2021年10月14日木曜日

今日のランチ(2021.10.14)

菜めし・赤魚照焼・もやしソテー・一口おでん・牛乳・ワッフル

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 今日のランチは何だろうか?まだメニューを知らない。現在3時間目。生徒たちはテストの真っ最中である。今、私は図書館の自習監督中である。生徒たちは一切しゃべることなく、自習に励んでいる。この光景はすごい。学校の図書室で自習している生徒たち。この姿は、超有名な進学校に負けないのではないだろうか?いつも生徒の笑顔に触れている私にはちょっと窮屈だ。そういえば、この自習監督が終ってから、ランチに行くので間違いなく出遅れる。今日は生徒たちと一緒に並ぶことになるだろう。並ぶといっても、料理を手にするまでは一瞬だ。その間、食事をほおばる生徒たちを観察する。何とも幸せそうなその風景に力がみなぎる。今日のランチは何だろうか?メニューを見ない楽しみを、わたしはいま味わっている。こういう楽しみは本当に幸せだ。

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 チャイムが鳴った。急いでランチへレッツゴー。やっぱり並んでいた。思っていたより列は短かった。さて、ランチを手に取り、席に着く生徒のお盆を覗く。今日は魚、赤魚の煮つけだ。これがうまくないわけがない。しかも今日は白いご飯でなく、菜めし。600人分のご飯に菜っ葉を混ぜ込む手間を考えたら、本当にありがたい。白いご飯が好きな子のために、白いご飯とふりかけも用意してある。私は菜めしを選択。おかわり用の菜めしもある。当然、大盛をおかわり。朝の礼拝の素晴らしい奏楽をしてくれたS君がその量に驚いていた。「育ち盛りだから……」いつものやり取りである。

 

 そういえば、ふと厨房の中に目を向けると、個別に盛ってラップしてあるお皿があった。これは間違いない。悟った私は、これを紹介するために、写真を撮った。ラップ上にラベルが貼ってある。おそらく、クラスと名前が書かれているのだろう。アレルギーのある生徒用の食事だ。こうして一人ひとりの分を用意してくれてあるのだ。忙しそうに盛り付けている厨房の方たちは、当該生徒が来ると、顔を見るなりスッと出してくれる。温かいランチが出るだけで感謝なのに、これはまさに神対応。そのやさしさに今日も感謝と共に、おなか一杯である。

(S.M)

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