食パン・チキンバジル焼・キャベツソテー・クリームスープ・牛乳・オレンジ
昨日の水分を多く含んだ雪が、夜の冷え込みで凍り付き、今朝の運転は難渋した。雪を踏んだタイヤがバリバリと音を立てハンドルを取られそうになる。きちんと轍をキープしていればいいが、隘路ですれ違う時などは神経を使う。少し早めに家を出たが、敬和には無事到着できてほっとしている。
信号待ちをしていると、ランドセルを担いだ小学校低学年の男の子たち5人が傘で路面をつついている。見ると水たまりが凍り、できた氷を割って遊んでいる。しばらくすると、割れた氷の塊をサッカーボールのように蹴りながら歩き始めた。自分も小学校のころよくやったなぁ、と思い出し一人車中でニヤニヤする。
凍み渡り(しみわたり)もやった。この時期、時々晴天で気温が上がるとザラメ状に雪が融ける。それが、夜の冷え込みで凍り付くと、上に乗っても踏み抜くことがないのだ。朝、凍った田んぼの上を歩いて学校まで近道をするのが爽快だった。(今思うと雪に隠れた用水路など危険と隣り合わせだった。良い子は決してマネしないでください)
今日は「立春」。新潟はまだまだ春の兆しは見えない。雪かきの労作も続いている。けれども、生徒たちは52回生を送る準備、進路デーなどこの時期の行事に真剣に取り組んでいる。暦と肌感覚が一致しにくいが、敬和は春への歩みを着実に始めている。
袖ひちて むすびし水の こほれるを
春立つけふの 風やとくらむ 紀貫之
(S・K)