カレーピラフ・ハンバーグ&鶏から揚げ&イカリング・野菜サラダ・ちゃんぽんスープ・牛乳・ベリーのタルト
美味しそうなベリーと聞いて、みなさまは何色を心に思い浮かべられるだろうか。やはり、赤でしょうか。ストロベリーも赤。ラズベリーも同様に。トリッキーなのはブラックベリー。きれいな赤色のときに食べるとがっかりすること間違いなし。経験者は語る。真っ黒になるまで待たなければいけない。ブルーベリーだって、美味しく熟している証となるのは、青というか黒というか、とりあえず赤ではないあのブルーベリー色。
100段ほど階段を上る。そして、坂を上る。上る。上る。上りきった先に見えてくるのは、さらなる丘と、その丘の上の植物園。その植物園の中も、上ったり下りたりをひたすら繰り返す、ぐにゃぐにゃしたつくりになっていた。そのぐにゃぐにゃに沿ってしばらく歩くと、少しなだらかな坂に出る。そこを下って行った先に、つまり軽く一山超えたところに、ベリースムージーが美味しいカフェがあった。ベリーたちの皮がちょこっと歯に挟まるのはご愛嬌。
そのカフェに行くには、もうひとつ、別の道もあった。なだらかな坂をひたすら上り続ける単純な道。でも、なんだかつまらない気がして、季節によって表情を変える緑の中をひとりになって歩きたくて、歩いたあとのスムージーを目指して、いつもぐにゃぐにゃの方を選んでいた。
49回生が帰ってきた。おかえりなさい。そして、明日、また出掛けていく。赤くたって、黒くたって、ちょっと形がいびつであったって、味わい深い存在はたくさんある。それに、ぐにゃぐにゃの先には、思いもかけない出会いが備えられているかもしれない。今日、美味しいランチを、いろんな色のベリーがのっかったケーキを食べたみなさま、いってらっしゃいませ。
(M.A)