2019年7月5日金曜日

今日のランチ(2019.7.5)

チキンピラフ・シーフードサラダ・コンソメスープ・牛乳・ヨーグルト

0705

 

 

 ②定期テスト2日目である。2年生の国語表現の試験監督を仰せつかったので、某クラスに赴いた。開始前の表情は真剣そのもの。いつもこんな感じなら、もっと勉強もはかどるだろうに、と思いつつ、いつもこんな張り詰めていたら疲れるだろうな、と思い直した。

 

 テストの静寂の中、ふと気づいたことがある。カラスの鳴き声がしないのである。例年冬場だけやってくるはずが、今年は春からうるさかった。うるさいだけでなく、労作の種をほじくる、苗を抜く、など悪戯のし放題である。寮の脇のケヤキを根城にして、翌朝は粗相の跡を残して行く。

 

 ご近所でご退職後に農業をされているK先生に相談したところ、役所に相談してみる、と言ってくださった。先生も例年になく群れをなしているのを気にされていたそうで「3箇所ほど営巣しているのも見た」とのこと。このままでは居心地のいい場所になるのでカラスには申し訳ないが駆除してもらうかね、と仰っていた。

 

 虫が出る、カラスが来るなど、人間の都合ばかりで申し訳ない。そもそも彼らの住処だったところに学校を建てたのだから、こちらが遠慮すべきではある。しかし、珍しく集中している生徒を見ると、この期間だけは静粛にしていてくれ、と思ってしまうのだった。テスト終了後、ランチホールで列に並んでいると、窓の外を黒い影が飛んでいった。

(S・K)