2020年12月4日金曜日

今日のランチ(2020.12.4)

ごはん(ふりかけ)・牛肉コロッケ・キャベツサラダ・味噌汁・みかん

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 毎朝、出勤すると校内を巡回する。冬の新潟は曇天の日が多く、廊下や階段の電気をつけることから始める。コロナ対策として常時換気が必須なため、どんな天候でも廊下の窓を開けて回る。今日は冬型の天候のため、海からの風が強く、こぶし一つ分(約10センチ)空けただけで冷たい風が吹きこんできた。

 

 この巡回中に公務員さんと出会う。屋外ではエンジン式ブロワーで枯葉を集めてくださる。校内では、階段や廊下を掃除機で綺麗にしてくださる。バスの運転手さんも、早朝から始発場所へ向かい、万が一にも遅れが出ない体制で運行してくださる。早番の給食員さんたちは寮生の朝食のため、早朝から勤務だ。これらのお働きは、生徒が登校する前に完了する。

 

 こういった、普段は目にすることのない方々の支えで敬和は守られている。そこへの感謝を忘れ「金を払っているのは俺だ」という態度で登校してくる生徒がいたらどうだろう。自分の子がそのような「教育を金で買うもの」のようにふるまったら、滾々と説教し納得するまで話し合うだろう。

 

 「のぞみ寮通信」を読んだ。テスト期間に、ランチホールのパーテーションすべてを磨いてくれた寮生の話が紹介されていた。給食員さんたちをねぎらう意味もあったらしい。神様から頂いた賜物、それを他者のために用いることを真剣に問うている彼らに、ただただ感謝しかない。献身と感謝の循環が敬和で続いていることをうれしく思う。

(S・K)