ビビンバ丼・もずくスープ・牛乳・フルーツクリーム
新入生が敬和にやってきた。
桜の花も咲いて、あたらしい一年が始まる。
先輩たちも緊張しているのが微笑ましい。
先生も同じ。
気合が入りすぎている先生もいる。
机の上に、日本一暑苦しい男、松岡修造の写真を置いているんだ。
その写真の横には、「できる、絶対できる!」と書いてある。
「どうしたの、そんな暑苦しいもの置いて」と尋ねると、
「だって、敬和一暑苦しい先生が退職しちゃったから。」
昨年度のランチレポート、金曜担当のことだ。
この歳になると、両親とも教え子の子供、という生徒たちが入ってくる。
これがまた可愛いんだ。
孫みたいなもんだよ。
若い先生に叱られて、しょんぼりしていると、こっそり呼んで飴玉なんかやりたくなる。
「先生、甘やかさないでください」とたしなめられるけど、止められないんだよね。
今日のランチはビビンバ。
新入生のオリエンテーションキャンプで進路の話をして、すぐに学校に戻ってきて食べた。
本当は泊まりの行事なんだ。
でも、このランチレポートを書くために、帰ってきた。
ランチの時間を過ぎちゃったけど、調理員さんが俺の分を残しておいてくれた。
たった一人で桜を見ながら食べるビビンバ。
すっごくうまいよ。
今年も頑張ろっ、て思った。
新年度。
色んなところで新しい生活が始まっている。
みんなも、頑張れよ!
(T.H)