2019年4月16日火曜日

今日のランチ(2019.4.15)

ごはん(のり佃煮)・サケ西京焼・小松菜菜の花和え・ちゃんぽんスープ・牛乳・ミニエクレア

0415

 

 

 春の嵐。風は強く、桜の花びらは舞い散る。空は暗雲が千切れ飛び、合間から春の太陽光が、まるで厳粛な宗教画のように降り注いでいる。

 新しい出会いは、宮沢賢治の風の又三郎のようにどこからともなくやってきて、気が付けばそこにある。空気は攪拌され、押し流され、その場に立っているだけなのに、周囲を取り巻く世界はいつの間にか様変わりしている。深呼吸をすると新鮮な、何かが始まりそうな予感が胸を満たす。敬和学園にも新しい風が吹いている。風と共に去っていった49回生と、新しく吹き込んできた春の香りの52回生。その真ん中に立ち尽くす50、51回生も、気づかないうちに変化しているものだ。

 また宮崎駿の映画では、心が動くときに風が吹いている。心の内を流れる風は物理的な気流となって主人公の髪をたなびかせる。今日のランチ、サケ西京焼きと菜の花和えという和を感じる組み合わせに、私の内側に風が吹いた。皆さんの心の内を風が吹くのは、どんな瞬間だろうか。

(M2)