2019年9月30日月曜日

今日のランチ(2019.9.30)

きのこごはん・サケ塩焼・小松菜おひたし・塩ちゃんこスープ・牛乳・オレンジ

0930

 

 

 先週は修養会であった。各学年がそれぞれのテーマのもと、独自プログラムを行い、宿泊する。私は3学年として長野県の菅平に赴いたのだが、新潟県とは違う高原の気候と白樺などの動植物に新鮮な刺激を受け、心が癒された。自然の中に入り、伐採を行ったり散策をすることは、なにか人間の根源的な喜びにつながっているように思う。

 生徒たちの感想を見てみると、多くの生徒が自然の良さを再確認したり、新しい発見があったようだ。我々は若者は自然に興味が無いのではと決め付けがちだが、決してそうではない。研ぎ澄まされた感覚を持ち、五感で味わうこと、そしてこの先の未来を自然とどのように共存していくのか考えること、それは無意識レベルを含めて予想以上に多くの生徒がやっていたように思う。

 木を切ることがとても楽しかった、と目を輝かせながら言う生徒が多いのは、普段自然に接する機会の多い敬和ならではかもしれない。日々の教育の蓄積が、違う環境の刺激を受け花開くことは多々あり、それが修養会であった人もいれば、卒業後にそうなる人もいる。その時期の違いはあれどいつ訪れるのか待つ日々は、教育の醍醐味かもしれない。

 今日のランチはきのこごはんとさけ塩焼。これもまた秋を感じるメニューだ。時には味覚も使い、季節に感覚を研ぎ澄ませていきたいものである。

(M²)



2019年9月24日火曜日

今日のランチ(2019.9.24)

チキンカレー・野菜サラダ・玉子スープ・牛乳・ヨーグルト

0924

 

 

 秋分の日が過ぎ,明日からは修養会です。その打ち合わせのため,本日は45分授業でした。3時間目の生物の時間は今,植物の発生について授業をしています。お米は「有胚乳種子(ゆうはいにゅうしゅし)」,お豆は無胚乳種子です。今日はチンカレーライスです。ごはんをいただくときは「有胚乳種子おいしい。」と必ず言いなさいと授業で口すっぱく言ったものですから,当然私が言わないわけにはいきません。「やっぱりカレーライスは有胚乳種子がいい味出して最高だよね。」となりの彼は,ぽかんとした顔をしていました。

 明日からの修養会ということは,今週のランチレポートは今日だけです。わけのわからないレポートですみませんでした。1年生の修養会の二日目の夜はカレーライスを作ります。ランチほどおいしくできる訳ないのですが,どんな風にカレーライスができているのか考えながら,いただきました。がんばってカレーをつくるぞ!そして飯盒炊爨で「有胚乳種子」をおいしく炊くぞ!修養会で1年生,動きます。

(Nm³)



2019年9月20日金曜日

今日のランチ(2019.9.20)

ソフト中華麺(和風汁)・イカ天ぷら・ほうれん草胡麻和え・牛乳・ミニクレープ

0920

 

 

 昨日の礼拝で以下のような話をした。200字礼拝とは違う切り口もあろうと思い、ここに要約を再掲する次第である。

 

 平安時代に政権争いに巻き込まれ、左遷された菅原道真公は大宰府で憤死する。怨霊となった道真公は、内裏に夜な夜な魑魅魍魎を引き連れて現れ、ついには日中、清涼殿に雷とともに神火を放つ。恐れをなした時の政権は、陰陽師や僧侶をフル動員し加持祈祷を行い、北野天満宮を建立し、ようやくその怨霊を鎮めるに至った。

 

 この加持祈祷を行った陰陽師は、霊的なものを調伏する際、呪い返しに遭うことを覚悟し、調伏する相手の墓穴の他にもう一つ自分の墓穴も用意させたそうだ。それは、後の世に「人を呪わば穴二つ」という諺として語り伝えられ、呪いの恐ろしさと、人を呪う言葉を安易に吐かないよう厳しく戒める意味で、用いられてきた。

 

 温かい言葉で他者を慮り、自己犠牲によって愛を実現する人となることを人生の大切な目的とするはずの敬和生が、あろう事か今、呪いの言葉を撒き散らしている。夏休み、歪んだ社会やSNSから、呪いの言葉に触れた生徒達にその責任を負わせるわけには行かない。しかし、呪いの言葉は相手だけでなく、自らも蝕むのだ。集団を毀損し、最後には破滅へと導く呪いの言葉を自らから遠ざけて欲しい。

 

 人が発する言葉には「言霊」存在する。これを、マイナスな方面に用いれば「呪い」となり、プラスの方向に用いれば、他者を勇気付け、集団を高みにつれていってくれる。毎朝の礼拝を大切にするというのはそういうことなのだと私は思う。「人を呪わば穴二つ」。一つは向けられた相手が、もう一つは自分が入る墓穴なのだ。恐ろしい戒めを忘れず、呪いを解く柔軟な思考を持ち続ける人であってほしい。

(S・K)



2019年9月19日木曜日

今日のランチ(2019.9.19)

ごはん(梅びしお)・鶏肉カレー焼・野菜炒め・味噌汁・牛乳・バナナ

0919

 

 

 今日は修養会の引率者会議がお昼の前半にありました。いつものようにメニューを確認しお腹をすかせ、待ちに待った後半組ランチ。今日はどこで食べようかと周りを見回すと、いつもランチに誘ってくれる生徒を発見。お呼ばれされたので、急ぎ足で席に向かいました。

 そして今日は大好きなお肉メニュー。隣の生徒が野菜炒めを残していたので、自分の野菜炒めと生徒の野菜炒めを交互に食べました。「ああ、今日もランチが美味しい」。もっと食べたい気持ちもありましたが、今日は時間がなかったのでおかわりは断念。

 毎日美味しいランチがあるので午後も仕事を頑張れます。ごちそうさまでした。

(I.Y)



2019年9月18日水曜日

今日のランチ(2019.9.18)

ごはん(ふりかけ)・サンマおかか煮・豆もやしのナムル・芋煮汁・牛乳・蒸しケーキ

0918

 

 

 ランチを食べているとある生徒が不満を言っていた。ペラペラと不満が出てくる。不満を言いながらも表情は明るい。学校は楽しいかと聞くと、楽しいらしい。嫌いな教科を乗り切ると好きな教科はより好きになる。嫌いな食べ物を我慢して食べた後の好きな食べ物はより美味しく感じる。好きなことばかりしていても何か物足りなくなってくる。不満があるから学校を楽しめるのではないかと思った。

 さて、今日のメニューには豆もやし。もやしは安く、見た目もシンプルだが、栄養価が高い。もやしは「こんなに栄養があるのになんで安く売られているんだ。」「もやしっ子という言葉があるけど、なんでそんな嫌味っぽい使われ方をするんだ。」という不満を持っているかもしれない。
 高校生活を通して、中身はスカスカだが、見た目だけ大人になり、ただ着飾るような偽りの成長ではもったいない。たとえ不満があっても中身にはたっぷりと知識と経験を詰め込んだ、もやしのような謙虚な人に成長してもらいたい。

(S.KⅡ)



2019年9月17日火曜日

今日のランチ(2019.9.17)

中華おこわ・春巻・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・マンゴープリン

0917

 

 

 3時間目に生物の時間がありました。植物の配偶子形成をテーマに授業をしたのですが,「胚のう」という部位が出てきました。化学の分野では往往にしてあるのもですが,急にひらがなやカタカナがでてきます。フッ素やヨウ素,リン酸,タンパク質なんかがその例です。調べてみると多くは常用漢字外の漢字のため高校では漢字を使わずに教えるとのことでした。その昔,海外から入ってきたものを漢字に置き換えた段階で,高校化学や高校生物でこれらの用語を教えることを想定していなかったということが想像できます。そう思ったときに,随分と時代が進み,高尚な用語も高校で教えられるように教育が整備されたのだなとしみじみ考えてしまいました。ちなみに,「胚のう」の「のう」の字は氷嚢の「嚢」の字でした。袋状の形状をしているので,なんとなく想定できましたが,電子辞書で生徒に調べてもらってもなかなか書けませんでした。「胚のう」の嚢の字。ふくろと読みます。今日のランチは,パリッと揚がった嚢に入った野菜がおいしい,春巻きでした。生物を受けていた生徒に教えると歓喜の声が上がります。実際食べる際も笑顔がついついあふれてしまいます。1日短い敬和の1週間,がんばろうと思いました。

(Nm³)



2019年9月13日金曜日

今日のランチ(2019.9.13)

豚キムチ丼・中華スープ・牛乳・アセロラヨーグルト

0913

 

 

 海からの涼やかな風が、ランチホールで豚キムチ丼を頂く生徒の間を吹き抜けるようになった。日が暮れるとチャペル前ロータリー周辺の植え込みから、虫たちの鳴き声が響く。「秋澄む」の言葉通り、空気が澄んで空が高く感じられる。敬和は着実に秋の訪れを迎えたようだ。

 

 各学年とも修養会の準備のため、実行委員を中心に忙しさが増してきた。それぞれの学年とも、今年は講師をお招きし、現代社会の諸問題についての見識を広げながら、自らの問題として捉えることができるように、グループ討議や分団での取組が予定されている。

 

 普段の仲間との話し合いではなく、指定されたグループや班で行動することに抵抗のある生徒も多い。しかし、未知との出会いこそ、小さな器を変えるチャンスだ。新しい視点、価値観、解決策を見つけ出した時の喜びの大きさに早く気付いてほしいと願っている。

 

 「あっちぇ~。」と大声で廊下を闊歩する男子生徒。身だしなみもだらしなくなりがちだ。こちらも「ほら、シャツの裾が出ているぞ!」と注意する。お互いが少しイラっとしたその時、渡り廊下にいた女子生徒がつぶやいた。「あっ、秋のにおい。」敬和生の感性と表現は、いつも新しい気付きを与えてくれる。

(S・K)



2019年9月12日木曜日

今日のランチ(2019.9.12)

炊き込みごはん・サバ照焼・ひじき煮・豆乳スープ・牛乳・米粉タルト

0912

 

 

 敬和での勤務が始まってすぐの頃は、大先輩である先生方とランチを食べるのが日常でしたが、今ではたくさんの生徒に囲まれながら食べています。「先生、今日予約ありますか?」なんて聞いてくれる可愛い女子生徒がいたり、「~曜日食べましょ」なんて誘ってくれる生徒。なんてことない、雑談をしながら食べるランチは私の楽しみのひとつです。毎日楽しみにしているランチに加え、今日は私の大好きな「豆乳スープ」がありました。「先生、好きなものは最後にとっておく派ですか?」と、目の前にいる生徒。その生徒の言うとおり、最後までとっておく派の私は、大好きな豆乳スープを最後に美味しくいただきました。

 

 私のデスクには、だいたいいつもペンケースが置いてあります。ペンケースには3つのストラップがついていますが、その中のひとつに「ジブリブリ」というキャラクターのストラップがあります。「何これ、きも~い」という子、「うける」という子、「可愛い」という子。顔が大きくて、体育座り、全身が深緑色のジブリブリは目をひく存在です。

 そもそも「ジブリブリ」とは、三鷹の森ジブリ美術館の一室に存在する妖精のようなキャラクターです。ジブリブリが作り物の書籍や作業をしている人形の肩に何体も乗っている姿を最初に見たときは「なんだこれ」と思いましたが、その部屋の説明書きには「作業が進まないのも、頭が重いのも、会議が遅れるのも、全部ジブリブリのせい。」と書いてありました。(文言が間違っていたらすみません。)そのくすり、と笑えるジブリブリを「やっていることが手につかなくなる妖精」と解釈しました。なんだが嫌な妖精のように思いますが、作業が進まないことなどを何かのせいにしたくなるとき、その役を担ってくれるのだとしたらとても「優しい妖精」だと感じます。

 今もペンケースに隠れてちらちら見えるジブリブリ。作業が進まなくなるのは嫌だけど、ジブリブリがいるとなんだか心強いです。頭が働かないことに、作業が進まないことにヤキモキせず、たまにはのんびりゆっくり、心落ち着かせて午後もお仕事しようと思います。

(I.Y)



2019年9月11日水曜日

今日のランチ(2019.9.11)

ごはん(のり佃煮)・豚肉生姜焼き・もやしソテー・味噌汁・牛乳・グレープフルーツ

0911

 

 

 心の中では、今日こそは腹八分目。そう言い聞かせてランチホールへ向かう。いつものように列に並び、おぼんを持って調理の方がよそってくださるごはんを手に取る。おぼんに乗せようとしたその時「先生!足りないでしょう!」断るべきか、一瞬の葛藤があり「はい、足りません、多めでお願いします。」その言葉を待っていましたと言わんばかりの笑顔で、追加のひと盛り。さらにもうひと盛り。今日も満腹。いつも大盛りありがとうございます。調理の方の笑顔が見たい、だから私は断りません。

(S.KⅡ)



2019年9月10日火曜日

今日のランチ(2019.9.10)

菜めし・イカカツ・ポテトサラダ・けんちん汁・牛乳・ミニ鯛焼

0910

 

 

 ポテトサラダはサラダなのかという疑問はよく耳にする話です。人によってはサラダではないという方もいるようです。一方で好きなサラダランキング1位になったりと何かと話題に上がってしまうポテトサラダです。そんなことを書いている私にとってもすごく好きなのがポテトサラダです。加えて、マンゴープリンはプリンなのかという疑問も浮かんできます。そんなことを言ったらけんちん汁は汁なのか。イカカツはカツなのか。牛乳は乳なのか。菜めしは…。私は思いました。ポテトサラダはポテトサラダであるのだと。ポテトのサラダでも、サラダの1種でもなくポテトサラダはポテトサラダ以外の何者でもないと思うのです。さくらももこさんの作品のコジコジで、先生から将来何になりたいかと問われたコジコジは、このように答えます。「生まれたときからコジコジはずっとコジコジで、将来もコジコジはコジコジだ。」笑顔でこう答えるコジコジを思い出しながらランチを頂きます。私もずっと私でありたいと思わされる時間でした。午後も頑張りましょう。

(Nm³)



2019年9月9日月曜日

今日のランチ(2019.9.9)

バターロール・チキンバジル焼・グリーンサラダ・クリームスープ・牛乳・ぶどうゼリー

0909

 

 

 「(台風の)近接とともに世界が変わる」。

 気象庁の昨日の一言が、妙に脳に残った。脅威を伝えるとともに、どこか詩的な、新鮮さを感じさせる言葉であった。

 明日、世界が変わる。

 

 台風。それは多くの災いをもたらし、その暴風雨は多くの命を簡単に飲み込んでゆく。

一方で台風は海をかき混ぜ、浄化し、生態系を守る。川底の石をきれいにし、水不足を解消する。全ての物事には良い面と悪い面があり、それは中国易学の陰陽図のように表裏一体で、人間という一側面では計れない、大きな使命を持っている。台風の後は空気は澄み、日光はまぶしく、人々は出来なかった活動を行いに外へ出る。

そう、世界は変えられていく。我々の意思とは関係なく、常に世界は変わっていく。

 

 新潟は関東平野に比べると比較的穏やかに時間が流れた。なんとかなりそうだな、そう思いつつ、今日のランチを頂く。チキンバジル焼きに、クリームスープ。そしてバターロールを見たとき、思わず呟いた。

 

 「あ、小さな台風」。

(M²)



今日のランチ(2019.9.6)

ごはん(しそ味ひじき)・厚焼玉子・切干大根煮・ちゃんぽんスープ・牛乳・冷凍みかん

0906

 

 

 冷凍みかんを見ると、昭和の時代「急行佐渡」で横浜のいとこ宅へ遊びに行ったことを思い出す。新潟駅のプラットフォームにあるキオスクで赤いネットに入れた冷凍みかんをおやつ代わりに買ってもらい、長旅の道中に食べるのである。「今回は踏切の数を全部数える」「全ての停車駅を暗記する」などいいながら、途中で寝オチするのが常であった。

 

 当時5時間半近くかかった所要時間、今では新幹線で2時間弱。冷凍みかんを見ることは無いし、ゆっくりと味わう暇も無い。車内ではPCを打つ乾いた音が聞こえてくる(そのためのコンセントが付いた車両もある)。トンネルも多く、車窓から眺める風景を楽しむと言うより、移動手段としての速達性が強く求められる時代になったのだと強く感じる。

 

 今の高校はただの移動手段となっていないだろうか。上級学校へ進学するためだけの手段。ノウハウと知識を詰め込むためだけの授業。進学実績を校舎の壁面に掲げ、合計○○名の中に埋もれて行く生徒たち。学校というのっぺりとしたとらえどころの無いものはぼんやり見えても、個々の生徒の表情や、日々営まれるそれぞれの物語は全く見えてこない。

 

 勉強以外に思い出作りもせよ、というのではない。人間が生き、日々の営みがある以上、そこには物語があり、それを紡いでいくのも学校の大切な仕事なのではないかと思うのだ。新幹線のようなスピードでは、糸が切れてしまうかもしれない。切れないように、じっくり生徒の話を紡ぐように聞き取っていく。そんな教育を後期も展開できたらと思う。

(S・K)



2019年9月6日金曜日

今日のランチ(2019.9.6)

ごはん(しそ味ひじき)・厚焼玉子・切干大根煮・ちゃんぽんスープ・牛乳・冷凍みかん

0906



2019年9月5日木曜日

今日のランチ(2019.9.5)

ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・イワシフライ・切干中華和え・牛乳・ミニブッセ

0905

 

 

 9月第1週 9月になりました。この9月は3年生にとっては自分の人生を大きく左右する進路決定が行われる時期です。特に今日5日は、就職希望の人にとってものすごく重要な第一次応募書類の受付開始日です。

 この書類の内容と16日以降で行われる入社試験で、第一希望の進路に合格できるかどうかとなります。

 

 例年苦労して自分の進路が決まる人がいます。就職は相性だという人もいます。でもどんな状況になっても、あきらめない心が何より大切。もし挫けそうになったら、ランチを食べて前を向きましょう。

 そんな今日のランチは、味噌野菜スープに麺。そうです。味噌ラーメンです。そこにイワシのフライ。このイワシ、最近では高級魚の仲間入りになるとか・・・。

 

 誰もが避けて通ることはできない人生の選択。最良の選択となれたら良いよね。

 

 今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2019年9月4日水曜日

今日のランチ(2019.9.4)

バターロール・ビーフシチュー・生野菜サラダ・牛乳・オレンジ

0904

 

 

 いつもはパンを取らずにごはんをよそうのだが、今日は特にお腹が空いていたのでパンとごはん両方をいただいた。すぐにビーフシチューを食べたいところだがランチのルーティーンは崩さない。牛乳を一口飲んで心を落ち着かせる。次にサラダを2、3口。口の中はさっぱりし、ビーフシチューを迎える準備は整った。ごはんと合わせるか、パンと合わせるか。少し迷ってからまずはごはんと食べることにした。と言っても、ごはんは別皿なので、ビーフシチューを先に口に含んでからごはんを投入する。口の中で混ざり合い、喉の奥に溶け込んでいった。次はパン。パンはごはんと違い、ビーフシチューと同時に食べることができる。パンを一口サイズにちぎり、ビーフシチューにひたした。ビーフシチューをたっぷり吸い込んだパンは絶品だった。

(S.KⅡ)



2019年9月3日火曜日

今日のランチ(2019.9.3)

わかめごはん・サケ香草焼・茎わかめのサラダ・肉じゃが・牛乳・プリン

0903

 

 

 さて、今日の昼休みは生徒会長の投票がありました。うまくみんなが投票できるように時間をずらしてランチをいただきます。気づくとそんな時期になっていました。代替わりをして年度の後半戦に突入です。各学年で雰囲気が変わる不思議な期間です。修養会も近づいてきています。

 今日のランチは肉じゃがです。なんとなく気候が夏から秋へと移行しているように感じる中で味覚も秋モードへ突入です。ご飯のおいしい季節、ついつい食べ過ぎてしまいます。美味しくいただきました。

 今日はドラえもんの誕生日でもあります。マイナス93歳、おめでとうございます。若いなあ。その若さが羨ましいです。さらに,「ぐっ(9)すり(3)」の語呂合わせで「ベッドの日」だそうです。なかなかの語呂合わせですよね。そしてベッドじゃなくてもぐっすり眠れるぞ。今日の美味しい肉じゃがを食べて午後の授業もぐっすり、じゃなかった、午後の授業を頑張って、夜はぐっすり眠りましょう。

(Nm³)



2019年9月2日月曜日

今日のランチ(2019.9.2)

ごはん(ふりかけ)・鶏肉照焼・ほうれん草ソテー・味噌汁・牛乳・りんごシャーベット

0902

 

 

 息苦しい。

 ああ、息苦しい。

 雨が降り続き、空は鉛色で、まるで深海をさまようシーラカンスのような気分だ。

すべてがスローで、怠惰で、ピントはぼやけ、ゆらめき、音はくぐもり、身体に抵抗を感じると同時に浮遊している。

肌にまとわり付く水分の重さ。身体の内側にある水分に不快感は無いのに。内と外の水にはさまれた皮膚が私の水平線だ。

 

 息苦しい。

 ああ、息苦しい。

 息の出来ない閉塞感がずっと続いている。他者の言葉は水中を拡散し半分も伝わらず、私が口を開くと言葉は気泡となって昇天した。コミュニケーションは不全で、お互い分かったつもりになっているだけ。この息苦しさは、もしかしたらずっと前からあったのかもしれない。息の出来ない社会の閉塞感、深海のように暗く、よどみ、深層海流の大きな運命に自覚無く身を任せてただよっている。暗闇に光る提灯アンコウの罠に、引き寄せられ、絡め取られはしないだろうか。今日は無事だった。明日は?

 

 この照り焼きを頬張るとき、一瞬世界はクリアに乾き、色が鮮やかになる。人間の内に眠った本能が、理性を越えて生存に動き出す一瞬。その後また暗くあたたかな海に沈むのか、乾いた寒い陸を歩いていくのか、それは我々に課された自由である。

(M²)