2019年4月26日金曜日

今日のランチ(2019.4.26)

筍ごはん・豚肉生姜焼・野菜ソテー・味噌汁・牛乳・オレンジ

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 今週はフェスティバルの連合決めがあった。良く分からない1年生はなにやら楽しそうだなと思っているであろうが、チーフを務める3年生はそれどころではない。頭では理解していたはずだが、いざ動き出すと様々な問題が立て続けに起き、連合をまとめるどころか、それぞれがてんでバラバラで、どうしてよいか分からない煩悶の日が続く。

 

 あちこちで苦悩の声が上がり、ホームルームでは泣く者が出る。SNSでは匿名の投稿に過剰に反応したり、行き違いから周囲を巻き込んで炎上騒ぎになったりする。場合によっては欠席がでかねないくらい人間関係がこじれたりする。生徒の安心安全を守る生活指導の観点から、フェスティバルという行事は危険極まりないものとして認識される。

 

 ところが、この行事は敬和教育の大切な部分を占めている、と教職員も生徒も感じている。なぜなら、今ここのリアリティー、生々しいコミュニケーション、とてつもない達成感がこの行事にはあるからだ。問題解決のためには逃げ出してはいけない。意見の相違を埋めるのには知恵と体力がいる。そして乗り越えた先には今まで見たことが無い景色を見ることができる。

 

 時間をかけ、互いにぶつかり合い、時には傷ついても取組む行事。その時でないと鍛えられない人間力のようなものが、そこにはある。フェスティバルが終わり生徒一人ひとりの話を担任から伺うと、そこにあるのは予想を超える生徒の成長の物語である。「鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。(箴言27:17)」生徒を磨いてくれるフェスティバル、記念すべき「第50回」目の幕が開いた4月第3週である。

(S・K)