2022年2月25日金曜日

今日のランチ(2022.2.25)

ごはん(ふりかけ)・酢豚・ワンタンスープ・牛乳・ヨーグルト

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 (前回からのつづき)33回生を卒業させた後、連続で36回生の担任をすることになった。卒業まで共に歩むとなると、前任校から続けて15年連続担任となるので躊躇した。しかし、学年主任の先生から請われたこと、前33回生の担任が思いのほか楽しかったことがきっかけとなり、お引き受けすることになった。

 

 この学年は3年間賛美歌発表会に縁がある学年だった。1年次は練習さぼり、からの学級分断寸前、からの奇跡の団結「事件」があった。さぼった男子は卒業後も言われ続けかわいそうなことをしたが、彼の社会人としての成長と活躍もあって、ようやく笑い話にできるようになった。ほっとしている。

 

 2年次は米国からの体験入学生のために、急遽2番以降を英語で歌いたいと生徒から提案された。いずれ帰国する彼女を「お客様」にしたくない。クラスメイトとして一緒に歌いたい、という考えだった。彼女も英語の発音指導など、積極的にかかわってくれた。帰国前のお別れ会では、この賛美歌で彼女を送りだすことができた。

 

 3年次。選曲から生徒たちの意見を聞き、入念な準備を重ねた結果、最優秀賞を頂いた。33回生の時、不勉強からクリスマスなのに「マタイ受難曲」を選択させた担任として、感慨深いものがある。生徒を信じて委ねる。学校の主役は常に生徒なのだと認識を新たにした学年だった。感謝である。

(S・K)

 

 

※この原稿作成中にロシアのウクライナ侵攻が報じられた。無力な私はただただ平和を祈るのみである。