菜めし・イカフライ・キャベツソテー・味噌汁・牛乳・ミニエクレア
料理において、「旨味」はどのようにして生まれるのだろうか…?
まるで海底に眠る宝箱のように、味の裏側に隠された「だし」の存在。
まるでエースが投げ込む渾身の直球のように、ズバリと舌全体に響く「スパイス」の閃き。
そして友愛館に入った瞬間に、まるで鼻腔から脳みそ全体を鷲掴みにされるような、見えない「匂い」の力。
そしてまた1つ、旨味に繋がる道を今日のメニューから見出した。
今日のイカフライでは、カリッとしたきつね色の衣が包み込む柔らかいイカ、その全く相反するベクトルが口の中で奏でる絶妙の「意外性(シンフォニー)」。
暦は9月を数え、まだまだ残暑は続いているが、季節の移り変わりと共に、食欲の秋の足音を確実に感じた昼下がりであった…。