2019年12月19日木曜日

今日のランチ(2019.12.19) ※クリスマスランチ

ロールパン・チキンからあげ・野菜のキッシュ・チーズサラダ・スープ・コーヒー牛乳・クリスマスケーキ

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 今日は特別な日であり、年内最後のランチレポを任され、とても緊張しております。まずは、生徒の皆さん、賛美歌発表会お疲れ様でした。ご来校していただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 

 今日のランチは給食委員会がアンケートをとって決まったメニューです。当日発表の今日のメニューに生徒たちはいつもより目が輝いていたように思います。いつもと違う光景だったのはランチダッシュです。今日は各教室からではなく、チャペルからのダッシュになりました。私はいつもどおり後半組ランチ。ロールパンはそのまま食べる人と、チキンからあげを挟んで食べる人がいました。私は挟んでバーガーにしていただきました。肉厚でジューシーなチキンはスパイスがきいていました。いつもと変わらず美味しいチーズサラダ、トマトの酸味が引き立つスープ、たくさんの野菜が入ったキッシュの後はデザートのクリスマスケーキ。スポンジがふわふわで美味しかったです。コーヒー牛乳とよく合います。ランチを食べている生徒はクラスの発表が終わりホッとしている様子でした。

 

 行事ごとに生徒たちの力を感じます。最初はバラバラだったクラスも最後にはなんとかまとまり、力を合わせて一つの目標に向かいます。校長先生のお話にもあったように、練習しなければ結果にはつながりません。1・2年生は来年度さらにパワーアップすることを期待しています。3年生は最後の行事となりました。3年生の力強さを感じました。練習の成果、3年間の取り組みは発揮できたでしょうか。今日の賛美歌発表会はクラスの色が良く出た発表でした。素敵な歌声をありがとうございました。

 

 上手く締めることができるか心配でしたが、なんとかなりました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。少し早いですが、メリークリスマス。そして来年もよりよい一年になりますように。

(I.Y)



2019年12月18日水曜日

今日のランチ(2019.12.18)

菜めし・ししゃもフライ・野菜炒め・ちゃんぽんスープ・牛乳・ミニワッフル

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 一人一人を大切にする学校。一人一人を大切にするとは、個性を大切にするとも言えると思います。敬和には個性的な人がたくさんいます。大人も子供もです。これだけの個性がひとつの学校という空間に共存していることは奇跡的なことだとも思えます。明日行われる賛美歌発表会もクラスごとに2曲ずつを発表しますが、歌が好きな人、嫌いな人。練習に積極的な人、さぼる人。練習の段階のモチベーションは本当にばらばらです。ばらばらなクラスが本番ではひとつになり、見事な歌声を発表してくれます。これまた奇跡的なことです。

 個性が否定されず、のびのびとしているのは周りの人が個性を認める心の広さや柔軟性を持っているからです。今日のランチを食べながら思いつきました。敬和という空間はちゃんぽんスープです。いろいろな具材がそれぞれの良さを活かし、他の具材を邪魔することなくスープの中に共存しています。たくさんの具材のおかげで様々な味わいがあります。学校は個性がちゃんぽんしているから楽しいです。廊下を歩けば個性、個性、個性。やっぱり敬和はちゃんぽんスープです。

 

 1年間ランチレポートを読んでいただき、ありがとうございました。昨日のレポート良かったよと言ってくださる先生やランチレポート見ましたよと言ってくれる生徒、寮生の生徒にも私のお母さんがレポートを読んで学校の話題になりましたよといううれしいこともありました。親元を離れて寮生活をしている生徒の親御さんにも学校の楽しさとランチのおいしさを伝えられるよう来年もがんばります。

(S.KⅡ)



2019年12月17日火曜日

今日のランチ(2019.12.17)

五目チャーハン・ツナサラダ・ワカメスープ・牛乳・マスカットゼリー

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 今年最後のランチレポートです。登校日も残すところあと3日。木曜日はクリスマス礼拝と讃美歌発表会です。授業で話す生徒はみんな冬休みを待ちきれない様子で、元気そうでした。

 

 お昼休みの讃美歌練習が終わり、友愛館に行くと、今日のランチは五目チャーハンでした。4時間目の授業に遅れられないようにと、必死にかきこみます。ふと、五目チャーハンを観察してみると、6品目もチャーハンに入っていることがわかりました。ラッキーだと思いながらも、六目チャーハンじゃないかと、隣の生徒にいうと数は関係ないですよと言われてしまいました。歌練習で疲れた喉にワカメスープと牛乳を流し込み、ツナサラダでさっぱりしめます。デザートのマスカットゼリーに癒されて午後からも頑張れそうです。

 

 今年も一年、ランチレポートを読んでくださり、ありがとうございました。ランチを作ってくださる方、レポートを読んでくださる方あっての私です。来年もよろしくお願いします。メリークリスマス、そして良いお年を。

(Nm³)



2019年12月16日月曜日

今日のランチ(2019.12.16)

ごはん(のり佃煮)・豚肉カレー焼・もやしソテー・味噌汁・牛乳・シュークリーム

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「ちょっとインド行ってくるわ」

 

 そう言い残してふらっと旅に出た生姜焼き用の豚肉が一週間後、すっかりインドに染まって、いや、カレー粉にまみれて帰ってきた。

 

「なんかずいぶん焼けたね」

 

 僕が彼の全身を見ながら言った。

 

「うん、インドだからね」

 

 彼はこともなげに言った。サングラスをしている。ここ室内なんだけど。

 

「そんな陽気な感じだったっけ」

 

「うん、インドで変わったのさ」

 

「なんかインドでカレーに染まるって安直じゃない?」

 

「インドのカレーは奥深いぞ、俺は生まれ変わったんだ。ガンジス川にも行って沐浴した」

 

 会話が繋がっているような、いないような。本当に彼は変わってしまったようだ。

 すると、彼はサングラスを外し、じっとこちらを見て言った。

 

「味噌汁よ、お前は変わらなすぎる。インド行って、人生観変えて来い」

 

 そうなのか、僕が時代に後れているのか。伝統を守ることを第一としているうちに、守りに入っていたのだろうか。でも・・・

 

「・・・インドは遠いな。まずは沖縄ぐらいでどうだろう」

 

「ばか言え、沖縄にはガンジス川は無いだろ。まずはそこで液体とは何なのか、根本的に見つめ直せ」

 会話をしながら、僕は見たことも無いインドを想像した。そこには答えがあるのだろうか。

(M²)



2019年12月13日金曜日

今日のランチ(2019.12.13)

チキンカレー・ブロッコリーサラダ・コンソメスープ・牛乳・プリン

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 ※先週に引き続き今週も賛美歌のお話で恐縮です。

 

 本日は午前の授業を終えたら、午後からは賛美歌発表会のリハーサルである。チャペルを当日と同じ照明、ステージに整えて、各クラス7分間のリハーサルを行う。入退場を含めて7分なので、立ち位置などをあらかじめ決めておかないと、壇上で歌い始めた途端「時間です。退場してください。」と文化委員会から告げられてしまう。とてもピリピリした雰囲気でシビアなリハーサルだ。

 

 ランチホールでカレーをおかわりしようと並んでいると、1年生から「先生なんでリハーサルをこんなに早くやるんですか?」と尋ねられた。確かに、本番は来週の19日(木)。土日を含めれば、まだ5日もある。実は以前、本番近くに行っていたこともあった。しかし、リハを終えたところで生徒の意識は俄然高まる。もっと上手く歌いたいという欲が出る。いわゆる「尻に火が付く」のである。

 

 この生徒のやる気を生かすには…職員会議は紛糾し様々な意見が飛び交い大荒れとなった(すみません少し盛りました)。その結果、ほぼ1週間前のリハーサルとなったのである。こうなると教師の側も熱がこもる。リハーサルの際、担任はビデオを持ち込み録画したり、ICレコーダーで録音したりする。客観的な材料をそろえ、生徒のやる気に応えるためである。当日は教師の合唱も予定されている。

 

 たかが行事。されど行事だ。生徒のやる気、協調性、共感を引き出し、机に向う勉強だけでは学べない人格全般の成長を促す。この行事は過去2年を経験している3年生に圧倒的に有利である。しかし、1・2年生も果敢に挑んでいく。次の行事へつながることを知っているからである。さて、おかわりで満腹になったことだし、全クラスの歌声を聞くことができる幸せな時間だ。チャペルへ急ぐとしよう。

(S・K)



2019年12月12日木曜日

今日のランチ(2019.12.12)

ソフト麺(和風汁)・イカ天ぷら・小松菜胡麻和え・牛乳・みかん

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 寒くなってきました。新潟の長い冬の寒さ対策、すぐそこまで迫っているインフルエンザの予防、できていますか?来週の今頃は賛美歌発表会。お昼は各教室から歌声がきこえてきます。体調に十分気をつけて本番に臨みましょう。

 

 さて、今日のランチ、とても楽しみにしていました。楽しみにしていたポイントは「和風汁」。いったい何麺がついてくるのだろうと。正解は「うどん」でした。敬和で働いてまだ1年も経っていない私にとって、ランチのメニューは毎日新鮮です。ソフト麺ときいて「うどん」を予想できる人はどれくらいいたでしょうか。予想できなかった私はまだまだ敬和のランチ初心者だなと思います。

 

 さっぱりとした和風汁には、お肉も野菜もたくさん入っていました。なので、さっぱりした中にも食べごたえばっちり。和風汁に対して小松菜胡麻和えは胡麻の風味がしっかりときいた味。イカ天ぷらはしっとりしていて美味しかったです。しかし、やっぱり麺の日はなんだか少し物足りないと思ってしまいます。理由を考えてみました。「私は麺が好きだからもっと食べたい」。単純に「好きなものはもっとたくさん食べたい」という食いしん坊精神でした。

 

 昨日の夕ご飯が焼きうどんだったなんて気にしません。午後も頑張れそうです。

(I.Y)



2019年12月11日水曜日

今日のランチ(2019.12.11)

食パン・クリームコロッケ・グリーンサラダ・スープ・牛乳・ヨーグルト和え

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机の上の献立表でメニューを確認した。本日のランチメニューはざっくりとしていた。

 

 

 食パンは何枚切りだろう。

 クリームコロッケって何クリームコロッケだろう。

 グリーンサラダってどんな野菜が入っているんだろう。

 スープって何スープだろう。

 牛乳は何牛乳だろう。

 ヨーグルト和えって何をヨーグルトと和えているんだろう。

 

 

 食パンは8枚切りだった。

 クリームコロッケはカニクリームコロッケだった。小さいのが二つだった。

 グリーンサラダにはイエローのパプリカが入っていた。

 スープは菜っ葉とえのきのスープだった。

 牛乳は塚田牛乳だった。

 ヨーグルト和えはみかん、パイン、リンゴ、バナナたくさんのフルーツが入っていた。

 

 

クリームコロッケの中のクリームはとてつもなく熱いと分かっていても口に入れてしまう。やけどをした経験があるのにそれでも口に入れてしまう。そしてやけどをする。やけどしてでも熱々の状態で食べたい。今日も警戒していたが、敬和のクリームコロッケはほどよい熱さで食べやすかった。

(S.KⅡ)



2019年12月10日火曜日

今日のランチ(2019.12.10)

チンジャオかけチャーハン・中華サラダ・スープ・牛乳・杏仁豆腐

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 一週間、雨や曇りが続き、昨日は久しぶりに晴れの日でした。久々の太陽の光を逃すまいと日光浴をしてみると、逆に気分がすぐれませんでした。そんなとき、ありますよね。体が雨曇りモード、もっと言うと冬モードになっていたんだなと感じました。今日は朝から青空と雲の割合が半々で、半分、青いとてもバランスがいい天気でした。気持ちがいいです。

 ランチはチンジャオかけチャーハンです。チンジャオとチャーハンのバランスが気になります。たくさんのチンジャオかけチャーハンのお皿の中から、自分なりに選んでみます。チャーハンだけでパンチがかなりありそうなので、チンジャオ少なめのものにしてみました。ちょうどいいバランスのチンジャオとチャーハン。そのダブルパンチを喰らった喉にスープと牛乳を流し込み、爽やかに中華サラダでしめます。杏仁豆腐の甘さに目のさめる思いです。午後の授業も頑張ろう。その前に日光浴です。

(Nm³)



2019年12月9日月曜日

今日のランチ(2019.12.9)

ごはん(ふりかけ)・サバ塩焼・和風サラダ・坦々スープ・牛乳・ミニエクレア

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 2013年10月25日に「今日のランチ」が始まって早6年が過ぎました。「自分の子供が学校でどんな食事をしているのか」。特に遠方からお子さんを送ってくださっている寮生の保護者の方々に対して、少しでも不安な気持ちの支えになれたらと始まった企画です。

 

 初めは写真だけの掲載でしたが、2015年7月2日(木)、一人の男がこの「今日のランチ」を盛り上げようと立ち上がりました。そうです、ランチレポートの寄稿です。彼が勝手にやり始めたことだと言ってしまえばそれまでですが、夏休みを挟んで2ヶ月以上にわたってたった一人でレポートを書き続けてくれました。最後は「もうネタが出てけぇへん」と力尽きましたが、その後も敬和を離れるまで週に一度のペースで書き続けてくれました。

 

 レポート内容にもこだわりがあって、絶対にメニューから離れようとしません。当たり前の事ですが、これが難しいのです。現在担当している先生方は生徒との出来事や昔話、もしくは自分の趣味等をきっかけにランチを語ってくれますが、時には全くランチと関係なく、個人的なエッセイのような文章で終わってしまうこともあります。彼は今でも毎日必ずチェックしていますので、そうすると「ランチはどこいったんや!?」と凄い剣幕でクレームを浴びせてきます。すこぶる熱い男です。

 

 そんな彼が苦労の末に来春から沖縄で牧師として働くことが決まったと便りをくれました。今日の坦々スープのように真っ赤に燃えながら、額から汗をしたたらせながら、灼熱の沖縄で熱く頑張って欲しいと思います。「今日のランチ」も彼の真っ赤な意志を繋いで、敬和の美味しいランチを熱く伝え続けて参ります!!!

 

 「たかがランチ、されどランチ」……。やっぱりあんまり熱くなりすぎない程度で頑張ります。

 

(Y.A)



2019年12月6日金曜日

今日のランチ(2019.12.6)

麻婆丼・春雨サラダ・ワカメスープ・牛乳・マンゴープリン

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 今朝、新潟の内陸部は雪が積もった。敬和の正面ロータリーもみぞれが積もって白くなっている。強い北風、曇天から突然鳴り出す雷。これらを繰り返しながら新潟の冬は次第に雪模様になってゆく。今日で④定期考査が終わり、来週からは賛美歌練習が再開し、敬和全体が神の子の降誕を待ちわびる柔らかな雰囲気に包まれる。

 

 「歩く学校」「自分探しの学校」「変な学校」…いろいろと言われる敬和だが、「歌う学校」が一番ぴったりくると思う。毎朝の礼拝で賛美歌を歌う。寮ではさらに毎日夕拝がある。行事で宿泊する時も開会礼拝、夕拝、朝拝と歌う。1年生の音楽は全員が必修だ。敬和では入学したその時から歌うことから離れられない。

 

 歌うことは様々なストレスを和らげるだけでなく、全身の細胞の活性化、代謝アップ、息遣いをコントロールすることで多くの筋肉を使うので筋トレにもなる。特に口の周りの表情筋を良く動かすので、たるみ防止にも効果的だ。一人で歌うカラオケと違い、合唱となると他者と呼吸を合わせる共働、共感が育つだけでなくきれいにハモった時の至福は忘れがたい。

 

 賛美歌発表会は圧倒的に上級生にアドバンテージのある行事なのだが、それでも例年1年生2年生のクラスで、はっとさせられる発表がある。上手いとか美しいだけでない、気持ちがこもった歌声とでも言えばいいだろうか。降誕を祝う気持ちがあふれるそんな賛美歌発表会、今年も多くの皆様にお出でいただき、「歌う学校」をご覧いただきたいと思う。

(S・K)



2019年12月5日木曜日

今日のランチ(2019.12.5)

カレーピラフ・野菜スープ・牛乳・フルーツポンチ

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 ジブリ作品で温かな食事のシーンがたくさん出てくるのは「コクリコ坂から」だと思います。

 この作品の舞台は1960年代の横浜です。主人公の松崎海(メル)の一日は「航海の安全を祈る」という意味を持つ信号旗をあげることから始まります。戦争によって亡くなった船乗りの父の写真の横に飾ってある花の水替え。そして下宿人と家族の朝ごはんの用意。この作品の世界には魔法も存在しないし、動物が言葉を話すこともありません。由緒ある建物の存続を巡った論争、悲しくも互いを想い合う恋愛、高校生たちが爽やかに青春を送るシーンが印象的です。もうひとつ印象的なのが食事のシーンです。朝ご飯に始まり夕ご飯まで、下宿人と松崎家の家族は共に食卓を囲みます。テレビは祖母と一緒にみる妹の空と弟の陸。愉快な下宿人たちは年齢も職業も違いますが、支え合って生活しています。

 

 現代では同じ家に住んでいる家族でも食事を共にしない、できない家庭も少なくありません。「コクリコ坂から」をみると現代ではなかなか見られなくなったシーンがたくさん出てきます。高校生による学生運動のようなシーンもそのひとつだと思います。海(メル)が作る食事はどれも調理中のシーンから始まります。特別、豪華だったり凝っていたりしていなくてもみんなが笑顔で食事をしています。

 

 敬和では好んで一人で食べている人もいますが、仲良しのグループで食べている人、先生方と食べている人はたくさんいます。一人暮らしの私にはなかなかない、誰かと食事をする場面です。美味しいランチを食べて、楽しい時間を共有し、みんな満足そうに友愛館を後にします。今日のカレーピラフも美味しくいただきました。テストも終盤。お腹いっぱい、スタミナをつけてラスト1日頑張りましょう。

(I.Y)



2019年12月4日水曜日

今日のランチ(2019.12.4)

ワカメごはん・サケのちゃんちゃん焼風・キムチ汁・牛乳・ヨーグルト

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 久しぶりに副担任として朝の礼拝と清掃、SHRに行ってきました。生徒と一緒に掃除をしていると生徒の様子がよくわかります。入学当初に比べると少し大人っぽくなり、自分の仕事に黙々と取り組む姿に成長を感じました。SHRの連絡やお話もよく聞いてくれます。朝から放課後までクラスの生徒たちは「○○○ちゃん(担任)はどうしたんですか?」「○○○ちゃんはどこに行ったんですか?」「○○○ちゃんは体調が悪いんですか?疲れが出たのかなあ。」「○○○ちゃんはいつまでいないんですか?」と質問攻めでした。

 ここまで心配されて「羨ましい、私じゃだめなのか?」と思いながらも、その先生の普段の生徒との関わり方を思い返すと、なぜそこまで気にしてもらえるのか分かった気がします。それは敬和の教員みなさんに共通していることですが、常に一人一人それぞれの様子を観察し、些細な変化に気付き、声をかけたり、時には見守ったりしています。その気持ちが生徒に伝わり、先生がいない日には生徒から心配してもらえるのだと思いました。

 いつもと変わらぬランチ。変わらないからこそ、この時間は安心できます。試験も折り返し。あと二日がんばりましょう。

(S.KⅡ)



2019年12月3日火曜日

今日のランチ(2019.12.3)

ソフト中華麺(塩ラーメンスープ)・春巻・ナムル・牛乳・バナナ

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 敬和学園高校では今日から期末試験が始まりました。ひとりひとりの生徒が受けている授業がバラバラなので、試験の会場や何時間目に行われるかもまちまちです。教員は試験監督や自習監督で平常の授業では行かないような教室に行く場合もあります。今日は3年生の教室に行く機会がありました。一生懸命、試験を行う生徒がいる中で壁の掲示物に目がいってしまいました(ごめんなさい)。そこには卒業まであと28日の文字が。3年生の登校日があと28日であることを知りました。頑張っている3年生を応援しようと思いました。

  本日のランチは塩ラーメンと春巻きです。3年生が食べるランチはあと何食なんでしょうか。ランチのない登校日もありますから、25食くらいでしょうか。今日も笑顔で塩ラーメンをすする3年生を見ているとランチの時間が1日の中で大切な時間であることが十分に伝わってきました。3年生に話を伺うと、塩ラーメンはレアだから嬉しいとのこと。敬和の塩ラーメンはもう最後だとも言っていました。試験期間といういつもと違った時間が流れているからでしょうか。3年生のこの言葉を聞いて、感慨も一入(ひとしお)でした。今日の試験、お疲れ様でした。明日のために、試験勉強を頑張ろう。

(Nm³)



2019年12月2日月曜日

今日のランチ(2019.12.2)

雑穀ごはん(ごま塩)・マス照焼・切り昆布煮・豆乳スープ・牛乳・ババロアシュー

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 先週、社会科の倫理の授業でディベートというものを行った。死刑制度や脳死など4つのテーマから1つを選び、賛成、反対5人ずつに分かれて討論を行う、というものだ。2クラス展開で合計8回行った。準備期間は1ヶ月ほどで、授業時間や放課後に図書室やPC室を使い、調べ物を地道に続けていく。ディベート当日は全体が35分ほどで、立論や自由討論を経て、最後の勝敗はそれまでの流れを見ている生徒たちがジャッジする。

 

 このディベートに必要な能力は様々だ。調べ物をする根気、専門書を読む読解力、膨大な情報から必要な部分を抜き出す情報リテラシー。それを自分に分かりやすくまとめる整理能力。聴衆に分かるように簡単な言葉を用いながら説得力を持たせる文章構成力。ゆっくりはっきり話す発声と話術。相手の意見、質問に即座に反応する思考の瞬発力。そして何より、相手の言葉に耳を傾け、丁寧に話をする真摯な態度と、チームワークが重要だ。

 

 ディベートは知的なスポーツなので、声を荒げたり、相手を馬鹿にしたりしてはならない。巷のテレビ番組にある、相手の話をさえぎって、いかに大きな声で自分の意見を押し通すか、という有様は討論ではない。その意味で生徒たちは実に真剣に取り組んでいたし、聴き手も感想のメモを取りながら、じっと行方を見守っていた。生徒たちに書かせた感想を読むと、本当に大変だつた、難しかった、という声と同時に、コミュニケーションの大切さを知った、こんなに1つの物事を深く考えたことはなかったので、多くの発見があった、楽しかった、今後も考えていきたいという意見もたくさんあった。そして又やりたいという声も上がっている。

 

 このディベートは私が担当するずっと昔から、ある名物教師の授業として社会科の核となっていたものだ。私自身が生徒の頃これを体験し、その影響が大学での学びにつながり、また教員として実施する側になったことは感慨深く、そのDNAを絶やしてはならぬという気持ちが強い。現在のアクティブラーニングが話題となる前から、敬和では対話式の授業をこの新潟の片隅で行っていたのだ。

 

 今日のランチはマス照り焼き。ランチはいつも美味い。しかしそれは当たり前のものでなく、調理師の皆様のたゆまぬ努力によって受け継がれていることに私たちは心を留めなければならない。

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