2022年3月10日木曜日

今日のランチ(2022.3.10)

ごはん(ふりかけ)・えびかつ・キャベツサラダ・豚汁・牛乳・ブッセ

0310

 

 

チキンカレーとスパゲティミートパスタ。グリーンサラダとチーズサラダ。プリンとフルーツポンチ。コンソメスープとあと2日分の牛乳。二日間の長く短い休校期間に失ったランチメニューへ思いを馳せながら、友愛館に向かいました。

 

新型感染症の制限下で僕らは多くの機会を失いました。「コロナだから仕方ない」という合言葉は僕らを慰める言葉として機能しています。しかし、失ったものを失ったままにしていて、それでいいのでしょうか。

 

コロナ以外の事例で考えてみましょう。おめかしをして向かったデートで、計画していたカフェが「機器不具合のため臨時休業」となっていました。立案者である相手の方は複雑な心境で言葉を失っています。あなたが気の利いた対応をしなければならないとしたら、どんな言葉が出るでしょう?

 

「出発前に電話で確認しなかったの?」と言ってしまうよりは「機器不具合じゃ仕方ないね」と言う方が穏当な対応でしょう。ですが「仕方ないね」の続きが問題です。「あなたは悪くないよ。じゃあもう今日は帰ろうか」となるのでしょうか。そういう優しい慰めの言葉が傷ついた心をさらにえぐってしまうことを僕らは理解するべきです。

 

重要なことは(個人的な結論ですが)、失ったものを失ったままにせず「取り返そう」と努力することです。コロナでできなくなった授業を取り返さなくてもいいのであれば、それはそもそも不要な授業だったはず。

そんなことを考えて、今日のエビカツを僕は二倍噛んで食べます。豚汁はおかわりもしました。昨日、一昨日のメニューを思いながら、今日のメニューを見つめて。

 

ごちそうさまでした。

(A.H)