そぼろビビンバ丼・中華サラダ・ワカメスープ・牛乳・ヨーグルト
昨日、卒業生が来校した。校内を見て回りたいという。コロナの感染状況も落ち着き、県外来訪歴や健康状況を確認し来ていただくことを了承した。彼女は現在、漫画家となっていた。少年誌に連載もあるという。聞けばメジャーな月刊誌で驚いたのだが、まだまだ上を目指しているからなのだろう。「いろんな賞をいただくと連載が決まるのですが、安定的にはまだまだです。」とおっしゃる。
教室、廊下、美術室など一通りを写真に収め「ネットの素材は画角が決まっていて、いざとなるとアシスタントさんに細かな指示が出せないのが悩みなんです」という。廊下のポスターの剥がれ具合や、ロッカーに貼られたステッカーなど、ちょっとしたところにも「おおっ!!」といいながらシャッターをおしていた。
最後に保健室を訪ねた時の事、「ああっ。これ、まだ飾っておいてくださったんですか……。これ私の絵です。」闇夜のグラウンド。月明かりに浮かぶラグビーポールの絵がそこにあった。「悩んでいて連日保健室にお邪魔したいたころの絵です。でも、それがあるから今の私がいます。やっぱり来てよかった。」という。
元気なときと、落ち込むときのギャップに本人自身も悩んでいたあの頃。「次の作品は、私の原点に戻って書きたいと思ってました。悩みもあるけど、そこから自分という人間が見えてくるような作品です。敬和に来てよかった。」そばで聞いていた私は、校歌の3番を思い出していた。『敬和、敬和、敬和、永遠のふるさと』
(S・K)