ごはん(しそひじき)・五目厚焼玉子・ほうれん草煮浸し・豆乳スープ・牛乳・シュークリーム
美術室前の中庭に植えられたナナカマドが真っ赤になった。労作でクリスマスのリースを作成するクラスがあり、ドイツトウヒの実を拾っている生徒がいる。正面玄関前のケヤキも葉を落とし、落ち葉掃きの労作も追いつかないほどである。テスト前の敬和は晩秋の真っただ中にある。
労作畑のサツマイモの収穫が終わり、給食員さんに焼いてもらった芋を教室で嬉しそうに頂く生徒の姿。5月の苗植えから始まり、水やり、草取り、追肥、草取り、つる返し、草取り。仲間と一緒に手間暇かけた芋の味は格別だと思う。この後、ランチのメニューに登場するのが楽しみだ。
コロナウィルスの感染拡大が続き、場合によっては再度一斉休校の通達が来ないとも限らない状況だ。春先の休校で、敬和が大切にする教育は、リモートではカバーしきれないことが改めて認識された。自分との出会い、他者との出会い、神様との出会いは、仮想空間ではない現実世界の中にしかないのである。
収穫の喜びと感謝。自然への畏敬の念。ともに働くものへの共感、共働、共生の実感。この労作という授業から学ぶことは多い。しかもそれは教室で板書をノートに写す座学と違い、自ら手を動かし、心と体を動かさないと学ぶことのできないものである。週1時間ではあるけれど、大切な学びを続けていけるよう、手洗い、換気、マスクの徹底をしつこく求めている。
(S・K)