別に感じました。

 新潟の秋には珍しく、暖かい晴れた日々が続いたように感じます。今日から12月になり、打って変わって寒気が訪れています。冬支度が本格的になってきました。私は、今日ブーツを出しました。週末には、クリスマスツリーを飾る予定です。赤と緑が彩り、ワクワクする反面、寒さに弱い私はこの時期ランチ率が上がります。寒い時、心を温めるランチは敬和の醍醐味です。空前のブームになっている鬼滅の刃劇場版でお弁当を食べる煉獄杏寿郎は「美味い!!」と声に出して何度も繰り返し言っています。普通は心の中でいう言葉をあんな風に大きな声で声に出して伝えてみたいものです。食することで、生きるエネルギーをもらい「心を燃やしたい」ものです。

 ちなみに皆さんにとって「心を燃やす」とは、どんなことを表しますか?私はこのフレーズを耳にしてからずっと考えています。皆さんの意見を聞いてみたいものです。

(K.N)



2020年11月30日月曜日

今日のランチ(2020.11.30)

きのこピラフ(グリルチキンのせ)・野菜スープ・牛乳・パインヨーグルト

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 今日で1年生はテストが終わり、明日は社会科特別授業である。社会科特別授業とは、社会科の特別な時間であり、1986年から受け継がれてきた伝統的な学習の時間だ。「現場に生きる人の声を聴く」という主軸はあるが内容は毎年違い、テーマ、オープニング、オリジナルプログラム、戦争新聞表彰、エンディングに至るまですべて実行委員たちが一から考える。講演の講師だけは事前に決まっているが、そこにどのように1学年の意識をつなげるか、流れは実行委員次第。テーマはその時代を反映し、原発、戦争、差別、環境汚染、アウシュビッツ、カンボジア虐殺、難民問題、中東問題など様々で、そのテーマを皆で考えるためのオリジナルプログラムもディベート、クイズ、話し合いなど実行委員会の苦労の賜物だ。今年は感染症をテーマに、私たちの思考の傾向や習慣、あるいは差別などに焦点を当てる。講師の方にはリモートでの出演をお願いしている。

 実行委員の話し合いは多くの時間をかけ、時には話が振り出しに戻ることも多々ある。だから前日にしわ寄せが来て、追い込まれていくのはよくあるパターンだ。効率だけを考えれば教員がもっとタクトを振るえばいい。しかし、これに限っては、最大の価値を効率性に置いていない。脇道に逸れ、泥沼にはまり込んだとしても考え抜くことに意味があり、その試行錯誤の過程こそが目標なのだ。自分たちの手で、学年の皆が興味を持ってくれる授業を作り上げる。この経験がもたらす価値は無限だ。総てがきっと生きる力になる。

 だから我々教員も共に苦しみ、同じ山を「間に合うのか?」と叫びながら登っていく。ピラフの山の上のチキンにかぶりつきながら、このすべてが明日の私の糧になるのだ、と心の内で繰り返した。

(M²)



2020年11月27日金曜日

今日のランチ(2020.11.27)

シーフードカレー・生野菜サラダ・スープ・牛乳・プリン

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 校内にコロナウィルス感染症対策ポスターを掲示している。ネットから素材を拾うために様々な検索をすることが多い。6月の学校再開時は、厳しめの文言を選びがちだったが、少しずつ目に飛び込みやすいものに変化してきた。現在はシンプルなピクトグラム(絵文字)を用いたものが多い。

 

 自身のルーツが日本以外の国の生徒もいるため、中国語、韓国語、ロシア語、英語表記のポスターも掲示している。わざと隣に日本語のポスターを並べ、比べて見ることができるようにすると、「不要不急の外出は控えよう」が「STAY HOME」になったりするから、生徒も視点の変化を楽しんでくれる。

 

 例年より2か月遅れて始まった敬和生活。様々な問題も2か月遅れでやってくる感じがする。コミュニケーション不足による対人関係のトラブル。学業不振で自信を喪失し学校から足が遠のく。現実逃避と、逸脱行為による生活指導。例年なら家庭訪問に伺うところが、県外となると制限がかかり思うように実施できず、隔靴掻痒の感がある。

 

 「STAY HOME」を検索すると、海外の作品で、韻を踏んだのだろうか「STAY SANE! STAY HOME!」というのに出会う。SANE=正気の、まともな判断のできる、ということか。この災い、大人でも正気を保つのが難しい。いわんや成長期の子供をや、である。残り少ない今学期、最後まで気を抜かず生徒を見守りたいと思う。

(S・K)



今日のランチ(2020.11.26) ※労作のさつま芋

さつま芋ごはん(ふりかけ)・つくね焼・もやし胡麻和え・味噌汁・牛乳・みかん

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 この前の授業で、答えが20.02になる問題を解きました。「合わせ鏡みたいだね。」と我ながら謎なコメントをしたところ、オカルト好きな生徒が「夜中の3時33分に合わせ鏡の中に入ると自分の年老いた姿が見える」という怖い話をしてきました。「そんなアプリあるね」などと言ってみんなで盛り上がってしまいました。

 ランチホールには透明のパーテーションが設置されています。お陰様で対面で食事を取れています。透明度も高く、かなりの枚数を隔てても,その先の生徒を見ることができます。ありがたいです。対面している生徒の顔にかぶってうっすらと自分の顔がパーテーションに反射されます。そのパーテーションにうしろのパーテーションが映って,それこそ合わせ鏡のようになっていることに今日気づきました。

 今日のランチはつくね焼きでした。テスト終わりの生徒たちは「やりきったぞ」といった顔でおいしそうに食べていました。合わせ鏡の無限に繰り返される世界の中心でおいしいと叫びたくなるランチメニューでした。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2020年11月25日水曜日

今日のランチ(2020.11.25)

トマトスパゲティ・生野菜サラダ・牛乳・ココアマフィン

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誠に勝手ながら、感謝状を贈らせていただきます。

 

なんと、あなたの懐の広いことか

肉も魚介も、あらゆる野菜をも受け入れる

 

なんと、あなたの世界進出領域の広いことか

あの国に行ったときも

かの国に行ったときも

変わらずあなたは私を待っていてくれた

 

なんと、あなたのお財布に優しいことか

これまでにあなたが満たしてきたであろう

腹ペコ学生の腹の数知れず

 

なんと、あなたのお作法指導の素晴らしいことか

口うるさく言わずとも

ゆっくり落ち着いて

口をしっかり開くことの大切さを

そのわずか直径1,2ミリの赤い点で

そっと伝えてくれる

 

今日のランチは

親愛なるトマトスパゲティ様

(M.A)



2020年11月24日火曜日

今日のランチ(2020.11.24)

ごはん(ふりかけ)・酢豚・中華スープ・牛乳・杏仁寒天

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 ここ数ヶ月、月末頃に書かせていただいています。早いもので2020年も残すは12月1ヶ月、冬の訪れがそこまで来ているはずなのですが、なぜかまだ冬と思えない気温の高い日が続いたかと思えば、朝晩の急激な寒さを感じる日が続いたりと体調管理に苦慮する日々となりました。思えば今年は8月まで暑い日が少なく、8月には猛暑が続くといった感じでした。コロナウィルスのせいではないのでしょうが、いつもの年とは何かが違う不思議な一年だったようにも思います。新しい生活様式の名の下に様々な制約が生まれると同時に新たな可能性が生まれた年で、人間の英知と努力、そんなものが実感できた一年でもあったように思います。

 こんなことを考えながらはたして自分は今年一年何かを成し得たのだろうかと反省することばかり。ただ人並みにできたことは毎日ランチをいただくことだけだったかもしれません。

 そんなランチの今日のメニューは酢豚と中華スープ。仕上げは杏仁寒天。

 ランチを食べて、残りの期間で何ができるかをもう一度考えてみようかな、そんな思いを持った日でした。

 

 今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2020年11月20日金曜日

今日のランチ(2020.11.20)

ごはん(しそひじき)・五目厚焼玉子・ほうれん草煮浸し・豆乳スープ・牛乳・シュークリーム

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 美術室前の中庭に植えられたナナカマドが真っ赤になった。労作でクリスマスのリースを作成するクラスがあり、ドイツトウヒの実を拾っている生徒がいる。正面玄関前のケヤキも葉を落とし、落ち葉掃きの労作も追いつかないほどである。テスト前の敬和は晩秋の真っただ中にある。

 

 労作畑のサツマイモの収穫が終わり、給食員さんに焼いてもらった芋を教室で嬉しそうに頂く生徒の姿。5月の苗植えから始まり、水やり、草取り、追肥、草取り、つる返し、草取り。仲間と一緒に手間暇かけた芋の味は格別だと思う。この後、ランチのメニューに登場するのが楽しみだ。

 

 コロナウィルスの感染拡大が続き、場合によっては再度一斉休校の通達が来ないとも限らない状況だ。春先の休校で、敬和が大切にする教育は、リモートではカバーしきれないことが改めて認識された。自分との出会い、他者との出会い、神様との出会いは、仮想空間ではない現実世界の中にしかないのである。

 

 収穫の喜びと感謝。自然への畏敬の念。ともに働くものへの共感、共働、共生の実感。この労作という授業から学ぶことは多い。しかもそれは教室で板書をノートに写す座学と違い、自ら手を動かし、心と体を動かさないと学ぶことのできないものである。週1時間ではあるけれど、大切な学びを続けていけるよう、手洗い、換気、マスクの徹底をしつこく求めている。

(S・K)

 



今日のランチ(2020.11.19) ※図書委員会とのコラボメニュー

※図書委員会とのコラボメニュー

クリームスパゲティ・スモークサーモンサラダ・ミルクティ・パンケーキ

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 筆記体を読めない人が結構増えているようです。授業で数学記号やbやs、kを筆記体で書くと読めないと言われることがよくあります。たしかにブロック体の方が読みやすいというのがあると思います。しかし、そもそも「筆記体」という字をよく見ますと「筆記するための書体」という意味が汲み取れます。「筆記体を書く」という文言でさえ違和感を覚えます。「頭痛が痛い」と同じ原理です。調べると古代においては筆記体を使用していたとのこと。数百年後は頭痛が痛くなる日がやってくるやもしれません。

 

 今日は図書委員会とのコラボランチでした。ランチメニューが友愛館の入り口に筆記体で書かれていました。かっこよかったです。皆さん読めたのでしょうか。メニューはクリームスパゲティ。筆記体の如くニョロニョロのスパゲティをニョロニョロの食べて、午後もニョロニョロ頑張ります。おいしかった

(Nm³)



2020年11月18日水曜日

今日のランチ(2020.11.18)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・棒ぎょうざ・ぜんまいナムル・牛乳・バナナ

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 今日の新潟市の朝陽は美しかった。少し赤みを帯びていて夕陽っぽくもあったが、日差しはドン!と力強かった。ここまで鮮やかに照らされると、少し起きづらかった朝にも勇気が湧いてくる。「分かった分かった起きますてば!(新潟弁で)」太陽への“独り言”に口元が緩む。いつもの新しい太陽に感謝した。

 

 敬和ランチの「王様」と言ったら何が挙がるだろうか。何年か前の卒業生が卒業生を送る会のビデオ内で「梅びしお」と言っているのを聞いて爆笑したことがある。人それぞれ好みは色々だ。私は邪道を承知で敢えて「牛乳」を挙げたい。調理員の方々が調理しているわけではないので敬和メニューとは言い難いし、T乳業さんとかM乳業さんとか名前も入れ替わるし、選考基準に抵触する類いだろうと思う。でもそこ、左の上に、いつもいてくれる。今日の味噌野菜ラーメンのように、とても牛乳とはマッチしないだろうメニューの時にも、いつもそこにいてくれる。デザートが冷凍みかんの時はさすがに厳しいと苦笑するが、とにかくいつもそこに。メインが食パンやショコラのような甘いデザートの時は、「よくぞいてくれました!」とニンマリ。

 

 コロナ禍で一時学校給食が中止になり、牛乳の出荷量が減り牛の乳を搾ることができず、乳牛の生命が危険だというニュースを少し前に聞いた。太陽のように何もしないでも、牛乳がそこにいてくれるわけではない。携わる人々のたゆまない働きが陰にある。仕事だから当たり前と切り捨てれば簡単だが、日持ちのしない製品を毎日私たちに届けるためには、想像を超えるドラマがあるのではないか。そんな風に思いを巡らせるのもたまに悪くない。

 

 今日も牛乳は敬和生に必要な栄養素を左上で補ってくれている。粉ミルク時代から日本の学校給食、引いては日本人の栄養を支えてきた牛乳。朝からよく晴れた陽だまりの友愛館で、「当たり前の日常」に感謝しながら、ホントはちょっと苦手な“王様”をグイッと飲み干した。

(Y.A)



2020年11月17日火曜日

今日のランチ(2020.11.17)

青しそごはん・サケチーズフライ・小松菜和え・キムチ汁・牛乳・タルト

1117

 

 

 外の景色を見るとすっかり秋になりました。秋と言えば食欲の秋ですが、みなさんは何か美味しいものを召し上がったでしょうか。平凡な生活の中に食で幸せを提供してくれる、それが敬和学園のランチです。

 今日の一品は、「サケチーズフライ。」食べてみて思わず出た言葉が「うまい!」サケの上に薄いチーズがのせられていて、そしてふわふわに揚げられている。食べた瞬間に「サクッ」と音が鳴り、そのあとにサケとチーズのうまみが口の中を包み込みます。そして、それ加えておいしいのが、「キムチ汁。」たくさんの具材とわずかな辛さが美味しさを演出します。

 美味しいものを頂けて感謝です。残りの半日を頑張りましょう。

(S.T)



2020年11月16日月曜日

今日のランチ(2020.11.16)

豚肉ピリ辛丼・ブロッコリーサラダ・ワカメスープ・牛乳・りんごゼリー

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 豚肉ピリ辛丼。最近は激辛ブームを通り越して、旨辛がトレンドらしい。腸内細菌を痛めつけるのに懲りたということだろうか。

 ピリ辛といえば、先週で敬和に来ていた教育実習生たちの期間が終了した。さて、この三週間はピリ辛だったのか、それとも激辛だったのか、それは彼らだけが知っている。

 敬和の教育実習は大変なんだよ、という言葉を、私も敬和に教育実習として来ていた時、まさに聞かされていた。様々な行事への全力の取り組みと、多種多様な生徒たちとのコラボレーションである授業。私も胃を痛くしながら駆け回っていた。私に教科指導をして下さった先生は「授業の鬼」とでも呼べる存在で、何歳になっても「もっと良い授業をしたいと」口癖のように言っておられた。

 私はその先生の次の言葉が忘れられない。「技術や方法論は後からいくらでも身に着けられる。大切なのは授業を受ける生徒への誠意だ。それが一番大事なのだ」と。それはまさに相手を人格として認め、尊重することであった。ひたむきな実習生の皆さんを見ながら、私は自分に問いかける。あの頃に比べ、自分は成長しているか、誠意を持って向き合っているか、情熱を忘れていないか。いつになっても熱い思いを持った、成長し続ける人間でありたい。それを私は彼らからいつも学んでいるのである。

(M²)



2020年11月13日金曜日

今日のランチ(2020.11.13)

ミートピラフ・グリーンサラダ・コンソメスープ・牛乳・ヨーグルト

1113

 

 

 

 秋の地区大会を3日間戦い今日から学校復帰である。わずか16人の小さなチームが、昨年に引き続き地区ベスト4を死守したので素直に喜んでいる。しかし選手は、自分たちの3位決定戦の後に行われた決勝戦を観戦し、さらに上を目指さねばならないと感じたようだ。3年生が引退した若いチームだが、これからの伸びしろが楽しみである。

 

 このコロナ禍の影響を、部活動に取り組む生徒が納得するまで時間がかかったと思う。大会の中止、遠征や合宿の禁止。何よりも4月から新入生を迎え、仲間と切磋琢磨し笑ったりぶつかり合ったりする日々がそっくり奪われてしまったのである。インターハイの中止によって3年生最後の大会がなくなり引退した選手もいる。

 

 競技スポーツに取り組む生徒にとって大会は、勝敗だけでなく自分を知る大切な機会なのだ。競技力の優劣だけではない。学校の外に出ると自らを客観視できる場面はあちこちに散らばっている。他校の選手の挨拶や控えテントの使い方、競技に臨む姿勢。謙虚になり、自分に何が足りないか気付くチャンスである。

 

 こんな状況の中で大会に参加できることに感謝する選手がいる。誰かに支えられていることに気付いた証しだ。このことに気付かない「井の中の蛙」「内弁慶ならぬネット弁慶」な生徒が、なんと多いことか。ぜひ外へ出て、学外の基準で自分が量られる機会に触れてほしい。

(S・K)



2020年11月12日木曜日

今日のランチ(2020.11.12)

ワカメごはん・豚肉生姜焼・野菜ソテー・味噌汁・牛乳・オレンジ

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 ランチの献立にはしばしば「味噌汁」というメニューが登場する。汁物自体はほぼ毎日登場するが「豚汁」「坦々スープ」「白味噌野菜スープ」などと具体的に書かれていることが多く,その中においてシンプルに「味噌汁」という名前で勝負しようという,その心意気がいいじゃないか。

 

 「味噌汁」は,そのシンプルな名前ゆえに,具材の中身も簡素なのではないかと想像する人も多いかもしれない。しかし敬和学園の「味噌汁」はいつだって豪華だ。基本的に3種類以上の具材がごろごろ惜しみなく入っている。ちなみに私のお気に入りは,さいころ状の厚揚げの味噌汁。こんなに豪華ならば「豪華!厚揚げの味噌汁」とか「ファビュラス!油揚げとほうれん草の味噌汁」などと献立に書いたっていいはずなのに,そのような品のないことはしない。あくまで「味噌汁」としか書かない。その奥ゆかしさを見倣いたい。

 

 最後に,味噌汁に関して,どうでもよいことを発見したので発表する。「ミ・ソ・シ」は音楽において「Em」という和音を構成する3音であるため,今後は「味噌汁」を「Emる」と表記することも出来るのではないか,というアイデアである。同様の方法で表記できる言葉を他にも探したが,「虱(しらみ)→Esus4」「ドラミちゃん→Amちゃん」くらいしか思いつかなかったのでこの辺りでおしまいとする。本日もランチレポートをご高覧頂きありがとうございました。

(A.N)



2020年11月11日水曜日

今日のランチ(2020.11.11)

食パン・クリームシチュー・イタリアンサラダ・牛乳・りんごゼリー

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 ペアの靴下を隣同士に並べて干さないこと。隣にした方が、取り込んだ時すぐに畳めることは、そりゃぁ分かっている。秒まで表示のあるデジタル時計のゾロ目の瞬間を見たら、次の1秒は絶対に見ないこと。そして、2秒後の表示はしっかりと見届けること。これを成し遂げたところで、私には何の成長もないことも、そりゃぁ分かっている。挙げればまだまだ出てくるが、理由はないけどなんだかどうしてもこだわってしまう様々なこと。

 

 今日のランチはクリームシチュー。体と心の隙間に染み入るあたたかさ。私は絶対に市販のルーは使わないよ、月桂樹なんかも入れたりして。と、ここで私のクリームシチューを調理する時のこだわりなんかをご披露できたら、まぁ良い流れなんでしょう。残念。特記事項がございません。あ、ありました。最後のスプーン、ひとすくいには大好きなチキンとマッシュルームをごろごろ乗っけてひと思いに口に放り込むこと。幸せを噛みしめられること間違いなし。

(M.A)



2020年11月10日火曜日

今日のランチ(2020.11.10)

菜めし・イカフライ・キャベツソテー・豚汁・牛乳・米粉ガトーショコラ

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キャベツの存在。このメニューでは何気なく寄り添う、付け合わせ。

今日は完全に脇役。この脇役、気になるのは私だけだろうか。

ロールキャベツなどと言う王道のメニューもあるが、普段は主役にはほとんどならず、表立って主張はあまりしない。しかし「脇」に徹しなくともザワークラウトや塩キャベツなど、素材の風味を味わえる食材でもある。いざ?となれば、その食材だけでメニューとして形となり、存在感を出す。

今日のメインはイカフライ。もしくは豚汁。キャベツは存在を消していると言ったら言い過ぎだろうか。

学校でもいろいろな場面で主役がはっきり打ち出される場面がある。

私達大人、教師は「脇」でありたい。また脇役、悪役、小道具役でもありたい。

今日も胃腸に良いとされる、キャベツを味わうとしますか。

(A.K)



2020年11月9日月曜日

今日のランチ(2020.11.9)

ごはん(のり佃煮)・鶏肉バジル焼・レタスサラダ・味噌汁・牛乳・みかん

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 のりの佃煮は誰にも媚びない。その身を漆黒に包み、沈黙している。初めからそうであったわけではない。海中から地上へ、そして工場へ、食卓へ、戦場を転々とし経験を積むうちに緑から黒へ変貌を遂げた。もはや昔の面影は全くないが、その旨味は時間を経て凝縮し唯一無二の存在となった。

 誰からも愛される存在ではない。その色味から、海外の人々からは敬遠されがちである。しかしのりの佃煮はそれでいいと思っている。「すべての人々から愛される」という幻想を抱かなくなるくらいには年を重ねた。自分を本当に必要とする人が周りに一人でもいてくれれば、それでいいではないか。最近そんな風に思うのだ。

 ごはんとの無敵のコンビを組んでもう長い。お互い、年を取ったなあと思いながら、阿吽の呼吸で今日も人々の口の中に飛び込み、脳へ幸福を届けている。

(M²)



2020年11月6日金曜日

今日のランチ(2020.11.6)

五目チャーハン・ワンタンスープ・牛乳・フルーツヨーグルト

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 今週からランチホールにパーテーションを設置し、対面着席の通常ランチを再開した。リモート授業、分散登校、全校登校と段階的に正常化をしてきた。ランチも一方向を向いての着席から段階を経てようやくの対面着席、50分間の昼休みが戻ってきた。

 

 パーテーションはPTAの役員の皆様からのご提案で、今年度PTA総会でご承認いただいた「コロナ対策費」から購入させていただいたものである。保護者の皆様の物心両面にわたるご支援に改めて感謝申し上げたい。食べることも教育の一つと考える敬和で、ランチの時間に談笑する生徒たちの姿が戻ってきた意味は大きい。

 

 一方で、受験や旅行で県外へ出た時は、一定期間健康観察をしてから登校するルールは継続実施している。保護者のご負担を考えると心苦しいが、学校医や関係機関と相談しながら、600名の生徒を預かる教育機関として、また寮のある学校として、集団感染を起こさないことを第一に考え、常に緊張感もって学校運営にあたっている。

 

 対策疲れから生徒も教職員も疲労の色が濃いが、先週行われた修養会、今週の進路デーを経て生徒の様子が変わり始めた。自分のことを自分で決め、その結果に自分で責任を持つ。自分の人生の主役は自分だという気づきが、生徒を少しずつ本物の敬和生へと向かわせている。コロナ禍の中でも手探りながら教育実践に挑む敬和を覚えてお祈り下されば幸いである。

(S・K)



2020年11月5日木曜日

今日のランチ(2020.11.5)

菜めし・サバ照焼・豆もやしのサラダ・白味噌野菜スープ・牛乳・ミニエクレア

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こんにちは!「3」の方が出張のようなので、「2」が代打で書きます。

新潟は日に日に気温が下がり、そろそろ外套が欲しい季節になってきました。ストーブが点くのが待ち遠しいですね。

 

 先週の金曜日には「修養会」があり、昨日は「進路カリキュラムデー」がありと、1・2年生にとっては敬和でのこれからの過ごし方を考える大切な行事がありました。こういった機会にしっかりとメッセージを受け取って、それを自分の人生や生き方に反映させてほしいものです。せっかくなので、修養会の講演で、「なるほどな~」と強く印象に残っている話があるので紹介したいと思います。

 心理学の用語に「自己制御力」=目的達成のために自己欲求をコントロールして、本能行動を制御する力というのがあります。言い換えると自制心になるみたいです。講師の先生は、「ウサギとカメ」の話の例を出して、自分がカメの立場だったらどう行動するかを聞きました。みなさんだったらどうしますか?ウサギと競争することになったカメは、しっかり準備をして競争に臨みます。しかし、いざ競争が始まると、ウサギはあっという間にカメを引き離して、見えなくなってしまいます。この話は、みなさんご存じのように、ウサギが居眠りをして、その間にカメがウサギを追い抜くという話です。ここで着目したいのは、一人で黙々と歩き続けるカメの姿です。やるべきことをやる。これが如何に難しいか。ウサギもカメも実を言えば、自分との闘いだということです。能力や才能がどんなに優れていようが、その力を活かすも殺すも自分次第ということです。進路もきっと、自分で行きたいところを決めて、そこに向けて一歩一歩進んでいくものだと思います。

 こういった話を生徒たちもしっかり受け取ってくれたでしょうか?修養会で感じたことや考えたことをしっかり自分の糧としてもらいたいと思います。

 

 サバと野菜スープ、おかわりしたいなぁ。

(Nm②)



今日のランチ(2020.11.4)

ソフト中華麺(麻婆ソース)・春巻・中華和え・牛乳・フルーツゼリー

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2020年11月2日月曜日

今日のランチ(2020.11.2)

ごはん(ふりかけ)・サーモン塩焼・ひじき煮・塩ちゃんこスープ・牛乳・ミニ鯛焼

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久しぶりのランチレポート。とっても嬉しい。

この一年間お休みしていた間、娘のお昼寝の時が唯一の自由時間。実は私、毎日毎日敬和のランチをのぞき見していたのだ。「いいなあ、今日はカレーか。」とか、「一口おでん美味しんだよなあ」とか。先生たちのレポを読んで心が温まったり、ふむふむ今はこんなことが起きているのかと感心したり、時には夕飯の参考にしたりもしていた。毎日のレポートは大変だと思うが、敬和と離れていても近くに感じられるものがあるのはとても良いものだ。お休みをしていたからこそ、特にそう感じるのかもしれない。卒業生のみんなは見ているかしら。同級生のあの子も見ているかも。気にかけてくれる人が敬和にはいっぱいいるのである。

 

今日のランチはひじき。46回生のあの子が好きだったメニュー。あんなにやんちゃだったのに今は立派に社会人をしている。卒業してからやってきた時、「敬和のランチで好きなのはなんでもない普通だなと思えるような、こういうメニューだ。よくよく見るととても手が込んでいる。」と言っていた。ひじき、いいよねえ。寒いからだが温まりました。

ごちそうさま。

(T.Y)



2020年10月29日木曜日

今日のランチ(2020.10.29)

キムタクごはん・マカロニサラダ・野菜スープ・牛乳・プリン

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長い言葉は略したくなるものだと思います。海苔と卵のことをのりたまと言ってみたり、ハリーポッターのことをハリポタと言ってみたり、ユニバーサルスタジオジャパンをUSJと言ってみたりします。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国を大英帝国と呼んでみたり、きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅをきゃりーぱみゅぱみゅと呼んだりもします。パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソのことをパブロ・ピカソと呼んだりします。最近は、了解をりと言ったり、パーリーピーポーをパリピ、タピオカドリンクを飲むことをタピる、とりあえずまあをとりま、あーなるほどねをあねと言ったりするようです。

 

今日のランチはキムタクごはんです。キムチとたくあんの混ぜごはん、略してキムタクごはんです。キムチの辛味と歯ごたえでごはんが進みます。エネルギーをチャージして、とりま午後も頑張ります。

(Nm³)



2020年10月28日水曜日

今日のランチ(2020.10.28)

さつま芋ごはん・サンマ竜田揚げ・小松菜おひたし・一口おでん・牛乳・ミニクレープ

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 敬和周辺と「街」の2点のみが、私にとっての新潟だった。敬和前でバスに乗り、降り立つのはいつも「街」、万代だったり古町だったり。その間は未知の領域。同じく、敬和と、バスが連れていってくれるその街だけを知っている広島出身の同志と一緒によく揺られていったものだった。その目指す街には、ジェラート屋さんがあった。この時期に決まって頼むのは「秋の味覚」。かぼちゃと栗とさつまいもの3つの秋の味覚が織りなすほっくりした綺麗な黄色。3つの秋の味覚が一度に楽しめる素敵なやつ。そのジェラート屋さんが閉店した時の悲しみと言ったら。秋っていいな。いい色。いい味。まだ時がきていない頃から「一本だけ掘ってもいーい?」のフライング宣言が止まらなかった私のクラスもやっと芋掘りをした。

 

 今日のランチはさつまいもごはん。秋っていいな。いい色。いい味。

(M.A)



2020年10月27日火曜日

今日のランチ(2020.10.27)

沖縄もずく丼・ナムルサラダ・中華スープ・牛乳・杏仁豆腐

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 10月ももうすぐ終わり。何やら白鳥の到来といったニュースも聞かれました。通勤で海沿いの道路を通ると、波の高い日が増えてきたようにも思います。今年ももう冬になるのだなとちょっぴり感傷に浸っています。

 この時期になると例年賛美歌発表会の話が出てくるのですが、今年は新型ウィルスの影響もあり、例年通りにはいかなくなりそうです。様々なイベントが密を避けるということで規模を縮小するなどの対策が取られ、歯痒い気持ちを持ちながら過ごす毎日。

 それでも学校は来週からランチの時間を本来の時間に戻し、いつもの通りの学校生活の戻ろうとしています(当然対策はしています)。少しでも今までの日常に近づくことで、もう少し前向きになれたら良いなと思っています。そんな前向きになるのを後押ししてくれるのも敬和のランチです。

 今日のメニューは沖縄もずく丼。ナムルサラダと中華スープ。仕上げは杏仁豆腐となかなかオツなメニューです。

 

 さあ、午後も頑張ろう。まだまだ不自由な日々が続くけど、少しずついつもの生活に戻れるようランチを食べて気持ちを持ち上げよう。

 

  今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2020年10月26日月曜日

今日のランチ(2020.10.26)

ワカメごはん・イカカツ・ポテトサラダ・味噌汁・牛乳・ブッセ

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【イカカツにかける調味料をめぐる脳内会議の議事録】

 

ソース派の主張

「この世のカツと名の付くものは、中身が何であれソースで食べるのが王道である。ソースに含まれる野菜等の様々なエキスがカツに染み、より複雑な旨味とコクをもたらしてくれる。様々な調味料を試しても、最後はソースに回帰する。統計でもそう出ているではないか」

 

醤油派の主張

「いやこの場合は中身がイカであることを考慮したい。イカと言えば醤油。この両者の友好関係は遥か昔から続いてきた。醤油の香ばしさ、キレの良さがイカにはぴったりだ。大体この名称はイカカツなのであろう?カツよりもイカの方が先に来るではないか」

 

何もかけない派の主張

「調味料なんてかけなくても、しっかり素材の味でおいしいよ。衣のサクサク感とイカの弾力、全体の優しい味わいを感じなさいよ。だいたいあんた、最近塩分摂りすぎなんじゃないの?」

 

 

会議の結果、なにもかけずに十分おいしく頂いた。イカカツと菜飯と味噌汁のマリアージュ。至福のひとときである。

(M²)



2020年10月23日金曜日

今日のランチ(2020.10.23)

ドライカレー・コンソメスープ・牛乳・フルーツヨーグルト

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 日本にはドライカレーが3種類ある。

 カレーチャーハン(カレー粉でご飯を炒める)のことも、カレーピラフ(カレー味に炊き上げる)のこともドライカレーという。

 そして、「挽き肉のカレー」をも、ドライカレーという。「挽き肉カレー」は一般的には「キーマカレー」というのだが、これはトロトロした汁気がある。

 敬和ランチで人気がある日本の式ドライカレーは、汁気のないキーマカレーだ。

 

 実は、敬和で働くまで、「挽き肉タイプ」のドライカレーを食べたことがなく、ドライカレーとはカレーチャーハンのことだとばっかり思っていた。

 ポークカレーが一番好き。ドロンドロンのルーに、噛みしめるほどに旨味が染み出すシットリと柔らかい豚肉。素晴らしい。新潟ネイティブの私は、牛肉よりも豚肉が断然好き。肉じゃがもすき焼きもしゃぶしゃぶもカレーもそりゃー豚肉でしょ。

 

で。

 この敬和の日本式ドライカレーは敬和で働きはじめて何年もの間、私の中の「ちょっとアガらないメニュー」だった。嫌いなレーズンが入っていることもマイナス要素。

「酢豚にパイナップル」と「ツナサラダにミカン」と同じぐらい、レーズンは不要だった。

 

 しかし、それから10年もあっという間に過ぎ、オトナの私は、経験を積んでさらにオトナになったらしい。豚と牛の合い挽き肉のドライカレーの良さがわかってきた。豚と牛の組み合わせで味に奥行きがでる、しかもレーズンは味の良いアクセントになっている、と思うまでになった。

 何歳になっても味覚って成長するのね、と思う。

 

いつか、太巻きの桜デンブも愛せるようになるかなあ。

(M.I)



2020年10月22日木曜日

今日のランチ(2020.10.22)

ごはん(のり佃煮)・サケ照焼・切干大根煮・坦々スープ・牛乳・蒸しケーキ

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 家の本棚には読みかけの本が沢山あります。先日、映画「TENET」を見たことをきっかけに、熱力学を学び直そうと思い,放ってあった熱力学の本を手に取りました。その本のしおりには自宅の水道料金のレシートを使っていたようでしたが,金額を見て驚きました。2か月で96円でした。よーく思い出してみると,それは自粛期間中のもので,新発田市は基本料金減免をしてくれたおかげで破格の金額になっていたようです。そのしおりを見て,家を出られなかった頃を思い出しました。懐かしいです。同時に,今こうしてみんなでランチを食べられていて、ありがたいなと思いました。

 

 今日のランチは鮭の照り焼きでした。秋って感じがして美味しかったです。鮭は秋になると故郷の川に元気に帰ってくるものです。「お前も帰ってきたのか?」そんなことを考えながら、鮭を食べました。「鮭のように元気に教務室に戻ってがんばろう!」そう思えるランチでした。ごちそうさまでした。

(Nm³)



2020年10月21日水曜日

今日のランチ(2020.10.21)

チキンライス・野菜サラダ・クリームスープ・牛乳・マスカットゼリー

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 ランチは下調べが大切だ。事前に献立を見て,そのメニューの情報を集める。

 きょうはオマーンの食文化についてあらかじめ情報収集を行った。アラビア半島東部に位置する絶対君主制の王国・オマーン。国王がかつて「日本人の勤労意欲を見習おう」と呼びかけたこともあってか,日本に対して好意的な国らしい。

 

 そんなオマーンでは野菜や豆を中心に,肉類はラムやチキンなどが食べられるという。香辛料やハーブも多用される。近隣国からの労働者も多く,その影響からか,カレーやケバブといった料理も盛んに食べられることが多いという。オマーンのカレーはインドのものに比べてマイルドで食べやすいのだそう。首都のマスカットにはたくさんのカレー店が軒を連ねるが,同時に日本でもおなじみのハンバーガーチェーンの店舗なども出店しており,食文化の多様化が展開中であることが伺える。(日本にはないチキン系のバーガーが多く取り扱われているらしい。)

 もう一つ,オマーンの食文化を語るうえで外せないのは「コーヒー」だ。「カフワ」と呼ばれる濃いアラビアコーヒーが国民的飲料なのだそうだ。カルダモンというスパイスを添えて,デーツの実や甘いお菓子などと一緒に頂くことが多い。首都のマスカット界隈には,カレー店と同じくらいコーヒーショップも多いという。

 

 そんなわけで,きょうのランチの「マスカットゼリー」に思いを馳せてみた。オマーンの首都マスカットにちなみ,カルダモンやデーツの入ったアラビア風コーヒーゼリーに違いない。

 しかし,蓋を開けてみるとそれは明るい緑色のゼリーだった。どうやら「マスカット」という品種のブドウがあるらしく,マスカットゼリーはブドウゼリーだったのだ。

 

「そっちのマスカットかい!」と思った。 

(A.N)



2020年10月20日火曜日

今日のランチ(2020.10.20)

ソフト麺(和風汁)・野菜かきあげ・ほうれん草胡麻和え・牛乳・米粉マフィン

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 気がついたら秋も深まってきました。10月も残りあとわずか。秋と言えばやっぱり「おいしいものを食べる」ではないでしょうか。コロナで気が滅入ることが多いですが、ここはひとつ、美味しいものをみんなで囲んで、心を癒してみましょう。

 さて、今日の敬和ランチ。ソフト麺with和風汁。寒さを感じると、温かい食べ物が恋しくなります。今日のこのメニューに心がホッとしました。さらに、野菜のかき揚げトッピングです。某チェーン店のうどん屋さんにも負けない味です。

 敬和学園のランチは、いつもお腹と心を満たしてくれます。本当に感謝です。

(S.T)

 

 

P.S. 「ソフト麺」と「うどん」の違って何??

 



2020年10月19日月曜日

今日のランチ(2020.10.19)

雑穀ごはん・豚肉味噌漬け焼・アスパラソテー・味噌汁・牛乳・みかん

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 先週テストが終わり、現在採点の真っ最中である。テストのあたりになると時々「勉強ってテストのためにしているんじゃないの?」と問われることがある。答えはNOだ。物事には低次元の目標と高次元の目標があり、「テスト勉強」を行う際は、テストのために勉強している気がするが、高次元で考えるとその学問を学ぶことで教養と人格を備えた人間に成長し、豊かな人生を送ることが最終地点である。

 例えば小論文の授業がある。小論文の授業の真の目標は小論文ができるようになることではない。それは低次の目標である。小論文を書く訓練をする中で自分と向き合い、苦手を克服し、理論的に考える思考を備え、自分と違う考えを持つ他者への想像力を養い、他者へ伝える言葉を磨き、社会の中で自分の賜物を生かすための準備をする。これが最高の目標である。

 それは学問を手段ではなく、目的として扱うことであり、その学問自体に敬意を持つということである。だから私たちは授業をする際、皆の人生にとってこの授業がどんな意味を持つのか常に考え、また高い次元を目指していかなければならないし、そうでありたいと願っている。

 今日は豚生姜焼き。高次元で考えれば目標はバランスよく栄養を摂ること。しかし低次元な私はその美味さに負け、「生姜焼きをおいしく食べる」に目標をシフトし、味噌汁を大盛にしてしまった。なんということでしょう。

(M²)



2020年10月16日金曜日

今日のランチ(2020.10.16)

そぼろビビンバ丼・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・ヨーグルト

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 そぼろビビンバ丼である。秋である。最高である。しかし、以下の話は最高ではない話です。恐縮ですがお付き合いください。

 

 また、やってしまった。舌禍事件を多く起こしてきて、その度反省しながら、自身の言葉遣いに心を配ろうと決意を新たにして来た。古くは授業中、敬和の上空を旋回する飛行機に文句を言ったら航空会社のご子息が授業にいらっしゃった、といった具合である。

 

 今回はSNS。何気無く投稿した内容が配慮を欠き、一部のお仕事に従事されている方々に不快な思いを起こさせてしまった。ジャーナリズムを安易に揶揄した私の浅はかな投稿に厚顔の至りである。

 

 様々な語彙を盛って立派なことを言っている気になりながら、その根本にあるのは自身の狭い視野、浅い思慮であることが発言から露呈していた。正に汗顔の至り。赤面するしかない。

 

 幸いなのは、指摘をしてくれたのが卒業生だったこと。「先生、その発言は様々な生徒の存在を大切にする敬和の教育理念と相容れないのでは?」という優しく、且つ鋭い指摘。まさに「負うた子に教えられ」である。猛省している。

(S・K)



今日のランチ(2020.10.15)

菜めし・赤魚照焼・もやしソテー・芋煮汁・牛乳・ワッフル

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 2020年度も半分過ぎましたね。そして,学期である後期も半分まで到達しました。いまだに,朝の礼拝は放送礼拝で行っています。礼拝の前奏と後奏,賛美歌はCD音源を使います。新しい形式での礼拝にもずいぶん慣れてきたなと思っていたのですが,今朝は違いました。お祈りの後に後奏が流れるのですが,その後奏がPopでした。軽快なドラムとベースに合わせて,賛美歌のアレンジが流れました。新しい礼拝にも慣れてきたなあと思っていた私はびくっとしてしまいました。なかなか新鮮でした。

 

 今日のランチは芋煮汁でした。秋になったんだなあと感じながらいただきました。味はPopでした。里芋とねぎ,お肉がリズミカルに飛び込んできます。楽しい気持ちになって,午後もがんばります。生徒の皆さんもテストがんばってください。

(Nm³)



2020年10月14日水曜日

今日のランチ(2020.10.14)

食パン・クリームコロッケ・グリーンサラダ・スープ・牛乳・フルーチェ

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 「すごいね、上手ぅぅ!」語尾を伸ばしながら彼女が言った。せっかくの機会に謙遜するのもなんだかな、と思い「でっしょぉぉ?」と、素直に受け入れた。心からの賛辞は何歳になっても嬉しいものだ。彼女が目を丸くしながら見ていたのは、いちごジャムとマーガリンが交互に塗られた私の食パンだった。赤と白のストライプがかわいらしい。しかし、これを完成させるのは容易なことではない。温かいスープのお椀の下にジャムとマーガリンを忍ばせたり、袋の切り口を小さく調整したり。中身を押し出す力加減を均等にしたり、ラインを真っすぐに仕上げたり。あぁ、忙しい。どうせすぐお腹の中に入っていくことは分かっているけれど、ついついやってしまう。

 今日のランチはいちごジャムとマーガリン。素敵な組み合わせだ。そして、今日はテスト1日目。ランチの後にも1時間テストが待っている。美味しいランチをエネルギーに変えて、全力で向き合えるといいですね。

(M.A)



2020年10月12日月曜日

今日のランチ(2020.10.12)

中華丼・春雨サラダ・中華スープ・牛乳・マンゴープリン

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 中華丼とは大胆なネーミングの丼である。よく考えてみてほしい。「中華」の「丼」だ。つまり、あの広大な中国とその深い歴史のすべてを総括した丼なのである。あな恐ろしや、中華のすべてをその口の中に収めんとするその覚悟は中華統一を成し遂げた始皇帝に匹敵するはずなのだ。

 そして丼の中身は決して名前負けすることはない。卵にエビに、豚肉に各種野菜たち。広大な中国の海山の恵みがふんだんに使われ、とろみのある餡によって見事な調和をなしている。中国本土の味付けの料理を中国料理と言い、日本向けにアレンジされたものを中華料理と言うそうだが、そのような違いは気にならなくなるほど懐の深い一品であった。

 かくして中華丼を平らげ無数の小皇帝となった我々はどこへ向かうのか、答えは大陸の風に舞う黄砂だけが知っている。

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2020年10月9日金曜日

今日のランチ(2020.10.9)

栗ごはん・サケ西京焼・小松菜煮浸し・けんちん汁・牛乳・ミニアップルパイ

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 実りの10月。今日は栗ごはん。労作畑のサツマイモもまもなく収穫の時を迎える。ランチホールから眺めると、赤とんぼが飛び交っているのが見える。ローターリーのわきに植えられた銀杏の木には銀杏がびっしりと実った。栗、梨、イチジク。敬和はキャンパス全体が収穫の秋を迎えている。

 

 ふと見まわすと、ひとりでランチを取る生徒が多いことに気づく。コロナ禍で対面の着席を禁じているので、余計目立つ。というか、今まで気が付かなかっただけなのかもしれない。「ぼっち飯」と揶揄する生徒がいるが、はたして一人のランチはそれほどまでかわいそうなのだろうか。周囲を気にせず、ひとり満足いくまで食事ができるほうが幸せではないか。

 

 同調圧力というのがある。自分の意見を言えず集団に気を使い、流されてしまう雰囲気を言う。幼少期から「一緒にトイレ行こう」「こっち来て食べなよ」などの体験を積み重ね、気づけば「友達幻想」のような呪縛にとらわれてしまう。個人の事情を曲げてまでグループに合わせることは、相当なストレスだ。声の大きなものに皆が流されると、意に添わない事にもNOを言えなくなる。

 

 一人でランチを食べることができる。しかし、行事やクラスではみんなと共に協力し、自分の意見をしっかりと表明できる。そんな敬和生に成長してほしい。大人になっても自分の意見を持たず流される者、同調圧力に自分の良心を曲げるストレスを抱えるものは多く、その年で気づいてももう遅いからだ。目の前で黙々と食べている「ぼっち飯」の生徒こそ、真の敬和生といえるのではないか。

(S・K)



2020年10月8日木曜日

今日のランチ(2020.10.8)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・揚げぎょうざ・ナムル・牛乳・フルーツゼリー

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 昨日、珍しく深夜、ラジオをつけて聴きました。すると、「マツケンサンバⅡ」を作曲された宮川彰良さんが小気味良いトークを展開していました。「ああ、面白いなあ」と思っていたら突然こんな音声が聞こえました。

 ラジオ「…。来年は2018年じゃないですか。来年こそ…。」

 私「…!!?」

目が覚める思いでした。実際、寝ぼけてた私は目が覚めてしまったんですが…。「夢か?」とも思いました。念のためスマホのカレンダーで2020年を確認してしまいました。最後まで番組を聴いていると、どうやら昔の放送をアーカイブスとして放送していたようです。ひと安心です。

 私はラジオはリアルタイムだという先入観に囚われていたようです。時間に縛られていないネット動画をよく見ているから余計にそう思うのかもしれません。やられました。

 ランチメニュー表には必ず年と月が書かれています。今日は2020年10月8日、メニューは中華麺です。「今日のランチレポートを何年後かに読み返すことってあるんでしょうか。」「昔のランチレポートも見てみようかな。」そんなことを考えながら、リアルタイムで中華麺をいただきました。リアルタイムで美味しかったです。午後もリアルタイムで頑張っていきたいとリアルタイムで思いました。

 

 ※今日のラジオ深夜便は2018年の放送回です。お気をつけください。ゲストは俳優の角野卓造さんです。

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