たれかつ麻婆丼・ペンネサラダ・スープ・牛乳・ケーキ
今日は3年生が登校日になっている。約1月ぶりに3学年が学校に集う。なんだか学校が狭く感じる。そして3年生にとっては今日が本当のラストランチとなるわけである。毎日当たり前に食べていたランチがいかにありがたく、おいしかったことか。年を重ねるごとに気が付くはずである。
明日は卒業礼拝。そして今夜はチャペルで修了礼拝が行われる。昨年度まで寮に勤めていた私にとっても今日の夜は特別な時間だ。ここを巣立っていく彼らの姿を目に浮かべると、それだけで胸が熱くなる。そういえば、敬和に勤めて18回、毎年同じ思いをすることができたのだ。寮の先生は毎年が卒業生を送る当該学年に当たる。特に寮担任をしている先生たちはこの時期を迎えると、さみしさとうれしさと何よりも彼らの前途を祈るいろんな感情に包まれる。学校の教師以上に密にかかわる先生たちを心から労い祝したい。今年は学校の教師として見守る私のなんだかさみしいビミョーな思いを持つが、とにかくここからスタートする彼らの未来は楽しみである。
世界に目を向けると争いの始まってしまったこの時に、キリスト教の学校で平和を担う教育を彼らは3年間受けてきたことを信じてならない。
そして10数年後に次は保護者として敬和に帰ってきてくれたならば、それこそが敬和の教育が真に実った時であると、初代校長がそんなことを言っていたエピソードを思い出した。いつの日かそうなることを願いたい。そして何より、3年前に敬和を選んでくれた52回生との出会いには見えない大いなる力が働いた。その御心に心から感謝したい。
(S.M)