2021年11月10日水曜日

今日のランチ(2021.11.10)

食パン・クリームシチュー・イタリアンサラダ・牛乳・フルーチェ

1110

 

 

 世の中に「シチュー論争」というものがある。

 

 私がこの論争をはっきり意識したのは大学の時だった。ある時、大学時代の友人がこんな話をしてくれたのだ。その友人は小さい頃から姉に「シチューをご飯にかける家は少数派。だから、友達とシチューを食べる時や給食の時は、何を出されても静かに食べろ。そして、シチューをご飯にかけるなどと絶対に自分からは言うな」と言われたとのことだった。しかもそれは一度や二度ではなく、シチューが毎回食卓に上がるたびに口酸っぱく言われたそうだ。そのエピソードを聞いて思わず、私は吹き出してしまった。きっと友人の姉はシチューの食べ方をバカにされた経験があるのだろう。同じ思いをしてほしくないという一心で言い続けたに違いない。しかし、わざわざシチューの食べ方にコンプレックスを抱くような言い方をしなくてもよいのにとも思った。たかがシチュー、されどシチューなのだ。

 

 その点、敬和のランチは平和的である。メニューではパンとなっているが、ちゃんとご飯党のためにご飯も用意されているのだ。パン党も、ご飯党もご自由にどうぞという優しいスタイル。論争勃発を食いとどめてくれている。

 

 世の中のシチュー論争は永遠に解決しない。白黒はっきりするのではなく、敬和的解決も時には必要である。「ああ、あなたはご飯なのね。私はパンにするの。」ってね。

 

 え、私はどうしたかって?私も実はご飯党なのである。えっへへ。

(T.Y)