菜めし・ハンバーグ・マッシュポテト・かぼちゃスープ・牛乳・ミニケーキ
生徒とスキーの話をしていたときのこと。私はスキーができない。 すると生徒からは「えー、なんでー?」なんでって、なんでって、 できないものはできないのよね、 と思いながらも必死の抵抗で反撃に出た。「福岡はね、 雪積もらないから。スキー場も人工のしかなかったし。」 これで納得するかと思いきや今度は「なに、 その人工スキー場って。」ときた。 私のスキーデビューは人工芝が一面に敷き詰められた緑色のゲレン デだった。辺り一面緑色。坂の頂上まできちんとリフトで上がる。 そして、 ロウがたっぷり入ったトロ舟のようなものにスキー板ごと自分で入 る。巨大な装置で水が撒かれ、 ひたひた状態になった芝の上を水しぶきをあげながら滑る。 これが大変なのだ。一度転ぶと、もうびちゃびちゃに濡れる。
今度こそ納得してくれたかと思ったら、大笑いし始めた。「 それってちゃんとスキーウェア着て滑るの?」「そうだよ」 私はこのために、母にスキーウェアを買ってもらったのだ。「 ロウって、ろうそくの?ツルツル滑るように?」「そうだよ」 これがないと、滑っている途中でぴたっと停止してしまうのだ。「 あははははは」…幸せそうで、何よりです。
みんな楽しんでるかなぁ、 とスキー教室に行っている一年生のことを思う。
今日のランチはハンバーグ。あのスキー場の食堂で食べたのも、 ハンバーグだった。同じテーブルにいた男の子の口の周りが、 ハンバーグに添えられていたナポリタンで、 オレンジ色だったこともよみがえってきた。今日のデザート、 チョコレートケーキも強敵だ。 カカオパウダーで口の端が茶色くなってしまった。 食べ終わってから、 鏡でチェックしなきゃと思っていたのに忘れていた。 ショックです。
(M.A)