2019年2月28日木曜日

今日のランチ(2019.2.28) ※卒業お祝いメニュー

カレーピラフ・ハンバーグ&鶏から揚げ&イカリング・野菜サラダ・ちゃんぽんスープ・牛乳・ベリーのタルト

0228

 

 美味しそうなベリーと聞いて、みなさまは何色を心に思い浮かべられるだろうか。やはり、赤でしょうか。ストロベリーも赤。ラズベリーも同様に。トリッキーなのはブラックベリー。きれいな赤色のときに食べるとがっかりすること間違いなし。経験者は語る。真っ黒になるまで待たなければいけない。ブルーベリーだって、美味しく熟している証となるのは、青というか黒というか、とりあえず赤ではないあのブルーベリー色。

 

 100段ほど階段を上る。そして、坂を上る。上る。上る。上りきった先に見えてくるのは、さらなる丘と、その丘の上の植物園。その植物園の中も、上ったり下りたりをひたすら繰り返す、ぐにゃぐにゃしたつくりになっていた。そのぐにゃぐにゃに沿ってしばらく歩くと、少しなだらかな坂に出る。そこを下って行った先に、つまり軽く一山超えたところに、ベリースムージーが美味しいカフェがあった。ベリーたちの皮がちょこっと歯に挟まるのはご愛嬌。

 そのカフェに行くには、もうひとつ、別の道もあった。なだらかな坂をひたすら上り続ける単純な道。でも、なんだかつまらない気がして、季節によって表情を変える緑の中をひとりになって歩きたくて、歩いたあとのスムージーを目指して、いつもぐにゃぐにゃの方を選んでいた。

 

 49回生が帰ってきた。おかえりなさい。そして、明日、また出掛けていく。赤くたって、黒くたって、ちょっと形がいびつであったって、味わい深い存在はたくさんある。それに、ぐにゃぐにゃの先には、思いもかけない出会いが備えられているかもしれない。今日、美味しいランチを、いろんな色のベリーがのっかったケーキを食べたみなさま、いってらっしゃいませ。

(M.A)



2019年2月27日水曜日

今日のランチ(2019.2.27)

ごはん(ふりかけ)・牛肉コロッケ・キャベツサラダ・味噌汁・牛乳・イチゴゼリー

0227

 

 2月も残り2日。3月が近づいています。3月といえば卒業のシーズン。敬和学園もまもなく卒業礼拝が行われます。3年生がいなくなるのは少し寂しいですが、在校生がしっかり後を引き継いでくれることを願っています。


 さて、今日のランチ、メインは牛肉コロッケ。温かいものを温かく提供してくれる敬和学園のランチを食べると、コロッケの本当の美味しさを実感することができます。 これを食べれば、おなかも満腹! 午後からも頑張りましょう。

(S.T)



2019年2月26日火曜日

今日のランチ(2019.2.26)

スパゲティミートソース・ツナサラダ・牛乳・マフィン

0226

 

 ミートソースを食べながら、49回生がランチをいただけるのは、前日の登校日の後1回だけ(卒業当日は「祝う会」のお弁当)なのだなと思い出した。3年間自らの体を作ってくれたランチに感謝して、作ってくださった調理員さんたちにも心からお礼を伝えて欲しいと思う。

 

 閑話休題。先週の柔道大会は今までに無く盛り上がりを見せた。(写真はこちら)まず繰り出される技が素晴らしかった。「巴投げ」が流行で、一か八かのような試合もなくはなかったが、大外、内股、背負いなど多彩な技が見られた。最後の教師によるエキシビションマッチを見て、専門家の先生方のご指導あってのことと感動した。

 

 また、試合後の挨拶がすがすがしかったのも今年の特徴だった。例年、敗れた悔しさから礼を失したり、我を忘れて見苦しい言動があったりする。しかし、今年の勝者は勝って奢らず、敗者も負けて憤らず、互いの健闘を讃え、最後の「互いに礼」までの姿勢が見事であった。

 

 50回生という学年集団の色なのだろう。ただ単に仲がよいというのではない。互いのよいところを認め合うことが出来る、そんな集団に見えた。女子も応援のためのグッズを事前に作成し、声をからしてクラスの代表に声援を送っていた。それぞれのクラスの特徴が出ており、まとまりを感じさせるものだった。

 

 49回生が卒業すると、次の敬和を担うのは彼らだ。50周年記念行事は終わったが、その節目の年に入学した彼らが自分たちの色を出し始めたことに頼もしさを感じている。一人で闘うことが出来る、仲間と共に協力し合うことも出来る。敬和生の真骨頂だ。3月1日はきっと心をこめて49回生を送り出してくれるだろう。

(S・K)



今日のランチ(2019.2.25)

ワカメごはん・サバ塩焼・春雨ソテー・味噌野菜スープ・牛乳・ヨーグルト

0225

 

大学生の時、フランス語の講義を受講しました。1時間目の講義で教室に入ってきたメヴェル先生は「ジュマペールメヴェル」とだけ、何度も言いました。すぐにメヴェル先生はフランス語しか話してくださらないのだということがわかりました。その後は、教室を飛び交うフランス語を聴いては、模倣するスタイルの講義に必死で臨んだ思い出があります。Rの発音が特徴的でしたね。

さて、今日のランチはサバの塩焼きです。私はついつい…「ボンジュール、サバ?ウィウィ。メルシーボークー。シルク・ド・ソレイユ!」などとパリにいる気分で知っているフランス語を口にするのでした。ちなみにメルシーボークーは僕メルシーという意味でありません。僕メルシーはそれこそ「ジュマペールメルシー」なのです。サバは美味しかったです。サバビエン。

(Nm3)



2019年2月22日金曜日

今日のランチ(2019.2.22)

ホワイトカレー・野菜サラダ・玉子スープ・牛乳・フルーツゼリー

0222

 

 私は目玉焼きが好きだ。半熟の黄身に箸で穴をあけ、その穴からソースとマヨネーズを入れてかき混ぜる。他の人は目玉焼きに何をかけて食べるのだろうと気になったので聞き込みを始めた。ダントツで多かったのは醤油派。さすが、王道の調味料。次に多いのは塩コショウ派だった。さらに聞き込みを続けるとケチャップ派がいた。ケチャップ派の人はマヨネーズをかける人とは仲良くできないと言っていた。まだ変わったものをかける人がいるのではないかと聞き込みを続けた。この人で最後という気持ちで「目玉焼きに何をかけて食べますか?」すると「何もかけません。」まさか…何もかけないなんて…。試そうとは思わないが、何もかけないのは目玉焼きの食べ方の極致なのかもしれない。

 本日は午前授業、午後からは学年アワーということで歌練習など3年生を送る会の準備が着実に進んでいる。ホワイトカレーをおかわりした分は、おいかけっこで消費した。

(S.K Ⅱ)



2019年2月21日木曜日

今日のランチ(2019.2.21)

雑穀ごはん・赤魚照焼・切干大根煮・芋煮汁・牛乳・ミニワッフル

0221

 

 昨日からハレルヤ練習が始まった。ということは49回生を送る会が近づいているということだ。カレンダーを見てみるとあと一週間後。まだあれもできていないし、これもやっていない。あと一週間で出来るだろうか。う~ん、不安。

 そしてもう一つ。みんな一緒に卒業できるだろうか。まだ補習が終わっていない生徒にはっぱをかけているところだ。間に合うだろうか。これも、不安。

 一人ひとりに課題があって、やるべきことがある。ただこのランチの時間だけは特別だ。やらなければいけないこともあるけれど、この時ばかりは美味しいものを全力で味わいたい。今日もハレルヤ時間、お昼休みは10分短縮。ご飯をかきこんで、急いでみんな4限に行く。49回生の喜ぶ顔が見たいから、私も頑張ろう。そしてみんなで卒業を迎えて、みんなで喜びを分かち合いたい。

(T.Y)



2019年2月20日水曜日

今日のランチ(2019.2.20)

そぼろビビンバ丼・もずくスープ・牛乳・フルーツポンチ

0220

 

  2月も終わりに近づいてきました。気温も温かくなったり寒くなったりの繰り返し。みなさん体調はいかがでしょうか。1月終わりから体調の不安定な私は、ずっと風邪が治らず鼻声です。気温がもっと上がれば治る気がするのですが…。それでも、学年末に向けて頑張りたいと思います。

 さて、今日のランチは、そぼろビビンバ丼。そぼろが美味しかった。そしてフルーツポンチ。心が癒されるメニューだ。だから、落ち着いてゆっくり食べたかったのに、ハレルヤ合唱練習のためにランチ時間が短縮に。ドタバタで掻き込むことになってしまいました。

 いつも美味しい敬和のランチ。ゆとりを持って味わいたい。そう感じる時間でした。

(S.T)



2019年2月19日火曜日

今日のランチ(2019.2.19)

食パン・チキンバジル焼・キャベツソテー・クリームスープ・牛乳・オレンジ

 0219

 

 先週の13日(水)に自宅に帰ると、娘がキッチンと居間のテーブルを占領していた。翌日14日のイベントへ向けて「友チョコ」なるものを大量に作成していたからである。板チョコだけで10数枚、泡だて器、流し込むカップ、飛び散る粉……。親父の遅い夕食は、テーブルの隅で小さくなって頂くこととなった。

 

 オーブンで焼き上げる隙間時間を使い、友達とSNSで進捗具合を報告しあう。友達が次々にアップする完成品の写真に「いいね」を送りながら、「あといくつ焼かねばならん」と奮闘していた姿は、ほほえましくも、睡眠時間を削ってまですることなのかと心配でもあった。

 

 翌日、大きな袋に完成品を詰め込んで登校し、その袋にはいただいた「友チョコ」を大量に詰め込んで帰ってきた。これは誰ちゃんの手作り、こっちは誰それのお勧め既製品という説明を笑って聞きながら、ふと原始時代の物々交換のようだなと思った。

 

 自分のものと相手のものを交換する。そのときこっちが高いとか安いとかよりも、お互いがその品に満足するかが大事である。互いの気持が通えば交換は成立する。そう考えると、昭和の時代に告白のイベントだったものは、仲間とのつながりやコミュニケーションを補完する物々交換に変容を遂げていた。

 

 

 2月入試で14日がお休みだった敬和でも、翌15日から今週にかけて似たような風景が見られた。社会が大きく変貌するこの時代、彼らは何を大事にすべきか、本能で感じ取っているように見える。彼らの目には共生、共働、共育の姿が見えているのかもしれない。食パンに挟んだチキンバジル焼をほおばりながら、柔らかな新しい風を感じている。

(S・K)



2019年2月18日月曜日

今日のランチ(2019.2.18)

ごはん(しそ味ひじき)・サケ塩焼・五目きんぴら・ちゃんぽんスープ・牛乳・シュークリーム

0218

 

 留学生がいるクラスで厚切りジェイソンについて話す機会があった。日本の漢字やことわざについて学ぶ上で理不尽なことや疑問に思ったことを『Why Japanese people?』と叫ぶ芸でお茶の間を賑わせたあの厚切りジェイソンです。整数を扱っていた授業だったので1,2,3・・・という流れだったと思います。『一、二、三…。パターンだね。・・・四・・・。Why Japanese people!』後で知ったのですが、英語圏での通り名はPotato Jason。厚切りってポテトのことだったんですね。勝手にベーコンをイメージしていました。(因みに、調べてみると厚木市在住から厚切りとなったようです。ポテト関係ないですね。Why Potato Jason?)

 そして、妙にランチレポートに対してまじめな性格の私は、ランチについても書きます。昆布のことをこぶという方がいらっしゃいますよね。サケのことをシャケという方もいらっしゃいます。サケの塩焼がおいしかったです。

(Nm3)



2019年2月16日土曜日

今日のランチ(2019.2.16)

バターロール・クリームシチュー・ツナサラダ・牛乳・マスカットゼリー

 0216

 

 49回生自宅学習期間中。今日は土曜日ですが、在校生が卒業礼拝の第2部、49回生を送る会の準備の日です。

 

 それぞれ学年ごとに趣向を凝らして、卒業生に感謝の気持ちを伝えるために一生懸命練習していました。それも生徒実行委員が中心となって、企画立案と練習を主導します。

 この練習風景を見るたびに感じるのは、実行委員として活動できるのかが不安だった生徒が「この子がここまでできるんだ」という驚きです。敬和は行事を通して成長を促すことに重きを置いている学校ではあるものの、さてどこまでできるのやらと初めは思ってしまうこともあります。

 でも誰かに感謝を伝えようという気持ちがあるから大きく変わっていけるのかもしれません。

 さて今年は誰がどこまで化けるやら、乞うご期待を。

 

 その変化を大きく支えてくれるランチ、今日はクリームシチューとロールパンです。これを食べてすてきな送る会にできるよう、頑張りましょう。

 

今日もランチ、ごちそうさまでした。

 

(さいえんす・ふぃくしょん)



2019年2月15日金曜日

今日のランチ(2019.2.15)

中華丼・春雨サラダ・わかめスープ・牛乳・マンゴープリン

0215

 

 中華丼は熱い。そのとろみのお陰で熱がこもり続け、今まで何人の口内を火傷させてきただろうか。よく考えれば、少し待ってある程度冷ましてから口に運べばいいだけだが、そこが待てないのだ。熱いものを「熱い、熱い」と言いながら口に放り込み、口から機関車さながらに湯気を噴出しながら食べる。これが中華丼の醍醐味だ。合理的ではない。しかし合理性から離れたところに楽しみはある。「人間には痛みを受け入れる覚悟が必要な時があるのだ」などと嘯きながら、中華丼に食らいつく。

 

 敬和の中華丼の特徴は、その具材の多さにある、うずらの卵、エビ、にんじん、白菜・・・とにかく主役級の面子が勢ぞろい。オールスターの様相を呈している。これに満足できない人は舌が肥えすぎています。中国に行って究極料理探究の旅でもして下さい

(M2)



2019年2月12日火曜日

今日のランチ(2019.2.12)

ソフト中華麺(塩野菜スープ)・ししゃもフライ・茎わかめサラダ・牛乳・バナナ

0212

 

 先週3日間スキー教室引率のお手伝いで、樹氷で有名な蔵王温泉スキー場へ行ってきた。今年は暖冬の影響で雪が少なく、樹氷も約半分程度で木々がむき出しのところもあった。一方で例年になく天候にも恵まれ、山頂付近から樹氷の間を抜ける「ザンゲ坂コース」は眺望も良く生徒も大興奮であった。

 

 このような行事は生徒と話すチャンスだ。リフトに乗る際はなるべく生徒と一緒に座り質問攻めにする。「何中?」から始まり「なぜ敬和に来たか?」「今の敬和生活に満足か?」「クラスはどう?」生徒にとっては鬱陶しいかもしれないが、あまり絡んだことの無い生徒を知るよい機会だ。

 

 その中で「敬和に来たのは学校が楽しそうだから。」という男子がいた。礼拝のお話で、以前の学校は「教室の雰囲気に溶け込めなかった」と語ってくれた生徒もいた。教室へ入りづらい、息が詰まる、などの話も聞く。どうやら今の時代、学校は楽しくない場所であるらしい。

 

 固定されたクラス内のカースト、いじめやいじり、教師の心無い発言、受験のための授業など、様々な問題がそこにはある。敬和も問題が無いわけではない。しかし、こうして学校を離れ自然に触れ、クラスを解体し班別講習する行事が、生徒の心と体をリフレッシュさせ、達成感を生み、自己肯定感を高めていることは間違いないだろう。

 

 「行事はただの思い出作り」ではなく大切な学びの場である。今日のランチホール、1年生が少しだけ大人に見えるのは気のせいだろうか。進路デーを経た2年生も、なんとなく顔つきがきりっとしてきたようだ。こうしてみんな「敬和生」になってゆくのだな、と頼もしさを感じながらソフト中華麺をすするのであった。

(S・K)



2019年2月8日金曜日

今日のランチ(2019.2.8)

オムハヤシ・生野菜サラダ・コンソメスープ・牛乳・パンプディング

0208

 

 静かだ。ほぼ2年生しかいない友愛館も、まるで雪の積もらぬ外の景色も。奇妙な静けさと落ち着きに満ちている。嵐のように吹き抜けていった日々がふと止まり、気が付けば3年生の卒業がもう近い。そして次の世代がまた学校の中心になっていく。特に敬和での三年間はアップダウンが激しく、そこに慣れてしまうと、平穏無事な凪ぎの日々に物足りなさを感じる。私自身も例えばあれだけドラマを繰り広げた生徒たちが学校にいないとなんとなくさびしく思う。去年の新潟の雪はすごかったが、今年は全然降らなくて物足りないのと同じだ。きっと様々な苦労を含めてこそ幸福が味わい深くなるのだろう。今日はオムハヤシ。豪華な幸せが口いっぱいに広がる一品だ。これを食べたら、次の嵐に備え、また長い道のりを走っていこう。

(M2)



2019年2月7日木曜日

今日のランチ(2019.2.7)

菜めし・ハンバーグ・マッシュポテト・かぼちゃスープ・牛乳・ミニケーキ

0207

 

 生徒とスキーの話をしていたときのこと。私はスキーができない。すると生徒からは「えー、なんでー?」なんでって、なんでって、できないものはできないのよね、と思いながらも必死の抵抗で反撃に出た。「福岡はね、雪積もらないから。スキー場も人工のしかなかったし。」これで納得するかと思いきや今度は「なに、その人工スキー場って。」ときた。私のスキーデビューは人工芝が一面に敷き詰められた緑色のゲレンデだった。辺り一面緑色。坂の頂上まできちんとリフトで上がる。そして、ロウがたっぷり入ったトロ舟のようなものにスキー板ごと自分で入る。巨大な装置で水が撒かれ、ひたひた状態になった芝の上を水しぶきをあげながら滑る。これが大変なのだ。一度転ぶと、もうびちゃびちゃに濡れる。
 今度こそ納得してくれたかと思ったら、大笑いし始めた。「それってちゃんとスキーウェア着て滑るの?」「そうだよ」私はこのために、母にスキーウェアを買ってもらったのだ。「ロウって、ろうそくの?ツルツル滑るように?」「そうだよ」これがないと、滑っている途中でぴたっと停止してしまうのだ。「あははははは」…幸せそうで、何よりです。
 
みんな楽しんでるかなぁ、とスキー教室に行っている一年生のことを思う。
 
 今日のランチはハンバーグ。あのスキー場の食堂で食べたのも、ハンバーグだった。同じテーブルにいた男の子の口の周りが、ハンバーグに添えられていたナポリタンで、オレンジ色だったこともよみがえってきた。今日のデザート、チョコレートケーキも強敵だ。カカオパウダーで口の端が茶色くなってしまった。食べ終わってから、鏡でチェックしなきゃと思っていたのに忘れていた。ショックです。
(M.A)

 



2019年2月6日水曜日

今日のランチ(2019.2.6)

焼きそば・ナムルサラダ・中華スープ・牛乳・いちご杏仁

0206

 

 本日は進路デイズ1日目。今日、明日と2年生にとっては進路について考える大切な二日間となります。チャペルで話を聞く姿はいつもより少し真剣な様子でした。生徒と一緒に、人生を振り返るワークショップに取り組みました。生まれてから17歳までの自分を思い出し、折れ線グラフを作ってみるというものでした。

 幼稚園、お弁当の時間にみんなの前に出て「いただきます」の一言が恥ずかしくて言えず、泣く。小学校低学年、女の子に名前をからかわれ、泣く。中学校、生徒会長に推薦され、泣く。高校、練習がきつくて、泣く。泣いてばかりのS少年の将来の夢は警察官でした。しかし、ニュースで危険な事件を見て怖くなり、警察官を断念。S少年は大学に進学し、教職を取りながら教師を目指すようになりました。

 ゆっくりと流れる時間の中で子供たちと楽しい時間を過ごさせてもらっている今、折れ線グラフは上に伸びています。

(S.K Ⅱ)



2019年2月5日火曜日

今日のランチ(2019.2.5)

ごはん(のり佃煮)・五目厚焼玉子・チンゲン菜煮ひたし・味噌おでん・牛乳・蒸しケーキ

0205

 

 昨日、金沢地方気象台から「北陸地方に春一番が吹いた」と発表があった。新潟は午前4時までの最大週間風速が17.8メートル。気温は12度であった。富山、福井でも前日よりも高い気温で風速が10メートル以上あり、南よりの風が吹いたための発表だそうだ。

 

 今日は昨日と打って変わって冷たい風だったが、「春一番」と聞きキャンパス内を歩くと、少しずつではあるが春の兆しがそこここに見られた。桜のつぼみは固く小さいが、少しずつ大きくなっている。欅の木も新芽のかすかなふくらみが見える。進入路脇の菜の花は着実に葉を広げている。

 

 学校でもハレルヤの練習が始まった。49thを送る準備が着実に進んでいる。心をこめて送ることができるものは、心をこめて送られる。また、新入生に心をこめて接することが出来るようになる。寮を中心として、別れと出会いを丁寧に行ってきた敬和は、今年もその伝統を守っている。

 

 別れと出会いの季節はすぐそこまで来ている。送られる49thがいないランチホールで、別れと新たな出会いを控えた彼らを思う。前途洋洋よりむしろ前途多難を願う、と言ったのは壇一雄である。そのほうが人生の実りは大きいからだそうだ。冷たい風の中、雄々しく巣立とうとしている彼らに神様の恵み豊かにあらんことを。

(S・K)



2019年2月4日月曜日

今日のランチ(2019.2.4)

ごはん(ふりかけ)・サーモン香草焼・小松菜ソテー・坦々スープ・牛乳・ミニアップルパイ

0204

 

 小学生のとき、図書館で『タンタン』の冒険という漫画と出会いました。ベルギーの作家、エルジェによって書かれた作品で、日本の漫画と違った雰囲気が魅力的でした。今でもときどき、読みたくなったりします。中でも月に行くシリーズが好きでしたが、今思うと新聞記者の『たんたん』と船乗りのハドック船長がなぜ月に行ったのでしょうか。謎です。謎といえば、インターポールのデュポンとデュボンの見た目が、まったく同じなのに双子じゃないという設定には一切、納得できません。是非みなさんも『坦々』を読んでみて欲しいと思います。

 さて、ランチに出るミニアップルパイには、プルーンが入っています。目に良いと言われています。アントシアニンが入っているからだそうです。牛乳と一緒に頂くとおいしかったです。

(Nm3)



2019年2月2日土曜日

今日のランチ(2019.2.1)

ごはん(梅びしお)・豚肉生姜焼・野菜ソテー・味噌汁・牛乳・りんごゼリー

0201

 

 生姜焼きが運命を切り拓く。それが代々A氏の家に受け継がれてきた予言である。若かりしA氏はそれを信じ、生姜焼き定食を食べながら誘われたねずみ講に入り、全財産を失う羽目になった。

 失意の底にあって彼を救ったのは、老いたボクシングトレーナーのB氏であった。路上をさまよいごみをあさるA氏の貪欲な瞳と喧嘩相手を圧倒する抜群の身体能力に目を留めたB氏は彼をスカウトし、自身が経営するボクシングジムにつれて帰った。その夜食べさせてもらった生姜焼きの美味さは忘れることが出来ないと、後にAは語っている。

 彼はすぐに頭角をあらわし、メキメキと成長。往年の名トレーナーの最後の秘蔵っ子として世界に躍動。3階級制覇を成し遂げた。強さの秘密を問われ、試合前日の大盛りの生姜焼き定食だと答えたことから、付いたあだ名は「デビルジンジャー」。しびれる試合展開と悪魔的強さが多くのファンの心を鷲づかみにした。

 現在、A氏は引退し、ジムを経営している。新入りに振舞われる最初の晩餐は、もちろんA氏の手作り生姜焼き。運命を切り拓くのは、生姜焼きと自分を信じる心である。

(M2)