2022年3月3日木曜日

今日のランチ(2022.3.3)

ソフト中華麺(ちゃんぽんスープ)・棒ぎょうざ・豆もやしのサラダ・牛乳・バナナ

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 先日、ずっと行きたかった燕市のアンティークショップを訪れることが出来ました。第二次世界大戦以前、1930年代のイギリス家具を中心としたアンティークが美術室ほどの広さの一室に所狭しと並んでおり、自分以外の方が来店していなかったこともあってすっかり舞い上がってしまい、長居してしまいました。

 そもそもアンティークと言うのは定義の難しいもので、欧米のアンティークだと一般的に100年以上古いものは骨董品として博物館に行ってしまいますし、アンティークらしい古めかしさを意図的に再現した新品のものは「アンティーク風」なものとして区別されてしまいます。だから1930年頃の木製チェアや仕掛け食卓が、一部のマニアから熱烈な愛情を注がれているわけです(僕はどちらかと言うと純粋なアンティークマニアと言うより、映画に出てくるアイテムが好きなだけですので『タイタニック』で使われているスーツケースや『ホームアローン』で置いてある玩具箱に興奮していました)。

 しかし、1930年代の家具も当時は新品として作られたのであり、それは現在の家具も同様です。今あるものが過ぎ去って過去のものとなったとき、特有の大人びた輝きを放ち始めるのです。

 一昨日、52回生が敬和を巣立っていきました。彼らもいつかはアンティークな敬和生としてここに戻ってきてくれるのでしょう(47回卒の僕はやっとヴィンテージと言ったところでしょうか?まだかな。)

 「敬和生」も定義の難しいものです。ただ、礼拝を大事にすることやランチの幸福を堪能することは敬和生であることの必要条件でしょう。それこそが卒業生から現役生へ絶えることなく受け継がれてきたバトンなのです。そう思うと、今日の棒ぎょうざが段々バトンに見えてきました。

今日もごちそうさまでした。

(A.H)