2019年2月12日火曜日

今日のランチ(2019.2.12)

ソフト中華麺(塩野菜スープ)・ししゃもフライ・茎わかめサラダ・牛乳・バナナ

0212

 

 先週3日間スキー教室引率のお手伝いで、樹氷で有名な蔵王温泉スキー場へ行ってきた。今年は暖冬の影響で雪が少なく、樹氷も約半分程度で木々がむき出しのところもあった。一方で例年になく天候にも恵まれ、山頂付近から樹氷の間を抜ける「ザンゲ坂コース」は眺望も良く生徒も大興奮であった。

 

 このような行事は生徒と話すチャンスだ。リフトに乗る際はなるべく生徒と一緒に座り質問攻めにする。「何中?」から始まり「なぜ敬和に来たか?」「今の敬和生活に満足か?」「クラスはどう?」生徒にとっては鬱陶しいかもしれないが、あまり絡んだことの無い生徒を知るよい機会だ。

 

 その中で「敬和に来たのは学校が楽しそうだから。」という男子がいた。礼拝のお話で、以前の学校は「教室の雰囲気に溶け込めなかった」と語ってくれた生徒もいた。教室へ入りづらい、息が詰まる、などの話も聞く。どうやら今の時代、学校は楽しくない場所であるらしい。

 

 固定されたクラス内のカースト、いじめやいじり、教師の心無い発言、受験のための授業など、様々な問題がそこにはある。敬和も問題が無いわけではない。しかし、こうして学校を離れ自然に触れ、クラスを解体し班別講習する行事が、生徒の心と体をリフレッシュさせ、達成感を生み、自己肯定感を高めていることは間違いないだろう。

 

 「行事はただの思い出作り」ではなく大切な学びの場である。今日のランチホール、1年生が少しだけ大人に見えるのは気のせいだろうか。進路デーを経た2年生も、なんとなく顔つきがきりっとしてきたようだ。こうしてみんな「敬和生」になってゆくのだな、と頼もしさを感じながらソフト中華麺をすするのであった。

(S・K)